ナコンラチャシーマ駅
ナコンラチャシーマ駅(ナコンラチャシーマえき、タイ語:สถานีรถไฟนครราชสีมา)は、タイ王国イーサーン地方ナコーンラーチャシーマー県ムアンナコーンラーチャシーマー郡にある、タイ国有鉄道東北本線の駅である。 駅は人口45万人が暮らすムアンナコーンラーチャシーマー郡にあり、県庁所在地である。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(北側)が、市街地である。バンコクから263.65km地点に位置し、特急列車利用で4時間15分程度である。 通常は1日38本(19往復)の列車が発着し、正月やソンクランの日には臨時列車がある。2008年には約80万人が利用した。当駅を中心とするローカル列車の運行もあり[1]、機関区も設置されている。 当駅の隣のタノンチラ駅及び2駅下り方(ノーンカーイ方面)のバーンコー駅にはコンテナ貨物の取扱施設が設けられており、コラート地区に発着する貨物を取り扱っている。 歴史約110年前の1900年12月21日に、東北本線の最初の計画区間であるクルンテープ駅 - ナコンラチャシーマ駅間が全通し、以後当駅の歴史がスタートした[2]。当初はコラート駅と呼ばれていたが、1934年に現在の駅名に改称された。開業後当駅よりウボンラーチャターニーまで延伸させる事になり、最初の工事区間であるターチャンまでの区間が1922年5月1日に開業した。この時点で当駅は終着駅から中間駅となった[3]。第二次世界大戦時に爆撃を受け、破壊されたが、1955年6月24日に再建された。
駅構造単式及び島式2面の複合型ホーム3面5線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。 駅周辺駅前に、退役した蒸気機関車261号機(1928年Hanomag製、製造番号10601[4])が静態保存されている。
参考文献
脚注関連項目 |