全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(ぜんこくちいきサッカーチャンピオンズリーグ2024)は、2024年11月8日から11月24日まで茨城県、静岡県、島根県及び京都府で行われた48回目の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)である[1]。
概要
2024年10月11日に日本サッカー協会 (JFA) より大会要項が発表された[1]。なお、2023年12月24日に行われたJFA臨時評議員会で審議された2024年事業計画書においては、1次リーグのうち中国サッカー協会所管分について岡山県美作ラグビー・サッカー場(岡山県美作市)で開催する計画とされていた[2]が、のちに島根県での開催に変更されている。
大会そのもののレギュレーションについては前年度(2023年大会)のものを踏襲しているが、日本フットボールリーグ (JFL) 所属のソニー仙台FCが2024シーズン限りでチームとしての活動を終了することを決定し、JFLに退会届を提出したことを受けて[3]、2024年10月3日に開催されたJFL理事会において、ソニー仙台FCの退会届を受理した上で、JFLと地域リーグの入れ替えについて、JFL規約に基づき「JFLの最下位と地域CL 1位が自動入れ替え、JFLの15位(最下位の次)と地域CL 2位が入れ替え戦」としていたものを、次のとおりに変更することにした[4]。
- 地域CL 1位はJFLへ自動昇格、地域CL 2位はJFLのソニー仙台を除いた最下位チームと入れ替え戦を行う(JFLからの自動降格は実施しない)。
- 地域CL 1位と2位のいずれかのみがJFLの入会基準を満たす場合、基準を満たしたチームがJFLへ自動昇格する(入れ替え戦は実施せず、ソニー仙台を除いたJFL最下位もJFLに残留する)。
- 地域CL 1位と2位のいずれもJFLの入会基準を満たさない場合、地域CL 3位→4位の順でJFLの入会基準を満たしたチームを自動昇格する(入れ替え戦は実施せず、ソニー仙台を除いたJFL最下位もJFLに残留する)。
会場
出場チーム
2024年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ参加クラブの所在地
JFAの発表した大会要項[1]に基づく。
- 2024年度各地域リーグ優勝チーム (9チーム)
- 第60回全国社会人サッカー選手権大会出場チームより最大3チーム(JFL入会を希望し、ベスト4以上かつ地域最上位リーグに所属し、1.により出場権を獲得していない上位3チーム)
- 1.および2.の条件で12チームに満たない場合は各地域リーグで2位となったJリーグ百年構想クラブを補充する(複数存在する場合はJリーグ百年構想クラブに承認された順序が早いクラブを優先する。また、この要件での出場権獲得は各クラブ1回限りとする)。
- 1.及び2.の条件で12チームに達したため、適用せず(仮に適用された場合、関東1部2位の東京23FCが対象であった)
- 1.から3.の条件で12チームに満たない場合は、地域リーグ2位チームの中で、JFLへ入会を希望するチームを「2010年6月末の全国社会人サッカー連盟加盟登録チームの多い順番(関東→関西→九州→東海→北海道→中国→北信越→東北→四国)」で巡回し輪番により補充する(2024年度は東北→四国→関東の順)。
- 1.から3.の条件で12チームに達したため、適用せず
試合方式
JFAの発表した大会要項[1]に基づく。
- 1次ラウンドは出場12チームを4チームずつ3グループに分け、1回戦総当たりリーグ戦を戦う。各グループ1位の3チームと、各グループ2位のうち成績最上位チームの計4チームが決勝ラウンドに進出する。決勝ラウンドも4チームが1回戦総当たりリーグ戦を戦う。
- グループ分けについては、2024年10月26日にJFA事務局の入居するトヨタ東京ビル内会議室にて行われ、関西サッカーリーグの公式YouTubeチャンネルで生配信された[6]。
- 各地域リーグ優勝チームのうち1次ラウンド会場を含む地域である3チーム(ひたちなか:市原、磐田ゆめりあ:伊勢志摩、松江市陸:福山。便宜上「第1グループ」と表現する)、これ以外の各地域リーグ優勝チーム6チーム(同「第2グループ」)、全社枠で出場する3チーム(JSC、Jリース、刈谷。同「第3グループ」)を振り分ける。これにより、「第1グループ」と「第3グループ」の各チームは同一のグループにならないことがあらかじめ決まっている。
- グループ名(A・B・C)を記したボールを1つずつ入れた「ポット1」「ポット3」と2つずつ入れた「ポット2」、グループごとのポジション番号(A-1 - C-4)を記したボールを入れた3種類の「ポットA・B・C」、1から4の番号の書かれた「抽選箱」を用意する。
- まず「抽選箱」を3回抽選し、グループごとの決勝ラウンドのポジションを決定する。残ったポジションはワイルドカード(1次ラウンド2位最上位)の枠となる。
- 次に、第1グループの3チームが「ポット1」を抽選し、これに対応した「ポットA・B・C」を抽選して、1次ラウンド会場とグループを紐付けると共に、各チームのポジションを決定する。
- 続いて、第2グループの6チームが「ポット2」と、これに対応した「ポットA・B・C」を抽選して、各チームのポジションを決定する。
- 最後に、第3グループの3チームが「ポット3」を抽選し、各チームのポジションを決定する。この場合、同一地域リーグのチームと同じグループになる可能性については考慮されない。
- 試合は45分ハーフで延長戦・PK戦は行わない。
- 1次ラウンド・決勝ラウンドとも、試合ごとに勝ち点(勝利=3、引き分け=1、敗戦=0)を与え、3試合での累計勝ち点により順位を決定する。同勝ち点の場合は得失点差→総得点数→当該チーム間の対戦成績(各グループ2位の最上位を決める場合には比較対象としない)→反則ポイントで優劣を定め、それでも差がつかない場合は抽選とする。
試合スケジュール
組み合わせ抽選会は10月26日に行われた。
1次ラウンド
Aグループ
FC徳島 v ヴェロスクロノス都農
磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場観客数: 284人 主審: 辛島宗烈
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ジェイリースFC v FC.ISE-SHIMA
磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場 観客数: 308人 主審: 塚原健
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FC徳島 v ジェイリースFC
FC徳島
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0 - 1
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ジェイリースFC
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公式記録 (PDF)
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渡邊宥也 87分
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磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場 観客数: 259人 主審: 平塚将哲
