三愛オブリ株式会社(さんあいオブリ、英: SAN-AI OBBLI CO.,LTD.)は、石油製品・液化石油ガスなどの販売、航空燃料の給油などを行っているリコー三愛グループの企業である。2022年3月までの商号は三愛石油株式会社(さんあいせきゆ、SAN-AI OIL CO.,LTD.)。
特色として羽田空港の給油業務を独占して行っており、中部国際空港などにも運営社員を置いている(他に、関西国際空港や神戸空港などでの給油業務も関連会社を通して参入している)。グループ企業には、自社ブランド「Obbli(オブリ)」、出光興産(旧・昭和シェル石油)、ENEOSの特約店(ガソリンスタンド)などがある。ENEOS等の主な元売系の特約代理店(元売系ディーラー)の老舗でもある。傘下にキグナス石油がある。
主力製品・事業
- 石油製品の販売
- LPガスの販売・天然ガスの供給
- 化学品の研究開発、製造販売
- 航空機への給油・給油施設の運営管理
- 不動産の賃貸
主要事業所
- 本社 - 東京都千代田区大手町2-3-2
- 羽田支社 - 東京都大田区羽田空港3-7-1
沿革
主要関係会社
国内グループ企業
- 石油製品販売・受発注
- LPガス販売
- 三愛オブリガス東日本
- 三愛オブリガス中国
- 三愛オブリガス九州
- 三愛オブリガス三神
- 三愛オブリガス播州
- LPガス配送
- 中国三愛ガスサプライ
- 三愛ガスサービス
- 小倉エルピージー輸送
- 化学製品の製造・販売
- 航空燃料取扱
- 都市ガス・建設工事・保険代理業
- 佐賀ガス - 佐賀市ガス局の民営化に伴い、佐賀市営ガス事業を譲受運営するため設立
- 三愛オブリテック
- ティー・アンド・ピー
エピソード
- 1966年(昭和41年)2月及び3月に立て続けに起こった航空事故では、穴守稲荷神社の旧「一の鳥居」が羽田空港に遺され放置されていることを取り上げ、その祟りであるかのような噂が流布した[3]。そのような中、「穴守稲荷神社を空港の中に祀らないと、事故がこれからも多発する」と訴える者が現れ、神社の復興を国会議員に陳情した。この陳情に「祟りはともかく、神社復興は必要だ。」と、当時の中村寅太運輸大臣や瀬戸山三男建設大臣なども賛同し、大臣等を会長・顧問とした「穴守稲荷復元奉賛会」が設立された[4]。最終的には、空港内に穴守稲荷神社を復興する計画は頓挫したが、再建予定地とされた三愛石油株式会社が羽田事務所屋上に穴守稲荷大神を分霊した一祠を設けており[3][5]、現在でも羽田支社の上に祀られている。
脚注
注釈
- ^ 株式会社ロジトライホールディングス(ミツウロコグループ)、ミライフ株式会社(シナネングループ)、三ッ輪産業株式会社、三愛石油株式会社、橋本ホールディングス株式会社の合弁[2]。
出典
外部リンク
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※太字は三愛会常任理事会社メンバー。 |