2020年東京オリンピックの卓球競技
2020年東京オリンピックの卓球競技(2020ねんとうきょうオリンピックのたっきゅうきょうぎ)は、国際卓球連盟(ITTF)管轄により、173名の選手が参加し、東京体育館で開催された。今大会は男女シングルス・団体戦に加えて、新たに混合ダブルスも実施された[1]。 出場枠シングルスは男女各64〜70名、混合ダブルスは16組、団体戦は16カ国で争う。1カ国からは男女それぞれ3名まで出場できるが、シングルスには男女それぞれ1カ国最大2名まで、混合ダブルスは1組のみの出場となる[2]。開催国の日本は全種目に自動的に出場する。2020年1月6日、日本卓球協会はシングルス代表として、2020年1月2日時点の世界ランキングで日本勢上位2番手の選考基準を満たした張本智和、丹羽孝希、伊藤美誠、石川佳純を選出し、団体戦の3人目の選手としてランキングで日本勢3番手の水谷隼、平野美宇を選出したことを発表した[3]。 団体戦には開催国である日本のほか、各大陸予選(アメリカ大陸は北米とラテンアメリカに分かれている)の勝者6チーム、世界最終予選[4](ポルトガル・ゴンドマール)の勝者9チームが出場する。 混合ダブルスには各大陸予選から1組ずつ(計6組)、2019年ITTFワールドツアーグランドファイナル(中国・鄭州市)の上位4組、2020年ITTFワールドツアーのうち、プラチナイベントに指定されているドイツオープンの優勝ペア、準優勝ペア、カタールオープンの優勝ペア、準優勝ペアの計4組、2021年4月までに開催される大会の優勝ペア、開催国(日本)1組が出場する。日本からはワールドツアーグランドファイナルにて準優勝し、出場権を獲得した水谷隼・伊藤美誠ペアが出場する。1カ国からは1組のみ出場できるため、不使用となった出場枠(開催国枠を含む)は2021年5月のオリンピックランキング[5]により割り当てされる。なお、団体戦の出場国の選手が混合ダブルスに出場する場合は、団体戦のメンバーにも含まれていなければならない。 シングルスには団体戦の出場国からは団体戦のメンバーを2名ずつ(計32名)が出場させることができる。その他の国の選手を対象としては、各大陸予選から22名(アジア、ヨーロッパ:6名ずつ、アフリカ、ラテンアメリカ:4名ずつ、北米、オセアニア:1名ずつ)の選手に出場権が与えられるほか、世界最終予選[6](男子4名、女子5名※)、2021年6月のオリンピックランキング[7][8](男子6名、女子10名※)、招待枠(1名)による出場権が与えられる。(※卓球競技全体の出場選手数が男女86名ずつになるように人数が調整された。) 参加国
用具卓球台は三英の「MOTIF」(モティーフ)。天板の色はレジュブルー(Les yeux bleus)で、明るい色のグリーンである。脚部には艶やかな輪島塗を使用[10]。試合球は中国の上海紅双喜製[11]。床面マットは中国の天速で、紅色に調整した[12]。 競技日程
組み合わせ抽選組み合わせ抽選は2021年7月21日に行われた。シングルスでは同じ国から出場する選手同士は決勝まで対戦しないように配置される[14]。シードは世界ランキングにより行われ、上位4名(4チーム)は準決勝まで対戦しない。また、シングルスランキングの上位16名は3回戦(ベスト32)から登場する[15][16]。 競技結果
国・地域別のメダル獲得数
備考
脚注
関連項目外部リンク
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