アンティックヴァリュー
アンティックヴァリュー(欧字名:Antique Value、1979年2月25日 - 1997年4月28日)は、アメリカの競走馬、繁殖牝馬。競走馬としては未出走のまま引退したが、繁殖牝馬として日本に輸入された後、桜花賞・優駿牝馬の2冠を達成したベガら2頭の重賞馬の母となった。 経歴1979年2月25日、ニューヨーク州のBelair Farmで出生[3]。同年7月、キーンランド・イヤリングセールにてJesus Sahagunが23万ドルで落札した[3]。しかし競走馬としてはデビューできず、ファシグ・ティプトンのセリ市でAmin Saidenに14万ドルで売却された[3]。その後繁殖入りし、アメリカ各地の牧場を転々とした。アメリカ時代の産駒のうち、2番仔のオールドスタッフは後に繁殖牝馬として日本に輸入された。また4番仔であるニュースヴァリューは外国産馬として日本で競走馬デビューを飾り、JRA6勝・札幌スプリントステークス2着の成績を残した。 アンティックヴァリューは1989年に日本に輸入され、社台ファーム早来にて繋養された。初年度はトニービンが配合され、そして生まれたのがベガである。ベガはアンティックヴァリューと同じく脚部が内向する特徴を受け継いでおり、一時は競走馬としてのデビューも危ぶまれたが、1993年に無事デビューを飾ると、最終的にこの年の牝馬二冠(桜花賞・優駿牝馬)を達成。アンティックヴァリューはGI馬の母となった。 1997年4月24日、トニービンとの仔を出産したが、その4日後の4月28日に急死[2]。没後の1999年にはベガ産駒であるアドマイヤベガが東京優駿を制し、孫世代からもGI馬を輩出。ベガはその後もアドマイヤボス、アドマイヤドンを送り出した。また2001年にはベガの全弟で最後の産駒であるマックロウがGIIの京都記念を制している。 繁殖成績
主要なファミリーライン「f」は「filly(牝馬)」、「c」は「colt(牡馬)」、「g」は「gelding(騸馬)」の略。太字はGI級競走優勝馬。*印は日本に輸入された馬。
血統表
脚注
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