ランシット駅
ランシット駅(ランシットえき、タイ語:สถานีรถไฟรังสิต)はタイ王国中部パトゥムターニー県タンヤブリー郡にある、タイ国有鉄道北本線及びダークレッドラインの駅。 概要北本線の当駅 - バーンパーチー駅間は、1994年から2004年の改良工事で三線化されている[1][2]。 当駅以南の区間については、1990年に開始されたホープウェル計画[3]により、北本線当駅 - ヨムマラート(北本線・東線の接続予定地点) - 東線フアマーク駅間の高架化が行われる予定であったが、進捗の大幅な遅延のため同計画の事業免許は1997年に取り消され、高架化は中断した。 その後、バンコクの都市鉄道整備計画では、タイ国鉄北本線沿いにバンコク北方へ向かう路線を「ダークレッドライン(濃赤線)」として整備することとなり[4]、第1期区間のバーンスー(現・クルンテープ・アピワット中央) - ランシット間について2010年に入札を実施した[5]。タイ国鉄在来線の乗入れが可能な規格により、高架化・電化された都市鉄道を建設するものである。 ダークレッドラインの第1期区間であるバーンスー - ランシット間は2021年8月2日に無料運行が開始された[6]。同年11月29日より運賃を徴取し正式開業した[7][8]。 歴史1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ - (現)アユタヤ間に開業した[9][10]。
駅構造3層構造の高架駅かつ地上駅で、乗換駅機能を備える。G階(1階)が駅出入り口と本線(北本線・東北本線)中長距離列車用ホーム、2階がコンコース、3階がダークレッドライン用ホームとなっている。2階には、自動券売機、改札口がある。G階に5 - 8番線(2面4線)、3階に1 - 4番線(2面4線)の計4面8線が設置されている[13]。 のりば
旧駅時代2000年時点は単式及び島式2面の複合型ホーム3面4線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面していた[14]。 配線本線当駅の北側からはバーンパーチー駅に至る三線区間となり、南側はダークレッドラインを含め複々線となる。当駅構内において両者の線路は接続されていない[15][注釈 1]。 ダークレッドライン当駅の北側には折返し線が備わる。さらに北側で地上に降下後、在来線併設の延伸予定区間となる。現在の末端部は操車場としても機能する[15]。 南側は地上へ降下し、ラックホック駅へ至る。 駅周辺
隣の駅
注釈
脚注
参考文献
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