FIFAクラブワールドカップ2021
FIFAクラブワールドカップ2021(英: FIFA Club World Cup 2021)は、2022年2月3日から2月12日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)で開催された18回目のFIFAクラブワールドカップである。 当初は2021年6月17日から7月4日にかけて24チームが参加する新方式により中国で開催予定だった[1]が、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 感染拡大によるUEFA EURO 2020およびコパ・アメリカ2020の2021年への開催延期に伴い、2020年3月18日に電話によるFIFAの臨時理事会により同大会の開催延期が決定[2]。 2020年12月4日のFIFA評議会により開催地を中国から日本に変更し、従来の7チーム(6大陸連盟代表+開催地代表)によるノックアウトトーナメント方式に戻して開催することが決定し[3]、更に2021年3月19日にFIFAの理事会が行われ、大会の日程が12月9日から12月19日に行われる事が決まった[4]。しかし、新型コロナウイルスの感染状況およびそれに伴う開催条件を考慮した結果、日本サッカー協会が2021年9月9日に日本での開催を返上することでFIFAと合意したと発表した[5]。その後の2021年10月20日にFIFAは、当大会を2022年初頭にアラブ首長国連邦で開催すると発表した[6]。 概要2016年に国際サッカー連盟(FIFA)の会長ジャンニ・インファンティーノは、2019年大会において32チームが参加して行われる案を出したが[7]、しかしその後2021年からコンフェデ杯を廃止し、4年ごとの開催、24チームが参加することを提案[8]。 2019年3月にアメリカ・マイアミで行われたFIFA評議会でインファンティーノの提案を賛成多数で承認した[9][10][11]。しかし欧州クラブ協会は当大会の大幅変更は、すでに2024年まで決まっていたFIFA国際大会カレンダーを十分な協議なしに変更したものとして反対、本大会のボイコットの可能性も表明している[10]。しかし新型コロナウイルスの世界的大流行でUEFA EURO 2020とコパ・アメリカ2020が1年延期され開催困難となったため、FIFAは2021年、2022年または2023年の後半に延期すると示唆した。その後、FIFA評議会において大会方式の(従来方式への)再変更と開催地の日本への変更が決定した[3]。 2021年9月8日に記者会見を行った日本サッカー協会会長の田嶋幸三が、新型コロナウイルス感染防止への配慮や観客制限による不採算を理由に開催権を返上する前提でFIFAと協議中であると明らかにし[12]、翌9月9日に日本サッカー協会がFIFAとの間で日本開催について返上したことで合意したと発表した[5]。 その後、開催地をアラブ首長国連邦に変更した上で2022年2月4日に開幕し、同月12日まで行われる[6][13]。なお、開幕日の4日には中華人民共和国にて北京冬季オリンピックが同月20日までの日程で行われるため、国際スポーツ大会の日程が重なる事態となった[14]。 当初予定されていた形式前述のとおり、FIFAクラブワールドカップは今大会から24チームによる対戦が想定されていた。大陸連盟ごとの出場枠は、ヨーロッパ(UEFA)が最大で8枠、南米(CONMEBOL)が6枠、アジア(AFC)が3枠などとなる[1]。詳細は以下の通り[15]。
本大会ではAからH組までを3チームずつに分かれ、1位チームのみ準々決勝進出、準々決勝以降はノックアウト方式で行われる、という方式が予定されていた[9]。 出場クラブ
会場首都アブダビにある2つのスタジアムを使用する。どちらもAFCアジアカップ2019の会場として使用されたスタジアムである。
結果トーナメント表
プレーオフ (開幕戦)準々決勝5位決定戦準決勝3位決定戦決勝優勝クラブ
順位
得点ランキング表彰
脚注
出典
外部リンク |
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