平泉バイパス平泉バイパス(ひらいずみバイパス)は、国道4号のバイパス道路である。 概要道路諸元
概説平泉町内を通る国道4号(現道)は旧規格の2車線で歩道が狭く、特に春と秋の藤原まつり開催時は交通規制が行われるため大渋滞が起きる。このため迂回路として1981年からバイパス事業が進められ1984年9月に着工、1999年11月に南半分を暫定2車線で供用開始している(交差する道路の高舘橋も架け替え)[1]。また北半分は柳之御所遺跡の世界遺産登録に伴う調査のためルート変更を余儀なくされ、北上川ギリギリに沿う形となった(川の筋も同時に一部変更)。当初2007年度に2車線供用(暫定)予定だったのが1年ずれ込み、2008年8月5日14時に全線開通した。 この延期について、国土交通省側は大雨等による工事の遅れと予算不足が原因と説明しているが、一部には民主党がガソリン税の暫定税率廃止を訴えていることに対する意趣返しとして国交省側が小沢一郎代表の中選挙区時代の地元での工事をストップさせていたとする見方もある[2]。 北半分は世界遺産に登録された平泉史跡群を構成する「柳之御所遺跡」の景観を保護する観点から、バイパスを走行する車両が遺跡公園から極力見えないよう、道路両側に盛土をして切り通し(半地下)状態とした。さらに信号機も当バイパス全区間において濃い茶色のデザインアームLED式を採用し、制御線も全て地中配線している。 なお案内標識の国道4号アイコンは当BP側にのみ表記され、旧道側に国道アイコンはバイパス全通当初から表記されていない。のちに旧道区間は2015年4月1日付けで国道指定より外され、「岩手県道300号三日町瀬原線」へ移管された(平泉字瀬原T字路~当BP北口十字路間は「岩手県道37号花巻平泉線=宮城県道・岩手県道49号栗駒平泉線重複」へ変更)。 地理交差する道路
交通量2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
出典
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