AFCチャンピオンズリーグ2023/24 グループリーグ (AFC Champions League 2023/24 group stage) は、2023年9月18日から12月13日にかけて行われた[1] AFCチャンピオンズリーグ2023/24のグループステージである。予選プレーオフを勝ち抜いた8クラブと、直接本戦出場権を獲得した32クラブの計40クラブで行われ、各グループを勝ち抜いた16クラブが決勝トーナメントへ進出する[2]。
抽選
抽選は2023年8月24日にマレーシア・クアラルンプールにあるAFCハウスにて行われた[3][4]。
各グループ4クラブ、計10のグループ(西アジア地区:グループA-グループE、東アジア地区:グループF-グループJ)に振り分けられる。各地区20クラブ(プレーオフからの出場組を含む)がAFCクラブコンペティションランキングと出場協会内でのシード順に基づいて4つのポットに振り分けられ、同じ協会から進出するクラブが同じグループにならないように抽選された[3]。
大会フォーマット
各グループ内で2回戦総当たり(各クラブ6試合)のリーグ戦を戦い、グループ内の最上位クラブ(10クラブ)と、各地区グループ2位のうち上位3クラブずつ(6クラブ)の合計16クラブがラウンド16に進出する。勝ち点は勝利3、引き分け1、敗退0として計算を行う。各グループで勝ち点が同点のクラブが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する(規則第8.3項)[2]。本大会からアウェーゴールルールが適用されなくなった。
- 当該クラブ同士の対戦における、勝ち点
- 当該クラブ同士の対戦における、得失点差
- 当該クラブ同士の対戦における、得点数
- 3クラブ以上が該当し、1から3を適用しても特定のクラブ間で差が生じない場合は、そのクラブ間に (全ての順位が決まるまで)再度繰り返し適用する。それでも決められない場合は、下記5以降を適用
- 当該クラブのグループ全試合における、得失点差
- 当該クラブのグループ全試合における、得点数
- ここまで参照し、それでも2クラブが差がつかず、さらにその両方が同じ試合会場にいる場合は、PK戦を行う
- 警告および退場処分になった回数をポイント化 (警告=1ポイント、2回目の警告による退場=3ポイント、いわゆる一発退場=3ポイント、警告に続いて退場=4ポイント)し、ポイントの少ない方を上位とする
- AFCクラブコンペティションランキングの順位の高い方の所属クラブを上位とする
日程
各試合のスケジュールは以下のとおり[1]。本大会のグループリーグは2019年大会以来4大会ぶりにホーム・アンド・アウェーにより開催される[注釈 1]。日付は全て2023年。対戦カードの数字はポットの位置。
節 |
日程 |
対戦カード
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第1節
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9月18日-20日
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1 vs 4 / 3 vs 2
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第2節
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10月2日-4日
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4 vs 3 / 2 vs 1
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第3節
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10月23日-25日
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4 vs 2 / 1 vs 3
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第4節
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11月6日-8日
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2 vs 4 / 3 vs 1
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第5節
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11月27日-29日
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4 vs 1 / 2 vs 3
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第6節
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12月4日-6日、12日-13日
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1 vs 2 / 3 vs 4
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グループステージ
グループA
グループB
グループC
- ^ a b 直接対戦での勝ち点による(セパハン:4, アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ:1)。
- ^ セパハンの大会規約違反(政治的掲示の禁止)に伴う没収試合扱い[5][6]。
グループD
グループE
グループF
グループG
- ^ a b c 直接対戦での得失点差による(横浜FM:+1, 山東:0, 仁川:-1)。
グループH
グループI
グループJ
2位チーム順位
西地区
出典:
AFC順位の決定基準: 1) 勝ち点、2) 得失点差、3) 総得点、4) 反則ポイント、5) 抽選
東地区
出典:
AFC順位の決定基準: 1) 勝ち点、2) 得失点差、3) 総得点、4) 反則ポイント、5) 抽選
脚注
注釈
- ^ 正確には、2020年大会は第2節までの一部の試合がホーム・アンド・アウェーで開催されていた(残りの試合はカタールで集中開催)。
- ^ a b c セパハン対アル・イテハドの試合開始前、セパハンはホームスタジアムのナクシェ・ジャハーン・スタジアムのピッチ脇にガーセム・ソレイマーニー(イランとサウジアラビアの関係が悪化していた当時のイスラム革命防衛隊ゴドス部隊司令官)の胸像を置き、これにアル・イテハドが抗議して入場を拒否。AFC関係者が胸像の撤去を求めたもののセパハンがこれを拒否したためマッチコミッショナーの判断により試合が中止となった[7]。同日、AFCはセパハンのACL規約違反(政治的掲示の禁止)による没収試合(セパハンの0-3での不戦敗)とすることを決定し[5]、ナクシェ・ジャハーン・スタジアムでのホームゲーム開催権3試合を剥奪した[8](これに伴い、セパハンはグループステージのホームゲーム2試合をテヘランのアザディ・スタジアムでの開催に変更)。11月1日に行われたAFC懲戒・倫理委員会 (AFC Disciplinary and Ethics Committee) ではセパハンに罰金20万USドルを科すことを決定すると共に、同様の行為を繰り返した場合に更なる処罰を行うと警告した[6]。
出典
関連項目
外部リンク