六原駅
六原駅(ろくはらえき)は、岩手県胆沢郡金ケ崎町三ケ尻丹蔵堰(みかじりたんぞうぜき)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線の駅である[2]。 歴史
駅構造駅舎側から、下り本線(1番線)用の単式ホーム1面1線と、上り本線(3番線)と中線(2番線、予備ホーム)用の島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である[2]。構内は金ケ崎町と北上市にまたがる(駅舎は金ケ崎町内)。 単式ホームは駅舎に面しておらず、駅舎と両ホームは跨線橋で連絡している。これは「貨物取扱・専用線」の項で触れる三菱製紙北上工場の旧専用線が駅舎と単式ホームの間を通っているためである。 北上駅管理の無人駅で[新聞 1]、乗車駅証明書発行機が設置されている。2019年(平成31年)3月16日ダイヤ改正までは業務委託駅(JR東日本東北総合サービス委託)であった。 なお、2024年(令和6年)4月より、JR東日本盛岡支社によって、当駅の駅舎を物販や軽飲食を主体とする店舗として利活用することに向けて準備工事が実施されている[報道 3]。工事期間中に、当駅の駅舎内にあった駅事務室部分がJR東日本盛岡支社より地域事業者へ譲渡され、待合室の美化、屋根の防水、店舗スペースの整備などといった工事が実施され、2024年(令和6年)12月12日に喫茶・雑貨店舗「キチ商店」が開業した[報道 2][報道 3][新聞 5]。 駅構内(島式ホーム南端部近く)には、岩手県内の東北本線で唯一の第4種踏切「花沢踏切」がある。上下本線と中線、中線から分岐する保守車両留置線の計4線に、使用していない旧専用線の2線も加えると計6線を横断する。2つのホームの幅の分も加わるため横断距離は40メートル以上になる[5]。 のりば
※2番線は2014年(平成26年)1月時点で、定期旅客列車の使用はない。
貨物取扱・専用線JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物・専用線発着の車扱貨物の取り扱い駅となっている。 本線西側に沿って北上、旧北上ハイテクペーパー(現・三菱製紙北上工場)へ至る全長0.8キロメートルの専用線がある[2]。この専用線は、紙製品の発送や、酒田港駅から輸送された液体塩素の搬入などで使用されている。工場の前を通る国道4号からは専用線の末端部分や車止めを見ることができた。 貨物列車は、2012年(平成24年)のダイヤ改正まで、陸前山王駅発八戸貨物駅行きの臨時専用貨物列車が停車し、貨車の解放・連結を行っていた。解結を実施する列車は下り1本だけのため当駅を出発し仙台方面へ向かう貨車は一旦盛岡貨物ターミナル駅へ向かい、同駅で上り列車に継走されていた。 2012年(平成24年)3月のダイヤ改正で貨物列車の停車が無くなり、六原オフレールステーション(略称、六原ORS)が開設された。2014年(平成26年)現在は水沢駅との間で2往復のトラック便が運行されている[7]。 利用状況JR東日本によると、2000年度(平成12年度) - 2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
駅周辺
隣の駅脚注記事本文注釈
出典
報道発表資料
新聞記事
利用状況
関連項目外部リンク
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