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この項目では、アニメグッズの販売・買取店について説明しています。方角を知る道具としての羅針盤については「方位磁針」をご覧ください。 |
株式会社らしんばん(英: Lashinbang Co.,Ltd.)は、東京都豊島区に本社を置く、同人誌・アニメグッズ等の販売・買取を行っている古書店チェーン「らしんばん」を運営している企業。
概要
かつては中古テレカやトレカを取り扱うカードショップ羅針盤として東京都豊島区東池袋で展開していた。2000年10月6日、アニメイト旧池袋店跡に店舗を移転する際にBOOKSらしんばんに店名を改め、同人誌、コミック、アニメCD・DVD・LD、アニメ・ゲームグッズ、PCソフト、フィギュア等の中古品販売・買取業務も行う様になった[注 1]。
2001年、株式会社へ移行後は大阪日本橋店(現・大阪店)を皮切りに(2004年以降はらしんばんとして)主要都市に出店している。特にアニメショップ最大手のアニメイト、メロンブックス、ゲーマーズの店舗に隣接または併設する形で出店していることが多い。こうしたジャンルの店舗が集まる千代田区秋葉原では、2004年3月1日より2007年10月17日まで秋葉原通信買取センターが存在していた[注 2]のみで、販売店舗は2011年10月に秋葉原店がオープンするまで長らく進出していなかった。
現在のキャッチフレーズは、2007年より使用している萌えのコンビニ。
会社沿革
- 1969年 - 創業。
- 2000年 - 店名をBOOKSらしんばんに変更。
- 2001年 - 株式会社化。
- 2004年 - 店名をらしんばんに変更。
- 2007年 - 経営破綻したリーフ出版の音楽関連事業に関する権利を継承。
- 2018年11月 - 株式会社コムコーポレーションを子会社化[1]。
- 2019年2月15日 - 日本の店舗で、キャッシュレス決済のPayPayに対応[2]。
マスコットキャラクター
長らく、深野洋一デザインによるウサ耳少女のピクシス(Pyxis)及びウサギのシー(Sea)がマスコットキャラクターであったが、2002年9月のウェブサイトリニューアル後に新マスコットキャラクターデザインの一般公募を行なった。そして、2003年5月にウェブサイトを再リニューアル時に現マスコットキャラクターでもあるらんらん(LANLAN、魅野こだまによるデザイン)へ交代した。
らんらんは同人誌好きな腐女子であり、当初はばんばんという手伝いロボットを引き連れていた。2007年よりデザインもyamicoによるものに変更され、キャラクター設定も一新されている。
現在は、公式イラストレーターとしてらぐほのえりかを起用、らんらんのおめかしスタイルという別衣装も公開されている。
また、森キノコによる4コマ漫画ゆるこみも展開中。
らしんばんとしての発足10周年を記念して、2010年8月にオリジナルのドラマCDを制作し発売、12月にはらんらんのマキシシングルCDも発売した。らんらん役には日笠陽子を起用したほか、ドラマCDには声優として遠藤綾、竹達彩奈、喜多村英梨、下野紘、平川大輔が出演している。
メンバーズカード等
らしんばん全店の店頭で利用可能な「らしんばんメンバーズカード」を発行している。200円分の購入・買取ごとに10ポイントが付与され、500ポイントたまると500円分の割引券が提供される。成年向け商品購入時の年齢確認にも利用できる。
旧来のスタンプカードは2013年10月6日をもって終了した。
このほか、店舗・地域を区切った期間限定のスタンプカードやクーポン付チラシ等の配布をしばしば行っている[3]。
店舗
以前は北エリア、東エリア、中部エリア、西エリアの4つに分かれていた。店舗数の増加によりエリアが再編され、2018年時点は北海道・東北エリア、関東・甲信越エリア、東海・北陸エリア、関西・中国エリア、四国・九州エリアの5つとなった。通信販売も行っている。
アニメ関連の中古書籍・グッズ店チェーンの中では店舗数が多い。アニメイトなど類似ジャンルの書籍・グッズ店やゲームセンターと同じビルで営業する店舗も多く、近隣他店のレシートで割引などの特典が受けられることもある。三大都市圏の中心部と近郊ターミナル駅周辺、政令指定都市のほか、甲府・金沢・松山といった一部の県庁所在地やそれに準じる地域の中心都市(郡山・豊橋など)駅近く、郊外大型ショッピングセンター内にも出店している。
