ウーマン・フロム・トーキョー
「ウーマン・フロム・トーキョー」(Woman from Tokyo) は、イングランドのロック・バンドであるディープ・パープルの楽曲。1973年1月に発表されたアルバム『紫の肖像』[3]に収録された。 解説ディープ・パープルは、1972年8月に初の日本公演を行なった[注釈 1]。この曲は、その一か月前の7月にローマで行なわれた新作アルバムの制作で、日本に捧げる曲として録音された[4]。翌1973年6月に脱退することになるイアン・ギランが歌った、ディープ・パープルの第2期最後の曲の一つである[5]。 歌詞には日本を象徴する"the rising sun"(日の出)、"an Eastern dream"(東方の夢)といった言葉が盛り込まれ、彼等を虜にする魅力をもった日本人女性のことが歌われている。 中間部の夢見るような長めの緩やかなブリッジは、彼等のプログレッシブ・ロックへの敬意を反映したもので[5]、シングルでは除去された[注釈 2]。 評価「ウーマン・フロム・トーキョー」は、彼等の最も人気の高い楽曲の一つになり、ラジオで頻繁に放送されるようになった。 1973年2月にシングル発表され[1]、オランダの公式音楽チャートであるメハカフツで第6位[2][6]。ドイツで16位、ベルギーで23位[7]まで上昇した。アメリカ合衆国での最高位は60位だった[8]。 オールミュージック (AllMusic) は、『紫の肖像』の曲で良いのは「ウーマン・フロム・トーキョー」と「ラット・バット・ブルー」だけだと述べている。「ウーマン・フロム・トーキョー」は「リッチー・ブラックモア独特のリフが過ぎ去った輝きを彷彿とさせる」("...hinted at glories past with its signature Ritchie Blackmore riff")とのこと[9]。 Ultimate Classic Rock のサイトが選んだロジャー・グローヴァー作品のトップ10で、第3位となった[10]。 コンサートメンバーはこの曲を大して気に入ってはおらず、1984年に再結成するまでは演奏しなかった[8][注釈 3]。 2011年、ギラン、イアン・ペイス、グローヴァー、スティーヴ・モーズ、ドン・エイリーからなる第9期(Deep Purple Mk 9)のDVD『Deep Purple with Orchestra - Live in Montreux』に、スティーヴン・ベントレー=クレイン (Stephen Bentley-Klein) 指揮の交響楽団との共演が収録された[11]。 脚注注釈出典
引用文献
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