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ヴェロスクロノス都農 v FC.ISE-SHIMA
ヴェロスクロノス都農
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1 - 0
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FC.ISE-SHIMA
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山田雄太 29分
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公式記録 (PDF)
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磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場 観客数: 321人 主審: 塚原健
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FC徳島 v FC.ISE-SHIMA
FC徳島
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3 - 0
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FC.ISE-SHIMA
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南野心 15分 山原慧也 70分 東郷翼 90+4分
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公式記録 (PDF)
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磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場 観客数: 369人 主審: 平塚将哲
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ヴェロスクロノス都農 v ジェイリースFC
ヴェロスクロノス都農
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1 - 1
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ジェイリースFC
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山田雄太 63分
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公式記録 (PDF)
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延祐太 13分
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磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場観客数: 298人 主審: 辛島宗烈
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Bグループ
番
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チーム
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試
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勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
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出場権
|
B1
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VONDS市原FC (A)
|
3
|
3
|
0
|
0
|
7
|
1
|
+6
|
9
|
決勝ラウンド進出
|
B3
|
飛鳥FC (A)
|
3
|
2
|
0
|
1
|
5
|
3
|
+2
|
6
|
B2
|
FC刈谷
|
3
|
1
|
0
|
2
|
7
|
6
|
+1
|
3
|
|
B4
|
ブランデュー弘前FC
|
3
|
0
|
0
|
3
|
3
|
12
|
−9
|
0
|
VONDS市原FC v FC刈谷
ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観客数: 284人 主審: 宗像瞭
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VONDS市原FC v 飛鳥FC
ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観客数: 272人 主審: 髙木翔
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FC刈谷 v ブランデュー弘前FC
FC刈谷
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7 - 0
|
ブランデュー弘前FC
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田中彰馬 12分, 28分, 60分 鈴木直人 35分, 44分, 85分 新井直登 75分
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公式記録 (PDF)
|
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ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観客数: 326人 主審: 宗像瞭
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VONDS市原FC v ブランデュー弘前FC
VONDS市原FC
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2 - 1
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ブランデュー弘前FC
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加藤勇司 56分, 75分
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公式記録 (PDF)
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5分 (OG)
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ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観客数: 367人 主審: 竹内清人
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FC刈谷 v 飛鳥FC
ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観客数: 196人 主審: 髙木翔