2016年以降に新設や移転などのリニューアルをした店舗の一部は、店名の後に「light」と付けられている。公式ホームページの店舗一覧にlightと明記されていなくても、店頭やチラシ類にはlightと表示されている例もある[4]。lightと付いた店舗は、店頭買取を行っていない店舗とほぼ一致している。
尚、背景がグレーの店舗は閉店店舗である。
ギャラリー
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札幌店
(丸大ビル3階)
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旧仙台店
(中央古久根ビル2階)
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旧横浜店
(ヨコハマプラザホテル3階)
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らしんばん新潟店(右側)
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大阪日本橋店(本館)
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大阪日本橋店(2号館)
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らしんばん松山店
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らしんばん熊本店(メロンブックス横へ移転後)
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アニメイト・メロンブックス
[注 60]・らしんばん熊本店の看板(移転後)
メロンブックスとの同時出店店舗
- 松山店(2007年3月開業)
- 新潟店(2008年11月開業)
- 八王子店(閉店済み、2010年2月開業)
- 蒲田店(2010年11月開業)
- 福岡天神店(2016年12月開業)
脚注
注釈
- ^ 現在は家庭用ゲームの販売・買取にも力を入れている。アダルトゲーム(パソコンゲーム)は成人向けコーナーがある店舗で取り扱っている。
- ^ 業務拡大につき、2007年10月18日より現在の本社所在地に移転。
- ^ 丸大ビル3F。同ビル内にはアニメイト(2F)やメロンブックス(B1)などが営業している。2018年8月17日に増床リニューアル。それに伴い、ゲーム館は本館に統合された。
- ^ 開店当初は本館と同じ丸大ビル3Fに入居。2018年8月の札幌店本館統合により同ビルの4Fに移転した。
- ^ 2008年7月にアニブロゲーマーズが同じビルに移転。
- ^ 2015年1月にアニメイト・アニブロゲーマーズと共に仙台駅西口に位置するEBeanSへと移転。
- ^ イオンモール新利府南館3F。同建物内にはアニメイト(3F)も営業している。
- ^ Ati郡山3階に出店。同ビル内にはアニメイトも営業している。
- ^ 宇都宮Festa4階に出店。同ビル内にはメロンブックス(B1F)やアニメイト(5F)、同業他社のまんだらけ(4F)が営業している。
- ^ MYMにカードラボと同時出店。B1Fはアニメイト及びメロンブックス。
- ^ 旭町ビルにアニメイト(移転)・カードラボと同時出店。
- ^ 1Fはアニメイト大宮店コミック館、3Fはゲーマーズ大宮店。隣接するビルの1Fはアニメイト大宮店本館、2Fはメロンブックス。
- ^ 川越モディ4F。同時にアニメイトが移転。
- ^ モラージュ菖蒲本館3F、アニメイトの隣に出店。
- ^ アニメイトサンシャイン4Fに出店。
- ^ 当初は「4号館(女性同人館)」だったが、2015年10月24日に5号館5Fに移転。
- ^ B1Fがキャラグッズ専門フロア、5Fが前述の女性向同人フロア、6Fが買取フロアで構成。
- ^ 新館の売場拡大に伴い、2017年4月2日をもって一時休業し、同年4月28日に買取館としてリニューアルオープン。本館時代は木村ビルの3フロア(2F - 4F)で営業していたが、名称変更後は4Fのみでの営業となる。空いた2フロアにはメロンブックス秋葉原2号店が入居。
- ^ その名の通り買取専門店であり、販売業務は行っていない(リニューアル以降は新館に集約)。
- ^ らしんばんとしては最大の店舗。
- ^ AKIBAカルチャーズZONE2Fに出店。2017年3月31日限りで閉店するアニメイトAKIBAカルチャーズZONEの後続テナントとして、同年4月28日より1Fにも売場を拡大。
