大人の休日倶楽部大人の休日倶楽部(おとなのきゅうじつくらぶ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が提供する会員組織である。 概説JR東日本および北海道旅客鉄道(JR北海道)の運賃・料金が割引になるほか、会員限定きっぷの販売や各種特典のサービスを受けることができる。 ビューカードの一種である「大人の休日倶楽部ミドルカード」ないし「大人の休日倶楽部ジパングカード」[注 1]への入会が必須であり[1]、会員割引のきっぷの購入には、「大人の休日倶楽部カード」でのクレジットカード決済[注 2]が必須となる[2]。 会員の種別大人の休日倶楽部ミドル満50歳以上64歳以下が入会できる。[注 3]年会費は、「大人の休日倶楽部ミドル」としての年会費2,100円とカード年会費524円の合計2,624円[注 4][3]。 大人の休日倶楽部ジパング「JR東日本ジパング倶楽部」をベースとして特典を発展させたものとなっており、男性は満65歳以上、女性は満60歳以上が入会できる「個人会員」と、夫婦のどちらかが満65歳以上であれば夫婦で入会できる「夫婦会員」とがある[注 5]2024年4月1日より男女ともに満65歳以上に変更される予定で「夫婦会員」の新規募集を終了される予定。いずれも、自動的にジパング倶楽部にも入会することになる。年会費は、ジパング倶楽部の年会費とカード年会費の合計となり、個人会員4,364円[注 6]、夫婦会員7,458円[注 7][4]。 会員特典「大人の休日倶楽部」割引きっぷJR東日本およびJR北海道[注 8]管内の鉄道路線を片道・往復・連続で201km以上利用した場合、運賃および各種料金が割引となる。割引率は会員種別により異なり、以下となる[6]。 その他特典(共通)
会員限定きっぷ大人の休日倶楽部パス「大人の休日倶楽部」会員のみに提供されているフリーパス。新幹線(北海道版を除く)・特急列車・急行列車・普通列車(快速含む)の普通車自由席[注 12]が連続する4日間ないし5日間、何度でも利用可能である。また、普通車指定席も6回まで利用可能[注 13]となっている。但し利用可能期間が大幅に制約されているほか、購入期限が使用開始日の前日までであること[注 14]、グリーン車、寝台車、ホームライナーなどを利用する場合は運賃部分のみ有効となっている。毎年利用期間は異なるが、以下は2022年度の例[13]。
特別設定 Web限定 大人の休日パス上記の「大人の休日倶楽部会員パス」の設定がない2022年9月5日から9月14日に利用することができる、実質的に同じ効力を持つきっぷを「特別設定 Web限定 大人の休日パス」という名称で発売する[15]。 種類は「大人の休日パス(東日本スペシャル)」・「大人の休日パス(東日本・北海道スペシャル)」・「大人の休日パス(北海道スペシャル)」とあり、それぞれ「大人の休日倶楽部パス(東日本)」・「大人の倶楽部休日パス(東日本・北海道)」・「大人の倶楽部休日パス(北海道)」に対応しており、価格・有効期間・利用可能な列車およびフリーエリアが同一である。 利用期間が2022年9月5日から9月14日である以外の大きな違いは購入方法であり、「大人の休日倶楽部会員パス」がみどりの窓口や指定席券売機等、購入可能な手段が複数あるのに対し、「特別設定 Web限定 大人の休日パス」は「えきねっと」のみでの発売である。 大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ「大人の休日倶楽部」会員のみに提供されている往復+フリータイプのきっぷ。東京都区内駅または東北本線大宮駅以南[注 16]を発駅として富山県または石川県までの北陸新幹線往復と、富山県・石川県・福井県のJR線等(「北陸フリーエリア」)の新幹線・特急列車・急行列車・普通列車(快速含む)の普通車自由席[注 17]に乗り降り自由である。「東京(都区内)発」と、「川口・戸田公園~大宮発」とがある。以下は2022年度の例[16]。
トラブル事故事例2009年(平成21年)12月8日から12月21日までに「大人の休日倶楽部」ウェブサイトへアクセスしたパソコンが、コンピュータウイルスに感染した可能性があると発表された。このためJRではウイルスの感染確認および駆除のための外部サービス[注 20]の案内をウェブページ上に掲載し、当該期間のサイト利用者にウイルスの感染確認や駆除をするよう呼びかけ対応した[19][20]。 脚注注釈
出典
関連項目
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