アレクサンドル・ユーリエビチ・エンベルト(ロシア語: Алекса́ндр Ю́рьевич Э́нберт , 英語: Alexander Yuryevich Enbert, 1989年4月17日 - )は、ロシア出身の男性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはナタリア・ザビアコ、ワシリーサ・ダワンコワ、カタリナ・ゲルボルト、クセニヤ・オゼロワなど。
2018年平昌オリンピック団体戦2位。2019年世界選手権、2018年欧州選手権3位。
経歴
2007-2008シーズンからクセニヤ・オゼロワとペアを結成。2008-2009シーズンにはジュニアグランプリファイナルに出場するも、SPの後に棄権をした。世界選手権にはリュボーフィ・イリュシェチキナ/ノダリー・マイスラーゼ組の代わりに出場するが、FSには進出できず24位に終わった。翌シーズンでオゼロワとのペアを解散。
2010年3月、タマラ・モスクヴィナのもとで女子シングルのカタリナ・ゲルボルトのペアパートナーのトライアウトを行った[1]。2010-2011シーズン、ペアと組んで初めての国際大会となったニース杯で優勝。ロシア選手権で優勝したタチアナ・ボロソジャル/マキシム・トランコフ組はボロソジャルのウクライナからの移籍後1年を経過していなかった。そのため大会出場の権利を保持しておらず、4位だったが欧州選手権の代表に選出され4位入賞。
2011-2012シーズンのロシア選手権でも4位。2012-2013シーズンはスケートカナダに出場を予定していたが、ゲルボルトが靭帯を断裂し手術を行った。その影響でシーズン全ての試合を欠場した[2]。翌シーズン試合に復帰して、ロンバルディアトロフィーで3位。ロシア選手権では7位。このシーズンをもってゲルボルトとのペアを解散し、新たにワシリーサ・ダワンコワとペアを結成し、コーチをニーナ・モーゼルに変更した[3]。
2014-2015シーズンのロシア選手権では6位。シーズン終了後にはダワンコワとのペアを解散し、新たにナタリア・ザビアコとのペアを結成した[4]。
2016-2017シーズン、ロステレコム杯で2位となり、グランプリシリーズで初めて表彰台に立った。シリーズでの成績は7位だったが、アリオナ・サフチェンコ/ブリュノ・マッソ組の出場辞退により、グランプリファイナルに繰り上がり出場した。ロシア選手権では初表彰台となる3位。欧州選手権と世界選手権代表にも選出された。
主な戦績
詳細
2007-2008 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2008年1月30日 - 2月2日
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ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ロストフ・ナ・ドヌ)
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4
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9
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6 131.35
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プログラム使用曲
脚注
- ^ Tamara Moskvina: I am not a supporter of radical demolition goals
- ^ Фигуристы Гербольдт/Энберт пропустят все турниры 2012 года - Москвина
- ^ Олег Васильев: «О распаде пары Гербольдт – Энберт узнал сегодня»
- ^ Горшков подтвердил образование новой спортивной пары фигуристов Забияко/Энберт
- ^ a b “Наталья Забияко -- Александр Энберт не примут участие в этапах Гран-при” [ナタリア・ザビアコとアレクサンドル・エンベルトはグランプリシリーズに参加しない] (ロシア語). ロシアフィギュアスケート連盟. 2019年10月2日閲覧。
- ^ Мозер рассказала о короткой программе Забияко и Энберта в новом сезоне
- ^ https://web.archive.org/web/20171017203926/http://www.isuresults.com/bios/isufs00035212.htm
- ^ Meet Natalia Zabiiako and Alexander Enbert
参考文献
外部リンク