アユタヤ駅
アユタヤ駅(アユタヤえき、タイ語:สถานีรถไฟอยุธยา)は、タイ王国中部アユタヤ県プラナコーンシーアユッタヤー郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。 概要アユタヤ駅は、タイ王国中部アユタヤ県の県庁所在地であり、人口14万人が居住するプラナコーンシーアユッタヤー郡にある。市街の中心部に位置するため、利便性が良い。駅の正面側は西口であるが、両側とも市街地でありにぎやかである。 アユタヤ駅は、ユネスコの世界文化遺産に「古都アユタヤ」として登録されているアユタヤ歴史公園の最寄り駅であり、タイ王国の中でも屈指の観光地である。このため、観光客の列車利用も多く、クルンテープ駅(バンコク駅)から当駅の乗車率はかなり高くなっている。バンコク駅からの距離は71.08kmで、特急で約1時間半、普通列車で約2時間で結んでいる。普通列車利用の場合の運賃は、3等車で15バーツ(約45円)で、特急列車利用の場合は、指定席で315バーツ(約945円)で、昼食のサービスがある。 また、一等駅であり、特急の停車駅でもある。当駅はタイ国鉄の北本線と東北本線の共用区間に位置する。このため、この区間は列車の運転頻度が高く、1日当たり78列車(39往復)の発着があり、当駅を含むランシット駅-バーンパーチー分岐駅が3線区間でもある。 歴史タイ最初の官営鉄道としてバンコク - ナコンラチャシーマ間が建設される事になり、その最初の開通区間としてクルンテープ駅 - クルンガオ(กรุงเก่า)間が、1897年3月26日に開業した[1][2]。この終着駅クルンガオ駅こそ、のちのアユタヤ駅である[2]。開業後約1ヶ月後にケンコーイ駅まで延伸開業された事により当駅は途中駅となった。
駅構造単式ホーム及び島式ホーム2面の複合型ホーム3面4線をもつ地上駅であり、駅舎と改札口は、西口のホームに面している。駅舎と各ホームは踏切で連絡しているが、東西の自由通路はない。 駅周辺駅前にレンタサイクルやバイクの店があるので観光に適している。
脚注
参考文献
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