ゆめタウン
ゆめタウン(英語:youme Town[1])とは、広島市に本社を持つスーパーマーケットチェーンであるイズミが運営する総合スーパー(GMS)、大型ショッピングセンターの名称。 概要1990年(平成2年)6月14日開店のゆめタウン高梁(岡山県高梁市)、同年10月18日開店のゆめタウン東広島(広島県東広島市)を皮切りに、中国地方を中心として九州地方、香川県・徳島県(四国地方)、兵庫県(近畿地方)へとネットワークを拡大している。イズミのスーパーマーケット「イズミ」から業態転換された店舗も存在する。2008年9月には旧ニコニコ堂の店舗を承継して運営していたゆめタウン熊本をイズミ本体へ吸収合併している。 1990年代は総合スーパー (GMS) 業態で展開していたが、2004年に開業したゆめタウン光の森(熊本県菊陽町)以降、シネマコンプレックス(シネコン)や専門店街を備えたコミュニティ型ショッピングセンター (CSC) 業態での展開も行っており、いくつかの既存店舗にもシネコンを併設している。 ゆめタウン内にはイズミのインポートファッションブランドである「X-SELL」がテナントとして入っていることが多い。かつては広島市西区にある株式会社エクセルが展開していたが、イズミに吸収合併された。 山口県下関市ではゆめタウン長府の開店(1993年)に伴って、『ゆめタウン』という地名が誕生した。 2018年には西友よりザ・モール姫路、ザ・モール周南の2店舗の譲渡を受けた。両店舗はゆめタウン姫路、ゆめタウン下松としてリニューアルオープンしている。また、2019年にはセブン&アイホールディングスとの業務提携により、ポートプラザ日化の中核店舗であるイトーヨーカドー福山店の譲渡を受けた。これによりゆめタウン福山としてオープンした。 イオングループのイオンモール(イオンリテール株式会社・イオンモール株式会社・イオン九州株式会社が展開)やイオンタウンのほか、中国・四国・九州地方では同じくイオングループの一員である愛媛県を本拠とするフジグランや、福岡県を本拠とするサンリブと競合関係にある。かつては熊本県を本拠とする寿屋とも競合関係にあった。 2015年に行われたオリコンによる「総合スーパー顧客満足度ランキング調査」では、九州・沖縄地区で1位[2]、中国・四国地区では2位[3]を獲得している[4]。 特徴売り場イオンとイオンモール、イトーヨーカ堂とアリオ、西友とザ・モールのように、スーパーマーケットが運営するショッピングセンターは核店舗となる直営売り場とショッピングセンターの名称を分けているところが多いが、ゆめタウンは統一している。 また、イオンなどは店の端に直営売り場を、その横に専門店街を配置する構成が多いが、ゆめタウンは直営売り場を取り囲むように専門店が配置されていることが多く、境界を曖昧にしてある。 基本的に直営売り場での家電や玩具の販売は行わず、販売を行う場合は各種専門店(エディオンやベスト電器、玩具に関してはそれに加えてペリカンやおもちゃのあおきなど)を入居させて対応している。 音楽ゆめタウンの店内で流れている「ハロー!ゆめタウン[注 1]」や「ゆめカード5倍デー」などをYouTube公式チャンネルで聴くことができる[5]。公式サイトでも聴くことができたが、現在はページが削除されている[6]。 STU48のメンバー・池田裕楽が歌う「ハロー!ゆめタウン」が、2024年8月25日から同年11月4日まで、ゆめタウン・ゆめマート全店で流れた[7]。 ロゴ
テレビCMについては、ロゴ下部に地域が表記されるが、福岡県の放送の場合、県外の視聴者も多いため「下関・福岡・佐賀・大分」と表記されていたが、長崎県にある「夢彩都」が「ゆめタウン夢彩都」に改名した2013年9月以降は「福岡・佐賀・大分・長崎」と表記されている(長崎県では「ゆめタウン」を「夢彩都」に置き換えた専用バージョンのTVCMが存在していたが、改名した2013年9月以降は「ゆめタウン」のバージョンに統一されている)。 電子マネー2005年(平成17年)8月頃より、東広島店・博多店・高松店の3店舗でおサイフケータイを用いた会員サービス「ゆめピッと」を導入(2011年(平成23年)5月末にサービス終了)。これに合わせて、3店舗に電子マネーEdyが導入され、以降、他の店舗でも順次Edyの導入が進められている(導入店舗ではEdyチャージャーが設置されている)。 