大相撲平成24年3月場所大相撲平成24年3月場所(おおずもうへいせい24ねん3がつばしょ)は、2012年3月11日(日)から3月25日(日)まで、大阪府立体育会館で開催された大相撲本場所。 場所前の話題などこの年の2月、大阪場所担当部長に貴乃花親方が就任してそのPR活動が世間の注目を浴びており、観客動員数が増えることが期待された。 前場所で初めて優勝した大関把瑠都の横綱昇進がかかっており、その結果が期待された。 関脇鶴竜が前場所までの2場所に関脇の地位で連続10勝をあげており、結果次第では場所後の大関昇進の可能性もあるということで、その結果が期待された。 番付・星取表
優勝争い綱取り大関把瑠都は4日目に大関取りを狙う関脇鶴竜に敗れて土。6日目には全勝は横綱白鵬と鶴竜の2人となり、それを稀勢の里を除く4大関と平幕4人の8人が追う展開となった。7日目にはそのうちの把瑠都と翔天狼を除く6人が敗れ、前半戦終了時点で早くも全勝2人、1敗2人という展開になっていた。 中日に鶴竜は稀勢の里に敗れて土がつき、白鵬と1敗2人はそれぞれ白星だったが、翌9日目に白鵬は鶴竜に敗れて土がつき、1敗4人と2敗が3人という優勝争いに変わった。10日目も1敗4人は変わなかったが、把瑠都と翔天狼は11日目からともに連敗し、12日目終了時点では1敗2人を大関日馬富士が追う展開へと変化した。13日目白鵬は稀勢の里に敗れて2敗、日馬富士は把瑠都に敗れて3敗にそれぞれ後退したが、鶴竜は1敗を守り単独トップ。翌14日目も鶴竜、白鵬が共に勝って優勝争いは千秋楽にもつれ込んだ。 千秋楽、鶴竜が先に土俵へ上がり、勝てば14勝1敗で初優勝が決まるところだったが、平幕の豪栄道にあっさりと敗れて2敗。白鵬は把瑠都に勝って2敗をキープしたため、この2人による優勝決定戦が行われることになった。優勝決定戦は上手投げで白鵬の勝ち。白鵬が千秋楽逆転で2場所ぶり22回目の幕内最高優勝となった。 各段優勝・三賞
トピック場所後に関脇鶴竜の大関昇進が正式に決まり、綱取り大関把瑠都は10勝5敗で綱取りに失敗したため、史上初の6大関時代へと突入することになった。 場所後の2012年4月25日に元小結垣添と元幕内剣武が現役を引退した。垣添は年寄押尾川を襲名し、藤島部屋付き年寄となった。[1] 脚注
|
Portal di Ensiklopedia Dunia