Harpur College Arts and Sciences The college of Community and Public Affairs The Decker School of Nursing
研究科
The School of Education The School of Management Thomas J. Watson School of Engineering and Applied Science Harpur College Art and Science The college of Community and Public Affairs The Decker School of Nursing
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校/ビンガムトン大学(英語: The State University of New York at Binghamton/ Binghamton University)は、ニューヨーク州ヴェスタルに本部を置くアメリカ合衆国の州立大学。1946年創立、1946年大学設置。大学の略称はビンガムトン大学(SUNY-BU)。
ビンガムトン大学はニューヨーク市から北西200kmほどの小都市にあり、そのキャンパスは3.6km²で皇居の3倍以上になる。同校には6つの専門スクールが存在し現在約12,000人以上の学部生と3,000人近くの大学院生が在籍している。全体の学生数の内、約2000人は留学生であり、留学生の出身国はおよそ90ヶ国にのぼる。[2] 同校の頭文字をとって「BU (SUNY・BU)」または、「BING」と表記される場合もある。大学の色は緑と白で、マスコットはBearcat(Bearcatはレッサーパンダであるが英語の意味上「勇敢な人(動物)」に転じる)。経済規模は5,200万ドル(約60億円)。2011年11月から7代目大学長として、Harvey G. Stenger, Jrが迎えられた。2016年度秋学期には2,600名の新入生枠に36,696人が出願し、入学者のSATスコア中央値は1800-2060、 ACTスコア中央値は26-31であり、高校でのGPA中央値は3.3-3.9(4.00満点)であった。[3]Barron's Profiles of American Colleges 2009年度版によれば、ビンガムトン大学の入学難易度はカリフォルニア大学バークレー校、ミシガン大学アナーバー校、ボストン大学などと並び"Highly Competitive Plus"に設定されている。[4]
1965年:ニューヨーク州立大学機構内で同校が総合大学の一つに選出されたことから、名前を現在のThe State University of New York at Binghamtonとする。その後いくつかの大学を吸収するもハーパー・カレッジの基礎であったリベラル・アーツ・カレッジとしての特性を保ち続けた。
IBMの初代社長で大富豪だったトーマス・J・ワトソンはビンガムトン大学の設立に大きく関与した。エンディコット村にIBMの起源となった事業所の一つがあったこともあり、近くで生まれたワトソンは同地域に大きな可能性が秘められていることを信じ、1940年代前半に地元の議員達と大学の開設を企画し、同社が使用していたエンディコット村の土地を寄付した。それがTriple Cities Collegeとなり、後のハーパー・カレッジ、ビンガムトン大学に繋がった。大学のキャンパスは1954年にヴェスタル市へ移転したが、ワトソンは大学設立の恩人として記憶され、1967年には先端技術研究科が設置され、1983年にはThomas J. Watson School of Engineering and Applied Science(トーマス・J・ワトソン応用科学研究科)となった。
現在のビンガムトン大学
2,000億円以上の資産を持つニューヨーク州立大学機構からの援助で、ビンガムトン大学のキャンパスには大小120もの校舎があり、最新の学生寮、大学スポーツなどのイベントが実施される多目的ホールなどが設置されている。2007年には、ビンガムトン市のダウンタウンにあるビンガムトン大学ダウンタウン・センターに、新たな競技場、その他2つの学生寮、体育館、学生会館、科学研究所などが設置された。キャンパスはサスケハナ川の南側に3.6 km²(887エーカー)の広大な土地を有し、190エーカーの自然保護区と湿地帯、6エーカーの湖(沼)を含む。2,900万ドルをかけて新たに設置した大学ダウンタウン・センターが現在建設中であり完成するとthe College of Community and Public Affairsの新たな校舎として使用される予定。
1970年に発足したBinghamton University School of Managementは2012年時点で1,369人が在籍する、BUの中でも合格率約24%、平均SATスコア1600点中1346点の最も難易度の高いビジネス専門スクールである。2011年にSchool of ManagementはBusiness Week紙面上において全米公立大学13位、全米ビジネススクール37位にランクづけされ、 ニューヨーク州内のビジネススクール学士課程においては私立のコーネル大学、ニューヨーク大学に次ぐ第3位にあたる。[6]SOMは、主に会計学部と経営学部に分かれ、経営学部生は、入学後広く経営学を学ぶと共にそれぞれが自身にあった専門分野を以下の9分野から選ぶこととなる。
Philosophy, Interpretation and Culture (PIC):1979年、哲学科のスティーブン・ディヴィッド・ロス教授によって開設された。特徴ある独立した研究機関であり哲学修士号と博士号を授与している。主に「学問の限界」を研究テーマとしており、その理解性、訓練至上主義などについて歴史的、制度的な側面からアプローチをかけている。修士課程に60~70名が、博士課程に5~10名の学生が研究活動を行っている。またPICはコミュニケーション学などを研究するCenter for Interdisciplinary Studies in Philosophy, Interpretation, and Cultureと提携研究を行っている。
The Evolutionary Study Program (EvoS):全米に先駆けて設立された研究機関であり人間の進化論を中心に文学、教育、芸術など様々なエリアにおける「進化」の洞察をおこなっている。主任研究員は文化人類学のデヴィッド・スローン・ウィルソン教授。
Stirrings Still: The International Journal of Existential Literature:2003年、英語学部によって設立された総合ジャーナリズムと文学における研究所。
Fernand Braudel Center for the Study of Economies, Historical Systems, and Civilizations (FBC):経済、歴史、文明研究フェルナンド・ブローデル・センター。1979年、社会学者イマニュエル・ウォーラーステインを特任教授、及びセンター長(- 1999年)として招き設立。ウォーラーステインの提唱する「世界システム論」研究の中心として1980年代には世界各地から社会学の若手研究者を集めた。
上記は2セメスター分の学費と1セメスター寮費、入寮した場合の食費である。(寮によっては自炊が可能な場合もらりこの限りではない。)尚、学費に関しては大多数の学生が籍を置く学門Harpur College of Arts and Sciencesに沿ったものであり、理工学系、ビジネス系の学部はやや高額となっている。
大学寮以外の地域に住まう場合は当然寮費と食費の支払いを強制されることは無いがキャンパスにいる可能性の高いランチ(昼食)の食費を払い込む学生はいる。ビンガムトン地域の物価は東京やニューヨーク市に比べると安く、家賃はルームシェアで300ドルほどからある。通学は車か、バスとなる。Off Campus College Transport Inc. (OCCT) が提供しているバスと、ビンガムトン市営のバスを無料で利用する事ができる(OCCTが提供するバスは深夜帯にも数本のサービスを提供しており、すべて生徒によって運営されている)。