プロ野球スピリッツ2010
『プロ野球スピリッツ2010』(プロやきゅうスピリッツにせんじゅう)は、パワプロプロダクションが開発、コナミデジタルエンタテインメントから2010年4月1日に発売されたPlayStation 2、PlayStation 3、PlayStation Portable用ゲームソフト。略称は、プロスピ2010。 概要今回は今までのPS2、PS3のダブルプラットフォームからさらにPSPが新たに加えられ、トリプルプラットフォームでの発売になる[注 1]。前作は夏場の発売だったが、今作は例年通り春先の発売であり、4月1日の発売は2年ぶり3度目となる。そのため、初期データは開幕時のデータではなく開幕予想データとなっている。なお、次回作の『プロ野球スピリッツ2011』ではPS2に代わってニンテンドー3DSでの発売になったため、プロ野球スピリッツシリーズ初代(またはプロスピ以前のTHE BASEBALL バトルボールパーク宣言時代)から出ているPS2版は今作で終了することになった。 タイトルに年号が付くのはシリーズ第1作の『プロ野球スピリッツ2004』(もしくは『プロ野球スピリッツ2004クライマックス』)以来6年振りになる。また、タイトルロゴが変更され、「魂」の文字が追加された。これらは本作以降の作品にも継承されている。なお、タイトルの右下に野球ボールの絵が7つ並んでいるのは、シリーズ7作目であることを示唆している。 PS3版は前作に引き続きPlayStation Network対応となっており、オンラインを通じて全国対戦やアップデートが実行できる。PSP版にもアップデート機能はあるが、次回作の発売までこの機能が使われることはなかった[注 2]。 細かな変更点公式サイトでは特に語られていないが、以下の変更点がある。
これはゲームハードごとに違いがあり、足元の土が舞う表現はPS3版のみで、トレーニングモード内投球練習でのキャッチャーの音声削除はPS2版では行われていない(PS2版の前作『6』と比べるとほぼ違いはない)。 固有フォームについて追加や変更が施されており、前作『プロ野球スピリッツ6』で変更されたフォームについても、今作で再変更されているものもある。 実況・解説前作と同じメンバーである。 収録選手『5完全版』、『6』に続いてNPB所属12球団の支配下登録全選手(育成枠で契約している選手を除く)が収録されているが、2010年2月上旬時点の支配下選手登録を反映している[注 4]ため、2010年度の以下の選手の移籍・入団・退団は初期データでは反映されていない[注 5]。
第1回アップデートで反映されたトレード
第2回アップデートで反映されたトレード
第3回アップデートで反映されたトレード
アップデート今作もPS3版はオンラインを通じて選手のアップデートが可能で、4月26日(第1回)、6月28日(第2回)、8月25日(第3回)と大体2ヶ月おきにアップデートデータが配信された。古いアップデートデータは新データ配信をもって終了となる。 アップデートによる不具合2010年4月26日に行われた第1回選手データアップデート(PS3のみ)により、下記条件にて一瞬画面が停止する不具合が発生している。これらはアップデートファイルをHDDからロードする際に起こる現象であり、アップデートを行っていない場合は発生しない。
コナミお客様相談室で同不具合を「ゲームプレイには支障のない仕様」と公式に案内しており、8月25日から開始される最終(第3回)アップデートでの修正の予定は無い。 その他試合中の実況で、イニング間に挿入される他球場の途中経過を伝える際のアナウンサーの音声が前作(或いは前々作)から更新がなされておらず、未だに「広島市民球場」[注 6]というナレーションが入る。 脚注注釈
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