イアン・アンダーソン (野球)
イアン・セオドア・アンダーソン(Ian Theodore Anderson, 1998年5月2日 - )は、 アメリカ合衆国ニューヨーク州サラトガ郡レックスフォード出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。 経歴プロ入りとブレーブス時代2016年のMLBドラフト1巡目(全体3位)でアトランタ・ブレーブスから指名され[1]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブスでもプレーし、2球団合計で10試合に先発登板して1勝2敗、防御率2.04、36奪三振を記録した。 2017年はA級ローム・ブレーブスでプレーし、20試合に先発登板して4勝5敗、防御率3.14、101奪三振を記録した。 2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは51位(シーズン終了後、34位に上昇)、ブレーブスの組織内では5位(シーズン終了後、3位に上昇)にランクインした[2][3]。シーズンではA+級フロリダ・ファイヤーフロッグスとAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、2球団合計で24試合に先発登板して4勝7敗、防御率2.49、137奪三振を記録した。 2019年はAA級ミシシッピとAAA級グウィネット・ストライパーズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して8勝7敗、防御率3.38、172奪三振を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのナショナルリーグ選抜に選出された[4]。 2020年8月25日にアクティブ・ロースター入りし[5]、翌26日のニューヨーク・ヤンキースとのダブルヘッダー第1試合にて先発でメジャーデビューすると、6回1安打無失点の好投で初登板初勝利を挙げた[6]。最終的に6試合に先発登板して3勝2敗、防御率1.95、41奪三振を記録した[7]。また、ポストシーズンでも4先発で2勝0敗、防御率0.96という見事な投球を披露した。 2021年はチームがワールドシリーズに進出し、ヒューストン・アストロズと対決。11月2日の試合に勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、自身初めてワールドシリーズ優勝を経験した[8]。 2022年は22試合に先発登板して自身初の二桁となる10勝(6敗)を記録したものの、防御率は5.00とデビュー以来最悪の数字となった[7]。 2023年と翌2024年は、いずれの年もメジャーに昇格する機会は一度も無かった。 エンゼルス時代2025年3月23日にホセ・スアレスとのトレードで、金銭と共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[9]。 選手としての特徴2017年には83.0回を投げて奪三振率10.95、被本塁打ゼロと優れた才能の片鱗を披露している[10]。速球は、最速97.3mph[11](約156.6km/h)を計測し、変化球ではカーブ、チェンジアップを操る[3]。 家族一卵性双生児の双子の弟であるベン・アンダーソンは自身がドラフト指名された2016年、MLBドラフト26巡目(全体792位)でトロント・ブルージェイズから指名された[12]が、入団せずにニューヨーク州立大学ビンガムトン校へ進学している。その後、2019年のMLBドラフト13巡目(全体385位)でテキサス・レンジャーズから指名され[13]、プロ入りした。 詳細情報年度別投手成績
ポストシーズン投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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