名古屋貨物ターミナル駅
名古屋貨物ターミナル駅(なごやかもつターミナルえき)は、名古屋市中川区掛入町3丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。 営業キロ上は名古屋臨海高速鉄道あおなみ線荒子駅 - 南荒子駅間の駅であるが、線路等の施設は小本駅 - 中島駅間に広がる。 歴史
駅構造駅の北端は西名古屋港線小本駅 - 荒子駅間に位置し、本線から3本の着発線が分岐している。着発線の南端にコンテナホームがある。4面のコンテナホーム、6本のコンテナ荷役線、10本の仕訳線、3本の留置線を有する。日本で数少ない高架駅の貨物駅で、高架下は倉庫として利用されている。あおなみ線中島駅直近の高架上に3階建ての駅舎があり、駅舎内に営業窓口のJR貨物名古屋営業支店が入っている。 トラックプールがホームの北端のさらに北側(南荒子駅付近)と、ホーム南端の2箇所にある。南端のものは国道1号と直結している。トラックが出入りして線路とも交差するため、構内には第一種踏切が設置されている。 構内の入換・操車業務は、1980年(昭和55年)の開業時から名古屋臨海鉄道に委託されており[3]、構内の入換作業用に名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車が常駐していた。当駅構内は、東海道本線貨物輸送力増強工事により1998年(平成10年)に着発線と荷役線(ホーム直前まで)の電化が行われている[4]が、以後も荷役線に到着列車を押し込む等の入換作業は入換機関車によって行われる。2020年(令和2年)以降、JR貨物新鶴見機関区のHD300形ハイブリッド機関車が配属され[5]、名古屋臨海鉄道の機関車が置き換えられたが、構内運転業務は引き続き名古屋臨海鉄道の乗務員が担当している[6]。 取り扱う貨物
貨物列車・トラック便
集配エリアトラックによる集配が名古屋市内全域・愛知県尾北地方・三重県北勢地方を主体に行われている。名古屋神宮郵便局(旧・名古屋郵便集中局)への郵便物は当駅より運ばれる。 駅周辺当記事では駅舎周辺の主要施設や道路を扱う。他の地点案内は中島駅 (愛知県)#駅周辺を参照。
その他当初は笠寺駅から東海道新幹線に沿って南方貨物線が建設される予定だったが、沿線の反対により工事が中断し、1979年に再開される(のちに1983年に国鉄の投資抑制により再度凍結)。翌1980年に当駅が笹島駅の後継として先行開業する形となった。このため東京方面(東北本線系統)から当駅に発着する貨物列車は稲沢駅で機回し(方向転換)を必要とし、東京から関西・中国・四国・九州方面へ直行する列車は当駅を経由しない(稲沢駅では運転士交替のみ)。 当駅から北九州貨物ターミナル駅経由で福岡貨物ターミナル駅まで福山通運専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」、当駅から福岡貨物ターミナル駅まで西濃運輸ブロックトレイン「カンガルーライナーNF64」が運行されている[9][10]。 隣の駅脚注
関連項目 |
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