センチュリーシネマ
センチュリーシネマ (Century Cinema) は、愛知県名古屋市中区の名古屋パルコ東館8階にある映画館(ミニシアター)。スターキャット・ケーブルネットワークによって運営されている。2スクリーンを有する。 特色センチュリー1のスクリーンは縦4.4メートル、横10.34メートルである[1]。カフェを併設したロビーは映画鑑賞者以外も出入り自由である[2]。客層は年配女性が中心だが、併設するカフェは若い女性の利用も多い。 ギャラリー
歴史アストロドーム愛知県名古屋市中区栄三丁目(矢場町)にある名古屋パルコは、商業施設が立ち並ぶ名古屋の中心地区の一角にある。1989年(平成元年)6月29日の名古屋パルコ東館の開店とともに、8階に直径20mのアストロドームというプラネタリウムがオープン。実況解説を行う名古屋市科学館のプラネタリウムとは異なり、全自動解説を売りにしていた。プラネタリウムの他にも、映像イベント、ライブやコンサート、ダンスパフォーマンスなどに使用されていた。 センチュリーシネマアストロドームは2000年(平成12年)10月に営業を終了した[3]。アストロドームの跡地はヘラルドグループによって映画館に改装され、同年12月2日にセンチュリーシネマが開館した[1][2]。開館当時は160席の1スクリーンのみだった[3][2]。このホールは勾配のあるスタジアム方式であり[2]、他館の標準的な座席より横幅が5センチ広い、ゆったりとした座席が売りだった[3]。開館当初はロビーにパソコンを18台設置し、飲食代プラス200円で1時間のインターネット利用ができる「メディアラウンジ」があった[3][1][2]。 年間5万人の観客、1億円の売り上げを見込んでいた[3]。封切り作品はカンヌ国際映画祭のオープニング作品である『宮廷料理人ヴァテール』[1][2]。開館直後には『恋の骨折り損』や『リトル・ダンサー』などの作品を上映している[2]。日本中でブームとなった『アメリ』は中部地方では当初センチュリーシネマのみで公開され、2001年(平成13年)から2002年(平成14年)にかけて約半年間のロングラン上映を行った。 2003年(平成15年)12月にはヘラルド・コーポレーションが約300億円の負債を抱え、名古屋地方裁判所に民事再生法の適用を申請した[4]。センチュリーシネマとゴールド劇場・シルバー劇場の運営は、スターキャット・ケーブルネットワークの子会社であるスターキャット・エンタープライズに引き継がれた[4]。 2011年(平成23年)3月、カフェスペースを縮小して45席の2スクリーン目を新設。上映作品はヨーロッパ系の作品が中心だったが、2012年(平成24年)2月にゴールド劇場・シルバー劇場が閉館すると、同映画館で上映されていた作風の作品がセンチュリーシネマに移され、韓国などアジア系の作品などが増加している[5]。 基礎情報関連項目
脚注外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia