下徳富駅
下徳富駅(しもとっぷえき)は、北海道樺戸郡新十津川町字花月(かげつ)にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲130220[1][注 1]。 歴史![]()
駅名の由来「徳富」の由来はアイヌ語の「トㇰ(tok)」(隆起)であり[8]、この地域を流れる徳富川が川筋をしばしば変え、河跡が隆起し陸地となったことによる名である[9]。 当駅は、石狩川を基準にして下流方にあることから「下」を冠した[10]。 駅構造廃止時点で単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。石狩当別駅(現・当別駅)が管理していた無人駅で、駅舎を持っていた。 1976年時点では島式ホーム1面2線を有し、交換設備が設置されていたほか、駅舎横の札幌方に貨物ホームがあった。貨物取扱廃止後、列車本数が極端に少ないことから交換設備が廃止され、島式ホームの駅舎側と貨物ホームの線路が撤去された。 2020年5月7日の北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止にあたって、同日未明にホームに設置されていた駅名標および駅舎に掲げていた駅名板が撤去された[新聞 5]。
利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書き1日平均欄に示す。なお「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺周辺は田園風景の小さな集落。レンガ建ての大きな農業倉庫などが建っている。大きな集落が国道沿いにできている。
今後の予定2020年(令和2年)5月の当駅廃駅後、駅舎・当駅跡地・線路跡地は新十津川町に無償譲渡される[新聞 6]。2020年度(令和2年度)から3年間の間に、駅は解体される予定である[13]。また、町は札沼線の線路によって水田地帯が分断されている現状を解消し、基幹産業の稲作の振興を進めるため、2020年度(令和2年度)から3年間の間に、当駅周辺を含めた線路跡地を水田に戻す予定である[13]。 隣の駅脚注注釈出典
JR北海道
新聞記事
関連項目外部リンク |
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