南浜町(みなみはまちょう)は、宮城県石巻市にある町丁で南浜町一丁目から南浜町四丁目を擁し、住居表示を全域で実施済[4]。旧石巻市南地、石巻市門脇字後谷地・門脇字善海田・門脇字土手東西・門脇字原田・門脇字浜の各一部に相当する。郵便番号は986-0835[2]。
概要
石巻市の中心部に位置しており、雲雀野町や門脇町とともに石巻南浜津波復興祈念公園として整備されている。東日本大震災で深刻な被害をうけ、罹災後は以前の賑わいの面影が見えないまでに被害を受けた。
地価
2022年(令和4年)一月時点での南浜町での平均地価は21,000円/m2(71,000円/坪)になっている[5]。
歴史
明治時代から大正時代のとき、当域では新田開発が盛んになり、湿地と耕作地(主に水田と桑田)が混在しており、家屋はほとんどなかった[6]。
昭和時代になると開発が進み、1938年には東北振興パルプ(現在の日本製紙の前身)が石巻に工場を建設したのを機に社宅を当域に建設したり、近隣に漁業関連施設や貨物鉄道画整備されたりした[6]。
高度経済成長期に差し掛かると、石巻市は工業都市として発展し始め、住宅地としての需要が増し、日和大橋の開通に伴い交通網も発展して開発は一気に加速していった[6]。
古くは門脇字(後谷地・善海田・土手東西・原田・浜)の一部であり、520人の応募から南地(なんち)と命名された[6]。なお、地名は『南地』、『船歌町』、『汐見町』の三つから選定された[6][7]。
南浜町の由来
『南浜町』という名称の由来は旧石巻市(合併前の石巻市)の南部にある浜であるからという説と、旧名称である『南地』から一文字を取ったという説がある[6]。
沿革
ここでは南浜地区(おおよそ日和山の麓)の沿革を述べる[6]。
施設
- 南浜町の施設
-
「がんばろう!石巻」
-
「がんばろう!石巻」と語り部
-
南浜つなぐ館
-
南浜つなぐ館の屋内
-
みやぎ東日本大震災津波伝承館
交通
道路・橋梁
バス
学区
域内の児童は石巻市立石巻小学校・石巻市立石巻中学校に進学する[11][12]。
人口
2021年(令和3年)2月末時点での人口は以下の通りである[1]。
丁目 |
世帯数 |
男 |
女 |
計
|
1丁目 |
2世帯 |
1 |
2 |
3
|
2丁目 |
1世帯 |
1 |
0 |
1
|
3丁目 |
3世帯 |
0 |
4 |
4
|
4丁目 |
2世帯 |
2 |
1 |
3
|
また、2020年(令和2年)3月末時点での住民基本台帳による年代別・男女別の人口は以下の通りである[1]。
世代 |
男 |
女 |
計
|
0歳-4歳 |
0 |
0 |
0
|
5歳-9歳 |
0 |
0 |
0
|
10歳-14歳 |
0 |
0 |
0
|
15歳-19歳 |
0 |
1 |
1
|
20歳-24歳 |
1 |
0 |
1
|
25歳-29歳 |
0 |
0 |
0
|
30歳-34歳 |
0 |
0 |
0
|
35歳-39歳 |
0 |
0 |
0
|
40歳-44歳 |
1 |
0 |
1
|
45歳-49歳 |
1 |
0 |
1
|
50歳-54歳 |
1 |
2 |
3
|
55歳-59歳 |
0 |
1 |
1
|
60歳-64歳 |
1 |
1 |
2
|
65歳-69歳 |
0 |
0 |
0
|
70歳-74歳 |
0 |
0 |
0
|
75歳-79歳 |
1 |
1 |
2
|
80歳-84歳 |
0 |
0 |
0
|
85歳-89歳 |
0 |
0 |
0
|
90歳-94歳 |
0 |
1 |
1
|
95歳-99歳 |
0 |
0 |
0
|
100歳-104歳 |
0 |
0 |
0
|
105歳-109歳 |
0 |
0 |
0
|
110歳- |
0 |
0 |
0
|
東日本大震災
南浜町での東日本大震災の震度は概ね6弱であったと推測され、域内の犠牲者は218人(石巻市内で2番目に多い犠牲者数)で場所によっては7m以上の津波が押し寄せた[13][14][15]。
また、域内の世代・男女別の犠牲者・死亡率は以下の通りである[16]。
世代と性別 |
犠牲者 |
死亡率 |
当時の人口
|
男性 |
99 |
8.01% |
1236
|
女性 |
119 |
8.51% |
1398
|
15歳未満 |
9 |
2.81% |
320
|
15-64歳 |
85 |
5.45% |
1560
|
65歳以上 |
124 |
16.56% |
749
|
合計 |
218 |
8.28% |
2634
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関連項目
脚注
参考文献
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| 石巻本庁 |
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河北総合支所 | |
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雄勝総合支所 | |
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河南総合支所 | |
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桃生総合支所 | |
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北上総合支所 | |
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牡鹿総合支所 | |
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注 | |
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カテゴリ |