スギヨ
株式会社スギヨ(英語: SUGIYO Co.,Ltd)は、石川県七尾市に本社を置く日本の食品加工メーカー。 概要七尾市作事町において、杉野屋与作が練物屋の「杉与商店」を創業したのが始まりとされている[3][4]。1907年(明治40年)、杉与商店がちくわの製造・販売を開始した[3]。 1972年(昭和47年)、「かに風味かまぼこ」である「珍味かまぼこ・かにあし」を製造・販売した会社として知られている[1][5][6][7][8]。 また、長野県においてはソウルフードとなっている「ビタミンちくわ」の元祖でもある[9][10]。地元北陸での販売量は3割程度で、残りの7割は主に長野県で消費されている[11][12]。 沿革
所在地
主な商品現在の商品は、公式サイトの商品情報を参照。 ビタミンちくわ1952年(昭和27年)に発売を開始したスギヨのロングセラー商品で、スケトウダラやサメ(アブラツノザメ)のすり身を原料としているちくわである[4][9][15]。ビタミンAやビタミンEが豊富なのが特徴となっている[9][15]。 魚介類が貴重な内陸県(海なし県)の長野県では7割のシェアがあり[9][12][15]、カレーの具材としてビタミンちくわを入れたり[9][11][12][15]、から揚げとして調理する[10]など様々な調理方法で食べられている[9]。 カニカマ1972年(昭和47年)に発売を開始[1][5][6][7][8]。当初は「珍味かまぼこかにあし」の商品名で[1][5]、現在の棒状ではなくフレーク状のものとして販売[8]。人工クラゲの開発の過程で、その失敗作がカニの風味に似ていることで誕生したとされている[5][7]。派生商品として、現在の主力商品となっている「香り箱」がある[5]。 また、2022年(令和4年)には発売50周年を記念して、パップコーン(発売時のスギヨの社長・社員を演技)と辻凪子が出演するウェブムービー『カニカマ氏、語る。』を製作[1][7]。スギヨの公式YouTubeチャンネルで配信した[1]。 スギヨ仮面スギヨの食育キャラクター。「平和な食卓を愛する勇気とアイデアの戦士」。額にカタカナで「ス」と入っている。モチーフがカニカマのため、スーツのカラーも白地に赤。スギヨの行っている食育活動の一環として石川県内の幼稚園や小学校へ出動し、無償で紙芝居などで食育を行っている。悪役にイヤヨヤダーがいる。 もともとFM西東京の『北脇貴士の大相撲甚句』という番組内での架空のキャラクターであったが、メソポ田宮文明によってキャラクター化、スギヨの食育キャラクターとなった。
脚注
外部リンク
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