戸出駅
戸出駅(といでえき)は、富山県高岡市戸出町二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)城端線の駅である。 歴史![]()
駅構造![]() 相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅である[19][20]。木造駅舎を有する。城端方面下りホームへは跨線橋で連絡している[19]。高岡方面には保守用側線がある[20]。 北陸広域鉄道部が管理し[21]、高岡市の補助を受けたJR戸出駅利用促進協議会が駅業務を受託する乗車券類簡易委託駅であり[22]、2001年(平成13年)7月1日から戸出駅利用促進協議会から委託された3名の業務員が出改札等の業務にあたっている[17][23]。2016年(平成28年)12月1日には同月を以て終了した青春18きっぷの常備券の発売が行われた[24]。 2000年代半ば頃、自動券売機(食券タイプ)が設置されたこともあったが、後に撤去されている。トイレは改札外にある。 駅舎は中越鉄道から請け負った西砺波郡戸出町の川合市兵衛および、東砺波郡油田村の平松達次郎によって施工され、1896年(明治29年)10月10日に竣工した(建設費は297円50銭)[1]。増築などはされているが全面改築されたことはなく、躯体は中越鉄道開業当時の木造平屋建桟瓦葺である[25]。富山県近代歴史遺産に指定されている[25]。 跨線橋は第二次世界大戦中、金属類の供出のため一旦取り壊された[8]。戦後、住民および町の要望により再度架設されることとなり、川田工業の施工により1954年(昭和29年)12月15日より供用を再開した[8]。 のりば
利用状況「富山県統計年鑑」と「高岡市統計書」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は852人である[26]。
駅周辺
バス路線
機関車中越鉄道開業時、最初に使用された機関車「中越弁慶号」は戸出駅東側にあった機関庫で組み立てられた。機関車の材料部品はイギリスのナスミス・ウィルソン社製であり、伏木港にて川舟に積み換えられた後に千保川、玄手川を利用して柳島(現在の高岡市西藤平蔵柳島地区)まで運ばれ、その後陸送で戸出機関庫へ運び込まれて組み立てられた[29]。砺波市のチューリップ公園に展示されている蒸気機関車もここで組み立てられたものである[29][30]。 →「国鉄1100形蒸気機関車」も参照
隣の駅脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク
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