アジアラグビーチャンピオンシップ
アジアラグビー・チャンピオンシップ(Asia Rugby Championship)は、アジアラグビー加盟国により毎年開催されるラグビーユニオンの国際大会である。エミレーツ航空が冠スポンサーとなり「Asia Rugby Emirates Men's Championship」ともいう。 1969年からアジアラグビーフットボール大会(Asian Rugby Football Tournament)として開催され、2008年から2014年までアジア5カ国対抗(Asian Five Nations)として開催されていた。 概要2024年2024年大会は、以下2つのディビジョンに分けて行われた。
2025年2025年大会は、下位ディビジョン開催が無くなり、全5チームが参加。まず「マレーシア対スリランカ」でプレーオフ(予選)を行い、その勝者・韓国・アラブ首長国連邦・香港による本大会「Asia Rugby Emirates Men's Championship」の実施となった[3]。優勝チームには、ラグビーワールドカップ2027(オーストラリア大会)への出場権が与えられる[4]。 日本日本代表は、最多の25回優勝を記録しているが、2017年大会を最後に参加していない[5]。以後、同時期(6月)に日本はヨーロッパ強豪6か国からの遠征チームとの対戦を日本国内で行うようになった。 沿革アジアラグビーフットボール大会1968年12月、日本、韓国、台湾、香港、マレーシア、シンガポール、スリランカ、タイの8か国により、アジアラグビーフットボール協会(ARFU)が設立。その際に、アジア大会の開催が決定された[6]。 1969年3月、第1回アジアラグビーフットボール大会(Asian Rugby Championship、ARC)を、日本(秩父宮ラグビー場)で開催した[6]。翌1970年に第2回大会を香港で開催し、以後は隔年で各国持ち回り開催することを決めた[6]。 参加国の増加にともない、1998年(第16回)から2つのディビジョンに分けて開催された。 この大会とは別に、2003年から、毎年開催の「ARFUアジアラグビーシリーズ(ARFU Asian Rugby Series)」が始まる。 アジア5カ国対抗2008年、隔年開催のアジアラグビーフットボール大会と、毎年開催の「ARFUアジアラグビーシリーズ」とを統合して、アジア5カ国対抗(Asian Five Nations)が創設され、毎年開催される[7][8]。アジア5カ国対抗ではホーム・アウエー方式となり、大会開催地は設けられない。 アジアラグビーチャンピオンシップ2015年6月、アジアラグビーフットボール協会がアジアラグビーに改称。前年までのアジア5カ国対抗を改編し、アジアラグビーチャンピオンシップ(Asian Rugby Championship、ARC)を発足した。2015年大会は、アジアラグビーに加盟していた31協会から22か国が参加し、5つのディビジョンに分かれて競われた[9]。 2018年大会のトップ3は、ラグビーワールドカップ2019(日本大会)のアジア地区予選を兼ねて行われるため、すでに出場権を持つ日本を除く上位3か国が出場した。 2019年大会のトップ3は、日本はワールドカップに備えてパシフィック・ネイションズカップに出場したため、日本を除く上位3か国が出場した。 2020年・2021年は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため開催しなかった。 その後のディビジョン数は、開催年・参加国数によって増減があり、2024年大会では2つのディビジョンに分け、8か国が参加した[1][2]。2025年大会では下位ディビジョンが無くなり、「マレーシア対スリランカ」の勝者と、韓国、アラブ首長国連邦、香港による、4チーム参加となった[3]。 ディビジョン分け1998年大会アジアラグビーフットボール大会(ARFU Asian Rugby Championship)において、前回大会(1996年大会)までは7~8チームが参加していた。1998年大会から、4チームずつ、以下のように2つのディビジョンに分けて行った。
2004年大会からは、「ディビジョン3」が加わった。 2008年大会アジア5カ国対抗(Asian Five Nations)としての第1回目は、以下のように6つにディビジョン分けされた。
2015年大会アジアラグビーチャンピオンシップ(Asian Rugby Championship、ARC)として第1回目。前年2014年アジア5カ国対抗の成績をもとに、以下のように7つのディビジョンに分けて行われた。
【入替戦】トップ3最下位とDIVISION 1優勝との対戦[17]。【自動入替】ディビジョン1最下位とディビジョン2優勝とが自動入れ替えとなる。 2024年大会ARC2024年大会の参加国は8チーム。以下のように2つのディビジョンに分けて行われた。上位は、3チームから4チームに増やされた。
2025年大会アラブ首長国連邦のエミレーツ航空(Emirates)が大会スポンサーとなる。
歴代記録各回の優勝チームなどの履歴は、後述の「上位リーグ」「下位リーグ」を参照。 全期間成績最上位ディビジョンでの、優勝・準優勝・3位の獲得数。1969年大会から2024年大会まで。
上位リーグアジアラグビーチャンピオンシップ最上位ディビジョンでの順位(上位4チームまで)。下位ディビジョンの順位は、後述「ディビジョントーナメント」を参照。 ノート:
^† 下位ディビジョンとの入替戦に進出
下位リーグディビジョントーナメント1998年大会から、下位ディビジョン(ディビジョントーナメント)が設けられた。ここではその順位(最大4位まで)を掲載する。
ノート: 出典
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