- ^ 書泉ブックマートB1Fに出店。書泉ブックマートが2015年9月30日に閉店となるため、翌10月1日より秋葉原店本館に統合。
- ^ メロンブックスと同時出店。アニメイト蒲田店が開店1週間前に同ビル内に移転。
- ^ 1号館(本館)・2号館(グッズ館)・買取館で構成される。
- ^ メロンブックスと同時出店。1Fはメロンブックス、2Fはらしんばん
- ^ オープン当初の店名は「らしんばん立川出張所」。2015年4月18日に、アニメイト・ゲーマーズが入居するasamiビルへの移転に伴い、「立川店」に改称し、さらに2017年12月の立川店本館オープンに伴い、「立川店 2号館」に再改称した。
- ^ ショッピングセンター吉祥寺コスモ2Fに出店。
- ^ アニメイト(移転)と同時出店。
- ^ かつてはアニメイト横浜店(現:アニメイト横浜ビブレ店)と共にヨコハマプラザホテルに出店していたが、同ビルの閉鎖に伴い2019年4月に現店舗へ移転。
- ^ とらのあなも入居しているビルに出店。
- ^ アニメイト(移転)、メロンブックスと同時出店。旧石丸電気新潟店。
- ^ ココリ2F。同時にパセオ時代に入居後、他のビルへ移転したアニメイトも出戻りの形で移転。その後、2022年8月に中巨摩郡昭和町のイオンモール甲府昭和3階に、アニメイト甲府店と共に移転(店名は両者とも「甲府店」→「イオンモール甲府昭和店」に改名)。移転後は18禁(成年向け)コンテンツの取扱が予告無しで終了し、現在に至る。(但し、買取は可能)
- ^ ショッピングプラザ again5Fに出店。
- ^ a b 中古販売のみ。
- ^ 2006年11月に浜松店を閉店した上で豊橋店へ移転。跡地にはアニメイト浜松店が移転(後にアニメイトは再移転している)。
- ^ 2014年4月4日にミマツ駅前ビル5Fに移転、2018年5月13日閉店。
- ^ 静岡パルコ5Fに出店。2016年9月1日に同4Fに移転したが、2か月後の11月6日に同じ4Fの別場所に再移転している。6Fにはアニメイトが入居している。
- ^ マーケットスクエアささしま1Fに出店。
- ^ MultinaBox2Fに出店。
- ^ 2006年11月11日に(旧)浜松店からの移転で名豊ビル(豊橋市駅前大通)地下1階に開店・営業していたが、2012年6月22日、ウエルプラザユメックス3F(豊橋市広小路1丁目)に移転。同日同フロアにメロンブックス・カードラボも同時出店。
- ^ 元アニメイト カフェショップ京都およびゲーマーズ京都店(移転後)があったビルの1階、2階に出店。2019年3月1日には同ビル4階、5階にメロンブックス京都店も移転オープンしている。
- ^ 京都アバンティ4Fに出店。2017年9月23日に4階から京都アバンティ6階に移転。
- ^ オタロードへ移転、アニメイト・メロンブックスと共にアニメイトビルで営業。
- ^ アニメイト(3F)と同じビルに出店。
- ^ センタープラザにカードラボと同時出店。アニメイトも同じビルで営業。2017年6月23日に2号館と統合。
- ^ 1F・2Fにはアニメイトが入居。
- ^ 2015年3月27日に第一セントラルビル2号館4Fに移転。同じフロアにはアニメイトやアニメイトカフェがある。
- ^ アニメイト(移転)、カードラボと同時出店。メロンブックスも同じビルに移転し、アニメイトビル(日本橋店の同名物件とは別件)となった。
- ^ メロンブックスと同時出店
- ^ ベスト電器福岡本店ビル8Fに出店。同フロアのカードラボ、9Fのメロンブックス(移転)と同時出店。
- ^ 博多マルイ7F。6Fには駿河屋が入居している。
- ^ 小倉駅前「あるあるCity」のオープンと同時に出店。
- ^ イオンモール筑紫野3F、アニメイトの隣に出店。
- ^ 南館2Fに出店。
- ^ 九州初の出店。
- ^ 当初はアニメイトとメロンブックスが隣接したビルでオープンしたが、2011年11月19日にメロンブックスの隣へ移転した。
- ^ 2021年5月31日に隣接のメロンブックス熊本店が閉店された後、同年8月14日よりリニューアルオープンしたことで、売り場面積が大幅に拡大された。
- ^ アニメイト台北總店内に出店。
- ^ にD2 Place ONE1Fに出店。
- ^ メロンブックス熊本店は2021年5月31日をもって閉店した。
出典
外部リンク
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