2009年(平成21年)9月より、セブン&アイ・ホールディングスが展開する電子マネー「nanaco」が、広島店と博多店に導入された。久留米店では、同年9月30日より西日本鉄道(西鉄)のICカード「nimoca」が導入された[8]。 2010年(平成22年)7月27日より、株式会社ゆめカードを通じて、磁気ストライプ方式の独自電子マネー「ゆめか」のサービス提供を開始した[9]。これは従来から提供されているゆめカード(現金ポイントカード)に付加するタイプの電子マネーで、広島県・香川県の6店舗を皮切りに、2013年(平成25年)までに全店に導入された[10]。なお「ゆめか」は現金ポイントカードとしても利用できる(現金払いでも値引積立額を貯めることができる)。 更に2018年(平成30年)以降は、iDやQUICPayの導入も進められている[11][12]。 2018年10月25日、同年4月のイズミとセブン&アイ・ホールディングスの業務提携を受ける形で、ゆめタウン出店エリアでの「ゆめか」と「nanaco」の相互利用の本格展開を開始[13]。専門店、セルフレジ等の一部売り場を除いたゆめタウン・ゆめマート全店舗でnanacoの利用を開始した。 POSシステムゆめタウンでは1990年の展開開始時からPOSシステムの導入を行っている。2002年までは全店日本IBM製を導入していたが、その後全て東芝テック製に切り替えている(イズミ店舗でもPOSシステムを導入している)。機種はM-6800かM-7000が導入されている。 店舗展開→現在の店舗一覧は店舗・チラシ情報を参照
→ウィキペディアに記事がある店舗の一覧はCategory:ゆめタウンを参照
2018年12月現在、中国地方を中心に計67店舗を展開する。
ゆめシティ(山口県下関市)は「ゆめタウン」の名称を用いておらず、独自の配色・デザインのロゴを使用しているが、実質的にゆめタウン形式での営業であるため、上記の店舗数に含めている。また、熊本県内のうち3店舗(ゆめタウンあらお・ゆめタウンサンピアン・ゆめタウンはません)とイズミ鳥栖店は旧ニコニコ堂の大型店舗を承継したもので、受け皿企業として設立したゆめタウン熊本により運営されていた(2008年(平成20年)にイズミと合併)。また、ゆめタウン倉敷はかつて倉敷サブリーナタウンとして営業していた(1979年(昭和54年)12月12日開店)。ゆめタウン夢彩都(長崎県長崎市)は2013年(平成25年)9月1日までは「ゆめタウン」の名称を用いておらず「夢彩都」だった。 九州地方初出店は1995年(平成7年)3月23日に開店したゆめタウン遠賀(福岡県遠賀町)、近畿地方初出店は1996年(平成8年)10月30日に開店したゆめタウン氷上(兵庫県丹波市、現・ゆめタウン丹波)、四国地方初出店は1998年(平成10年)10月3日に開店したゆめタウン高松(香川県高松市)である。 ゆめタウンの中で最大の商業施設面積を有するのは、2016年(平成28年)11月に増床したゆめタウン佐賀(佐賀県佐賀市、58,000m2)。地元である広島県内における最大店舗は、2015年(平成27年)6月11日に開店したゆめタウン廿日市(広島県廿日市市、46,000m2)。 売上上位店舗表中、前年度よりも順位を下げた場合 、前年度よりも順位を上げた場合 、順位が変化しなかった場合 、該当年度に初ランクインした場合は緑色の網掛けで示している。
上位は2000年代に開店した店舗が多い。2005年度以降、地場である中国地方の店舗は2店舗のみに対して、九州地方の店舗は7店舗が10位以内にランクインしている状況が続いている。1999年度以降売上トップをゆめタウン高松が獲得し続けている[19](1998年度は福岡県・ゆめタウン筑紫野がトップ[20] )。 店舗ギャラリー過去の店舗
出店を断念した店舗
広告イメージキャラクターオリジナルキャラクターユーくん&メーちゃん - イズミ創業50周年の際、公募の中から誕生した。双子のひつじ兄妹[24]。 CMキャラクター現在
過去
提供番組地上波番組
YouTube毎週木曜日に投稿されている。
脚注注釈出典
YouTube
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