ピカソの遺言
「ピカソの遺言」(Picasso's Last Words (Drink to Me))は、ポール・マッカートニーによる楽曲。1973年のウイングスのアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』に収録された。ライヴバージョンは『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』に収録された。2007年に、ウイングスのメンバーであったデニー・レインのアルバム『Performs the Hits of Wings』でカバーしている[1]。 作曲2010年11月に再発された『バンド・オン・ザ・ラン』のプロモーションとして放送されたイギリスのITV1によるテレビ番組「Wings: Band on the Run」でのインタビューで、ポールはジャマイカのモンテゴ・ベイでの休暇の際に、映画『パピヨン』の撮影セットに「潜入」し、ダスティン・ホフマンとスティーブ・マックィーンに会ったという。ホフマンとの夕食の後にポールがギターを弾いていたところ、ポールが「何にでも」ついてすぐに曲を作れるとは信じていなかったホフマンは、雑誌を引き抜き、そこに載っていたパブロ・ピカソの死と彼の有名な最期の言葉
から作るように提案、するとポールは即座に曲を完成してしまった。ホフマンは妻アン・バーンに対して「…見て、彼はやってるよ…彼はやっているよ!」と興奮したという[2]。 レコーディングナイジェリアのラゴスで『バンド・オン・ザ・ラン』を録音している間に、ウイングスはイケジャの郊外にあるジンジャー・ベイカーのARCスタジオに招待された。ベイカーはポールにここでアルバム全てのレコーディングをしたらいいと提案したが、ポールは気が進まず、そこで1日を過ごすことについて同意した。「ピカソの遺言」はその間に録音された。ベイカーも録音に参加し、砂利でいっぱいのブリキ缶をパーカッションとして演奏した[3]。 パーソナル
参照
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