みなみ子宝温泉駅
みなみ子宝温泉駅(みなみこだからおんせんえき)は、岐阜県郡上市美並町大原にある、長良川鉄道越美南線の駅である。駅番号は18。2002年度(平成14年度)、中部の駅百選の一つに選ばれている。 歴史2002年(平成14年)4月4日に開業した[1]。当時の美並村が運営していた温泉施設「日本まん真ん中温泉 子宝の湯」(1997年12月開湯。当初はプレハブ小屋の露天風呂)を改装する際、新温泉棟と一体化した駅の建設を美並村が要望して開設された。請願駅であるため建設費は美並村が全額負担した[2]。 原油や電気代の高騰とコロナ禍による来場者数の半減が影響し、2024年(令和6年)9月29日で「子宝の湯」は営業を終了した[3]。郡上市役所は公営での再開を断念し、運営を希望する事業者があれば貸し付ける方針である[4][5]。美並町内の経営者6人が出資し、民間の新会社を設立して2025年(令和7年)9月以降の再開を目指すとしており、施設名は改称する予定である[6][7]。 駅構造のりば単式ホーム1面1線を有する地上駅。出入口は2か所あり、温泉施設に直結するホーム中央付近の出入口がある他、ホーム美濃太田駅寄り端には、駅構外へ通じる出入口がある。 なお、温泉施設内は土足禁止のため、温泉施設側の出入口から駅を出た場合は、施設内に入ってから履物を脱ぐ必要があった。
日本まん真ん中温泉 子宝の湯駅に併設していた温泉施設[1]。先述のように2024年(令和6年)9月29日で営業を終了した[3]。 内風呂・露天風呂と槇風呂または釜風呂を有するが、槇風呂と釜風呂を同日に入浴することは不可だった[注釈 1]。なお、お風呂(男湯・女湯)の入替えは1週間ごとに行われる[8]。 長良川鉄道を利用して訪れると、降車時に運転士から当日限り有効の降車証明書を貰え、これをフロント係員に渡すと、割引入浴料300円(小学生は100円)で入浴することができた[9]。なお、温泉施設の駅ホームへ通じる玄関付近には3灯式の鉄道信号機が設置されており、列車到着までのおおよその時間を知らせていた[1]。
駅スタンプ長良川鉄道では、国鉄時代の「わたしの旅キャンペーン」の駅スタンプを復刻したスタンプラリーと1日乗車券のセットを2022年(令和4年)から発売(発売額は通常の1日乗車券と同額)している。当初はこの駅にはスタンプは設置されていなかったが、2年目となる翌年夏からこの駅にも追加で設置され、子宝の湯のフロントで押印可能。ただし、子宝の湯休館日は郡上八幡駅で押印することとなる。 利用状況
駅周辺駅東側の線路沿いを岐阜県道324号白山美濃線が通る。長良川は駅西側を流れており、その対岸を国道156号が通る。しかし、当駅から国道へ向かうための橋は架けられていない。 川の駅373[10]が「日本まん真ん中温泉 子宝の湯」に隣接している。 バス路線駅前に郡上市自主運行バス「みなみ子宝温泉駅」停留所があり、以下の路線が発着する。
隣の駅脚注注釈
出典
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