チェイス・アンダーソン
ロバート・チェイス・アンダーソン(Robert Chase Anderson, 1987年11月30日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ出身のプロ野球選手(投手)。MLBのボストン・レッドソックス所属。右投右打。愛称はテキサス(Texas)[1]。 経歴プロ入り前2006年のMLBドラフト42巡目(全体1266位)でミネソタ・ツインズから指名されたが、ノース・セントラル・テキサス大学へ進学した。 2007年のMLBドラフト40巡目(全体1216位)で再びツインズから指名されたが、オクラホマ大学へ編入した。 プロ入りとダイヤモンドバックス時代2009年のMLBドラフト9巡目(全体276位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイでプロデビュー。18試合(先発4試合)に登板して3勝1敗、防御率2.38、48奪三振を記録した。 2010年はまずA級サウスベンド・シルバーホークスでプレーし、7試合に先発登板して2勝4敗、防御率2.82、31奪三振を記録した。5月にA+級バイセイリア・ローハイドへ昇格。19試合(先発4試合)に登板して5勝3敗3セーブ、防御率3.60、83奪三振を記録した。 2011年はA+級バイセイリアでプレーし、3試合に先発登板して1勝1敗、防御率5.40、20奪三振を記録した。 2012年はAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、21試合に先発登板して5勝4敗、防御率2.86、97奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズに所属した。11月19日にはダイヤモンドバックスとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした。 2013年3月2日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意し[2]、3月14日にAAA級リノ・エーシズへ異動した[3]。この年はAAA級リノでプレーし、26試合(先発13試合)に登板して4勝7敗、防御率5.73、80奪三振を記録した。 2014年3月3日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意[4]。翌4日にAAA級リノへ異動し、AA級モービルで開幕を迎えた。AA級モービルでは6試合に登板して4勝2敗・防御率0.69と好投。5月6日にメジャーへ昇格し[5]、11日のシカゴ・ホワイトソックス戦で先発起用されメジャーデビュー。5.1回を2安打無失点6奪三振に抑え、メジャー初勝利を挙げた[6]。最終的には21試合に先発登板して9勝7敗、防御率4.01、WHIP1.37、105奪三振という成績を記録した。シーズン終了後のルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では、1ポイントを獲得して10位に入った[7]。 2015年は27試合に先発登板して6勝6敗、防御率4.30、WHIP1.30という成績を記録した。防御率が前年より悪化し、勝敗が同数になる等、やや低調な面もあったが、一方でWHIPやFIPは改善され、必ずしも不調のシーズンではなかった。 ブルワーズ時代2016年1月30日にジーン・セグラ、タイラー・ワグナーとのトレードで、アーロン・ヒル、イーサン・ディアスと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[8]。この年、ブルワーズでは先発ローテーションに定着して31試合に登板、うち30試合が先発登板だった。またしても規定投球回には届かず、9勝11敗、防御率4.39、WHIP1.37という数字だった。また、投球イニングは前年とほぼ同等ながら、前年比で+10となる28本のアーチを被弾した。 ブルージェイズ時代2019年11月4日にチャド・スパンバーガーとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[9]。 フィリーズ時代2021年2月8日にフィラデルフィア・フィリーズと400万ドルの1年契約を結んだ[11]。 レッズ時代2022年8月27日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。その後、メジャーに昇格し、8月29日にレッズ移籍後初出場を果たした。11月6日にFAとなった[12]が、2023年2月18日にレッズとマイナー契約を結んだ[13]。 レイズ時代2023年5月3日に金銭トレードでタンパベイ・レイズへ移籍し、即日アクティブ・ロースターに登録された[14]。さらに同日のピッツバーグ・パイレーツ戦でキャリア初となるセーブを記録した[15]。5月10日にジェイク・ディークマンの加入に伴いDFAとなった[16]。 ロッキーズ時代2023年5月12日にウェイバー公示を経てコロラド・ロッキーズへ移籍した[17]。オフの11月3日にFAとなった[18]。 レッドソックス時代2024年2月18日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[19]が、これを破棄[20]し、3月25日にボストン・レッドソックスと125万ドルで契約を結んだ[21]。オプションとして50万ドルの出来高が含まれる[21]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia