サンリブ
株式会社サンリブは、福岡県北九州市若松区に本社を置き、九州地方や中国地方でスーパーマーケットを展開しているスーパーマーケットチェーンであり、運営店舗のブランド名でもある。 2017年8月までは、株式会社マルショクとともに『サンリブ・マルショクグループ』を形成していたが、翌月に同社を吸収合併した。以降、法人としては「サンリブ」「サンリブグループ」を名乗るが、「マルショク」は引き続き運営店舗のブランド名として残る。 概要サンリブグループの中心企業。非上場企業ながら西日本(中国・四国・九州)では有数の規模を誇るスーパーマーケットチェーンである。1970年代のスーパーマーケット全盛期には、ユニード・壽屋・マルショクグループ(サンリブ)の三社が九州資本のスーパーとして繁盛していたが、ユニードと壽屋が消滅した現在では、九州資本のスーパーとしては最大手となった。現在でもイオンやイズミなどが攻勢を強める中、地域密着型で一定の存在感を保っている。ただし、最盛期には3千億円近くあったグループ全体の売上高は現在では2千億円を割り込む規模に縮小している。 かつては地域ごとに細かく事業会社が存在したが、1998年にそれらが統合されサンリブ社とマルショク社の2社となり両社で「サンリブ・マルショクグループ」を構成していた。業態にかかわらず地域で管轄を分担しており、サンリブ社が後述の地域を除く福岡県・佐賀県・山口県・広島県・現在は店舗がない長崎県、マルショク社が熊本県・大分県・宮崎県・現在は店舗がない鹿児島県と福岡県の行橋市・豊前市・みやこ町・うきは市・朝倉市を管轄していたが、熊本地震などの影響でマルショク社の経営が厳しくなったことなどもあり、グループ全体を1社で運営する方針に転換し、2017年9月1日付でサンリブ社がマルショク社を吸収合併した。 沿革
店舗の種類
くらしらくカード・masaca!!サンリブ社では、ポケットカード、富士通と提携したポイントカードを発行している。クレジット一体型は「くらしらくカード」の名称でポケットカードが発行し、2013年11月29日からスタートした現金専用型は「masaca!!(マサカ)」の名称でサンリブが発行し、富士通が技術支援している。「masaca!!」のコールセンターは富士通ソリューションスクエア内にある。 「くらしらくカード」「masaca!!」とも、サンリブ・マルショク各店での買い物の際、カードを提示またはカードで決済するとポイント(くらしらくポイント)が貯まる仕組みになっている。「くらしらくカード」には国際ブランドのマスターカードが付帯されており、サンリブグループの店舗だけではなく2000万店以上のマスターカード加盟店で利用できる。一方「masaca!!」は、クレジット機能が無い代わりに現金にてマネーをチャージして買い物の支払いに利用できるプリペイドカード機能が付帯されているほか、高齢者限定の「masaca!!α」カードも用意されている。「α」は各種運用面で通常の「masaca!!」よりも優遇されている。 サンリブ、マルショク以外の店舗(ポケットカード加盟店、マスターカード加盟店)でのショッピングは、一部入居テナントを除きくらしらくポイント付与の対象にはならないがポケットカードポイントは付与される。またカード事業はこれまでサンリブ社のみの事業で、マルショク社管轄の「サンリブ」「マルショク」各店ではカード会員の募集は一切行っていなかった他、くらしらくポイント付与の対象にはならなかったが、2014年10月27日からサンリブ長門、マルショク西条店、マルショク日南店を除くマルショク社管轄の「サンリブ」「マルショク」各店でも「くらしらくカード」「masaca!!」ともに利用が可能となった[9]。 脚注
外部リンク |
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