婦警さんは魔女
『婦警さんは魔女』(ふけいさんはまじょ)は、1983年1月5日から同年3月30日まで、TBS系列(北陸放送を除く)で放送されたテレビドラマ。全12話。 魔女と人間のハーフである婦人警官・辰巳すみれの活躍を描いた作品である[1]。 1974年4月スタートの「事件狩り」以来、水曜20時台にTBSと大映テレビが共同で制作した連続ドラマは本作品が最後となった。また、本作終了2日後にフジテレビ系列へのネットチェンジ(JNN脱退・FNN加盟)を控えた福島テレビにおけるTBS系水曜20時台の同時ネットも本作品が最後となった[2]。 2021年2月18日から25日まで毎週月曜から金曜23:00からTBSチャンネル2で2話まとめて再放送された[3]。(ただし2月24日は23:10から) 「噂の刑事トミーとマツ」の松崎しげるや国広富之のほか「夜明けの刑事」、「明日の刑事」などのレギュラー出演者も多数レギュラー出演しこの枠の最後を飾った。 ストーリー植木職人の父・勇造と暮らしている辰巳勇太・すみれの兄妹は、日の出署にそれぞれ勇太は捜査員として、すみれは交通課員として勤務する警察官であった。すみれは、母・タカの遺言により、実の家族だと思っていた辰巳家と自分はアカの他人だと知る。タカはすみれと出来の悪い兄勇太との結婚を切望していた。また息を引き取る際にすみれの実母が生前に書いた手紙を手渡した。その手紙で、すみれは実母が魔女であり、自分が魔女と人間のハーフであることを知り驚く。養父・勇造には思い当たる節があった。幼い頃、悪ガキだった勇太にいじめられ泣きじゃくるすみれを慰めるが、その犯人である勇太が自力では登ることが不可能な場所に置かれて彼もまた助けを求めて泣いていたのだ。すみれの魔力によるものだった。 そんなある日、銀行強盗を目撃したすみれは犯人を追跡し、知らせで駆けつけた勇太の働きを見守っていたがそのひどさにヤキモキし、見ていられずに思わず目をつぶってしまった。すると絶体絶命の勇太が忽然と消えてしまった。初めて自分の超能力を自覚したすみれ。勇太は大手柄だが、魔力を使ったすみれには憧れの日の出署科学捜査研究所の研究員・高木俊介を前に魔界からペナルティが下される。 毎回、以上のようなドタバタ劇を展開しながら、すみれと勇太、そして高木との三角関係も描いていく。 魔界側もすみれの魔力を行使せざるを得ない事情を考えるようになるが、掟は掟と条件付きで許すことを告げる。しかし、それでも勇太の危機に魔力を使おうとするが、何故か魔法が使えない。だが、勇太はいつもの如く魔力に操られ次々と敵を倒していく。その魔力を行使していたのは意外な人物であり、勇太は大手柄ののちその人物はすみれの視界から消えた。そんな中、日の出署を高木が去るという出来事にショックを受ける。そんな高木から、後日すみれ宛に手紙が届く。実は最後に魔法を使ったのは高木であり、高木もまた魔女の子だったのである。高木はすみれが魔法を使って勇太を助けていた事、その度にペナルティを受けていた事を知っており、そんなすみれの今後のため、高木はすみれの持つ魔力を全て吸い取り、すみれが二度と魔力を使えないようにしたのだった。高木は日の出署を辞め、さらなる研究のためアメリカに留学する事が決まっているが、魔界側は魔力を使った高木へのペナルティとして、高木が留学を終えて帰国後も1年間はすみれと接触することを禁じてしまった。だが、いずれは解禁となるので、その際は必ず一番にすみれに会いに来る事を約束し、そして、すみれを愛している事を手紙の中で告げ、再会した時に答えを聞かせて欲しいと書かれていた。養母の義兄との結婚をという願いは応えられないほどに、すみれの心の中には高木に対する想いが育まれていたため、心の中で想いを告げることを決意するすみれだった。 出演スタッフ
主題歌・挿入歌
サブタイトル
脚注
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