MIDI SURF
「MIDI SURF」は、THE MAD CAPSULE MARKET'Sのシングル。 背景アルバム『DIGIDOGHEADLOCK』(1997年)リリース後、全国ツアー「DIGIDOGHEALOCK TOUR」を敢行し、11月21日には同アルバムより「CRASH POW」と「CLEATURE」をシングルカットとして同時リリースする。その後、「DIGIDOGHEALOCK TOUR'98」と立て続けにライブツアーを敢行し、主催イベント「MAD HOUSE」を定期的に開催するなど活動の幅が広がっていた。 その後、11枚目のシングルとして本作はリリースされた。 録音本曲は青山にあるビクター501スタジオでレコーディングされ、横浜にあるランドマークスタジオでミックスダウン作業が行われた。 音楽性音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「制限速度無視のビート。咆哮するヴォーカル。ノイジー&ラウドなギター。すべてが狂った今という時代を映し出す鏡のようなサウンドだ」[1]、音楽情報サイト『ローチケHMV』では、「脳髄にズキズキとくるデジタル音とズシズシ伝わるベースの音」と記されている[2]。 リリース1998年8月28日発売。初回限定盤にはポチカーのチョロQが付いている。また、限定生産でソノシート盤も発売されたが、CDとは異なり、「MIDI SURF STRRRRIVE!! MIX」が収録されていない。 アルバム『OSC-DIS』にも収録されているが、アルバム収録版はリミックスされている。 この作品が、『THE MAD CAPSULE MARKET'S」名義で発売した最後の作品となり、以降の作品は『'』(アポストロフィー)が外され、『THE MAD CAPSULE MARKETS』となっている。 アートワークシングルのジャケットはアルバム『DIGIDOGHEADLOCK』に続き犬の頭をモチーフに、車輪の付いた自動車の形状となっている。シングルの初回限定版にはジャケットイラストを模したチョロQが付属しており、このアイデアはアートワークを担当している土井宏明がミニカーの付属を提案したが、KYONOからチョロQとの提案があったため、最終的にチョロQを付属する事で決定した[3]。 スタッフサイドがはメーカーであるタカラに交渉を試みるも、採算性の問題からメンバーは実現不可能と半ば諦めかけていた。しかし、その後タカラの社長直轄の部署から採算無視で制作するという人物が現れ、急遽実現する事となった[3]。 上田はこの時期の事を、「俺らだけじゃなくて、周りのスタッフ含めメーカー含め、みんなで遊び始めだしたっていうか、遊びたいって思い始めた頃。チームワークが出来上がってきたってことだよね」、「俺は基本的に放っておくとずーっとスタジオ入っちゃうような人間だから、そうやって外からいろんな刺激を与えてもらうのはすごい面白かった」と語っている[3]。 また、同時リリースのソノシート盤のジャケットはCD盤と異なり、ポチカーがアニメ調のイラストになっており、タイトルも「ミディサーフ」とカタカナで表記されている。 ミュージック・ビデオ本作のミュージック・ビデオはサカグチケンが監督している。内容は、プロローグとして複数の白人男性が同じ部屋でテレビを見ており、そのテレビ画面にはサーフィンをする男性の姿にBGMとして同バンドの「ASPHALT-BEACH」が流されている。途中、テレビ画面が異常を起こし、まともに見れなくなった事に憤慨した白人男性たちは口々にテレビ画面に向かって罵倒する言葉を発言し、やがてスケートボードを片手に全員が外へ出ていく。その後、曲のオープニングが始まり、全編でデストロイダーの姿をした男の姿とスケートボードに興じる男性たち、メンバーによる演奏の映像で構成されている。 シングル収録曲
スタッフ・クレジットTHE MAD CAPSULE MARKET'S参加ミュージシャン
スタッフ
リリース履歴
脚注
外部リンク |
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