ジャッジアンジェルーチ
ジャッジアンジェルーチ (Judge Angelucci) とはアメリカ産の競走馬である。アメリカ西海岸のハンデキャップ競走で活躍し、G1競走で3勝を挙げた。引退後は日本で種牡馬となっていた。 経歴3歳になった1986年にデビューし、その年の9月になって初勝利を挙げた。本格的に活躍するのは翌年以降で、1987年に年明けの一般競走を連勝すると、4月のサンタアニタパーク競馬場で行われたサンバーナーディーノハンデキャップで重賞初制覇を飾った。G1初挑戦となった6月のカリフォルニアンステークスで前年のケンタッキーダービー馬ファーディナンドと初の対戦を迎え、これを4着に破ってG1初出走にして栄冠を手にした。 以後も西海岸における中距離路線の大競走を中心に出走し、同地を拠点とするファーディナンドやアリシーバらと対戦を繰り返した。1987年にはブリーダーズカップ・クラシックにも出走し、ファーディナンドとアリシーバの接戦からやや遅れて3着に入っている。その後1988年の末に引退するまでの3年間で22戦10勝の成績を挙げ、G1勝鞍もサンアントニオハンデキャップ・マーヴィンルロイハンデキャップを含む3勝(グレードはいずれも当時のもの)に上った。 1988年の引退後、日本の社台グループが購入。翌年から社台スタリオンステーションにて種牡馬として供用された。 現役引退後
代表産駒
ゴーカイが障害競走馬としては異例の種牡馬入りを果たしたこともあり、父系は2010年代まで存続していた。 ブルードメアサイアーとしての代表産駒
上記以外にもキタサンブラック・シュガークン兄弟の母馬であるシュガーハート(2005年産、未出走のまま繁殖入り)も本馬が母父である[1]。 血統表
母ヴィクトリアンクイーンはカナダで競走生活を送り、オンタリオ州の地元重賞など12勝を挙げ、カナダで最優秀古牝馬にも選出された競走馬であった。繁殖牝馬としても優れ、ジャッジアンジェルーチのほかにもジョンヘンリーハンデキャップ優勝馬のピース(1985年生・牡馬)、ブルーグラスステークス優勝馬のウォー(1984年生・牡馬)といったG1勝ち馬を出している。 脚注
外部リンク
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