リジルシグルズは、自分の養父のレギンに頼まれ、レギンの兄で、兄弟の父フレイズマルを殺して財宝を独占した、ファーヴニルを殺した。 『ヴォルスンガ・サガ』によると、シグルズが剣リジルを使ってファーヴニルの心臓を切り取り、レギンがその血を飲んだとされる。 対して、『古エッダ』の『ファーヴニルの言葉』によると、レギンがリジンという剣を使ってファーヴニルの心臓を切り取り、血を飲んだとされる[1][2]。 出典によってリジル(リジン)を使う人物が異なるが、その後は、レギンの頼みをきいたシグルズが、ファーヴニルの心臓を焼いているうちに、心臓の焼け具合をみるために触れた指を口に入れたところ、彼はシジュウカラのさえずりが理解できるようになり、レギンが自分を殺そうとしていることを悟る。自分の剣グラムでレギンを殺した。 なお、『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によれば、レギンは「レヴィル(Refil)」という剣を所持していたという[3]。 脚注関連項目
参考文献
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