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Cグループ
福山シティFC v 福井ユナイテッドFC
福山シティFC
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0 - 0
|
福井ユナイテッドFC
|
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公式記録 (PDF)
|
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松江市営陸上競技場 観客数: 253人 主審: 西田裕貴
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北海道十勝スカイアース v JAPANサッカーカレッジ
松江市営陸上競技場 観客数: 157人 主審: 眞尾龍
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福山シティFC v 北海道十勝スカイアース
福山シティFC
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4 - 0
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北海道十勝スカイアース
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大久保龍一 28分 吉井佑将 31分 藤井敦仁 45+2分 (PK) 高橋佳 81分
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公式記録 (PDF)
|
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松江市営陸上競技場 観客数: 310人 主審: 宇田川恭弘
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福井ユナイテッドFC v JAPANサッカーカレッジ
福井ユナイテッドFC
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1 - 0
|
JAPANサッカーカレッジ
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中島偉吹 77分
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公式記録 (PDF)
|
|
松江市営陸上競技場 観客数: 261人 主審: 西田裕貴
|
福山シティFC v JAPANサッカーカレッジ
福山シティFC
|
0 - 1
|
JAPANサッカーカレッジ
|
|
公式記録 (PDF)
|
渡辺亮太 11分
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松江市営陸上競技場 観客数: 372人 主審: 眞尾龍
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福井ユナイテッドFC v 北海道十勝スカイアース
福井ユナイテッドFC
|
0 - 0
|
北海道十勝スカイアース
|
|
公式記録 (PDF)
|
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松江市営陸上競技場 観客数: 262人 主審: 宇田川恭弘
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各グループ2位
組
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
出場権
|
B
|
飛鳥FC (A)
|
3
|
2
|
0
|
1
|
5
|
3
|
+2
|
6
|
決勝ラウンド進出
|
A
|
ヴェロスクロノス都農
|
3
|
1
|
2
|
0
|
3
|
2
|
+1
|
5
|
|
C
|
福山シティFC
|
3
|
1
|
1
|
1
|
4
|
1
|
+3
|
4
|
決勝ラウンド
出典:
JFA(C) 優勝;
(P) 昇格;
(Q) 出場権獲得.
飛鳥FC v VONDS市原FC
たけびしスタジアム京都 観客数: 395人 主審: 舟橋崇正
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福井ユナイテッドFC v ジェイリースFC
たけびしスタジアム京都 観客数: 439人 主審: 足立正輝
|
飛鳥FC v 福井ユナイテッドFC
たけびしスタジアム京都 観客数: 587人 主審: 西田裕貴
|
VONDS市原FC v ジェイリースFC
VONDS市原FC
|
0 - 0
|
ジェイリースFC
|
|
公式記録 (PDF)
|
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たけびしスタジアム京都 観客数: 456人 主審: 大原謙哉
|
飛鳥FC v ジェイリースFC
たけびしスタジアム京都 観客数: 903人 主審: 田邉裕樹
|
VONDS市原FC v 福井ユナイテッドFC
たけびしスタジアム京都 観客数: 1176人 主審: 川勝彬史
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最終結果
- 優勝:飛鳥FC - 12月5日に行われたJFL理事会において、JFLへの入会が正式に承認[7]
- 2位:VONDS市原FC - 大会終了後の入れ替え戦でミネベアミツミFC(JFL16位)に敗れ、地域リーグ(関東1部)残留が決定[8]
- 3位:福井ユナイテッドFC
- 4位:ジェイリースFC
脚注
外部リンク
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リーグ戦 |
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カップ戦 |
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世代別の リーグ戦 / カップ戦 |
1種 (一般) | |
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2種 (高校生年代) | |
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3種 (中学生年代) | |
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4種 (小学生年代) | |
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女子 | |
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フットサル | |
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代表 (ナショナルチーム) |
|
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国際大会 |
|
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各クラブのシーズン – 女子 (試合日程と結果、 移籍 (入団と退団)、記録と統計など) | WEリーグ | |
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