1983年の阪神タイガース

1983年の阪神タイガース
成績
セントラルリーグ4位
62勝63敗5分 勝率.496[1]
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	阪神甲子園球場
球団組織
オーナー	田中隆造
経営母体	阪神電気鉄道
監督	安藤統男
選手会長	掛布雅之
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1983年の阪神タイガースでは、1983年の阪神タイガースの動向をまとめる。

この年の阪神タイガースは、安藤統男監督の2年目のシーズンである。

概要

安藤監督の1年目を3位で終えたチームはアメリカからランディ・バースを、また大洋から2番手エースの野村収をトレードでそれぞれ獲得するなど開幕前はAクラス候補にあげられた（19年ぶりの優勝を期待する解説者もいた）。前評判の高いチームは4月を首位の巨人から3.5ゲーム差の2位で終えるが、5月の10勝15敗、6月の8勝14敗1分でBクラスに転落。夏場以降盛り返すものの、7月10日対広島戦で岡田彰布が試合中のケガで離脱するなど5割前後での苦しい戦いが続き、最後は大洋とのAクラス争いに敗れて4位となった。投手陣ではエース工藤一彦と小林繁が13勝をあげ移籍1年目の野村も12勝をあげて復活するなどベテランが活躍し、リリーフは守護神の山本和行をはじめ、池内豊・福間納が活躍するもののチーム防御率は4.22で4点台に転落。苦しい投手事情から福間は69試合に登板して規定投球回に到達し、最優秀防御率を獲得した[2]。打撃陣はバースが5月まで不振だったものの、日本の野球に慣れた6月から打棒が爆発しチームトップの35本塁打を記録。真弓明信が遊撃手から二塁手へポジションを転々としつつも首位打者に輝き、掛布雅之、佐野仙好なども例年通りの活躍を見せ、チーム打率.274はリーグ2位、本塁打は169本で1位、打点も573点で3位と健闘し、岡田の穴をバースが埋めた。岡田離脱後は平田勝男が遊撃手レギュラーとなり、守備で存在感を示した。シーズン終了後、小林が31歳の若さで引退した。投手層の補強が急務となり、ドラフトでは上位4名に投手を指名した。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー

1	遊	真弓明信
2	右	北村照文
3	左	佐野仙好
4	三	掛布雅之
5	二	岡田彰布
6	一	藤田平
7	中	アレン
8	捕	笠間雄二
9	投	小林繁

1983年セントラル・リーグ順位変動

順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		9月終了時		最終成績
1位	巨人	--	巨人	--	巨人	--	広島	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--
2位	阪神	3.5	広島	8.0	広島	5.0	巨人	0.5	広島	6.0	広島	7.5	広島	6.0
3位	中日	5.0	阪神	12.5	ヤクルト	12.5	ヤクルト	11.5	中日	12.5	大洋	15.0	大洋	11.0
4位	広島	5.5	ヤクルト	13.0	中日	14.0	大洋	12.5	大洋	13.0	中日		阪神	11.5
5位	ヤクルト		大洋	16.0	大洋	14.0	阪神		阪神	14.0	阪神	15.5	中日	18.5
6位	大洋	7.5	中日	16.5	阪神	14.5	中日	14.0	ヤクルト	14.5	ヤクルト	19.0	ヤクルト	19.0

1983年セントラル・リーグ最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	読売ジャイアンツ	72	50	8	.590	優勝
2位	広島東洋カープ	65	55	10	.542	6.0
3位	横浜大洋ホエールズ	61	61	8	.500	11.0
4位	阪神タイガース	62	63	5	.496	11.5
5位	中日ドラゴンズ	54	69	7	.439	18.5
6位	ヤクルトスワローズ	53	69	8	.434	19.0

オールスターゲーム1983

→詳細は「1983年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

コーチ 安藤統男

ファン投票 選出なし

監督推薦 小林繁 笠間雄二 掛布雅之

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手 野村収 14 横浜大洋ホエールズ 交換トレード 浜田知明 50 電電東海 ドラフト5位 前田耕司 54 福井工業大学附属福井高 ドラフト2位 田村浩一 55 九州産業高 ドラフト3位 御子柴進 56 松本工業高 ドラフト4位 浜岡浩幸 24 日立造船有明 ドラフト6位 捕手 木戸克彦 22 法政大学 ドラフト1位 山川猛 38 西武ライオンズ 交換トレード 内野手 バース 44 レンジャース 新外国人 外野手 ストローター 39 新外国人 加倉一馬 45 西武ライオンズ 金銭トレード 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 投手 上田二朗 15 引退 投手コーチ補佐 宇田東植 27 自由契約 ヘテタイガース 藤本雄司 43 引退 遠藤伸久 45 引退 枝川正典 50 引退 佐藤文男 51 引退 大串尚弘 52 自由契約 中日ドラゴンズ 松下竜三 54 引退 内野手 中村勝広 14 引退 2軍監督 清家政和 55 交換トレード 西武ライオンズ 外野手 竹之内雅史 2 引退 2軍打撃コーチ 加藤博一 8 交換トレード 横浜大洋ホエールズ ジョンストン 44 自由契約 シーズン開幕後 本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。 入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手 オルセン 43 バンクーバー・カナディアンズ 新外国人 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 内野手 ストローター 39 自由契約

選手・スタッフ

[3]

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止

1983年 レギュラーシーズン
4月(8勝6敗0分 .571)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 1 4月9日 ヤクルト 1-4 - 小林（0-1） - 甲子園 0-1 4月10日 ヤクルト 中止 甲子園 – 2 4月12日 広島 12-4 伊藤（1-0） - - 真弓（1）岡田（1） 笠間（1） 広島市民 1-1 3 4月13日 広島 7-0 工藤（1-0） - - 掛布（1・2） 笠間（2）岡田（2） 広島市民 2-1 4月14日 広島 中止 広島市民 – 4 4月15日 巨人 3-1 小林（1-1） - 山本（0-0-1） 甲子園 3-1 5 4月16日 巨人 0-1 - 山本（0-1） - 甲子園 3-2 6 4月17日 巨人 8-4 山本（1-1） - - 甲子園 4-2 4月19日 大洋 中止 甲子園 – 7 4月20日 大洋 2-7 - 工藤（1-1） - 甲子園 4-3 8 4月21日 大洋 3-1 小林（2-1） - - 佐野（1） 岡山 5-3 9 4月23日 中日 7-5 野村（1-0） - 山本（1-1-2） 北村（1）岡田（3） 福井 6-3 10 4月24日 中日 3-14 - 伊藤（1-1） - ナゴヤ 6-4 11 4月26日 大洋 7-4 工藤（2-1） - 山本（1-1-3） 笠間（3） 横浜 7-4 12 4月27日 大洋 14-7 小林（3-1） - - アレン（1） 岡田（4）真弓（2） 横浜 8-4 4月28日 大洋 中止 横浜 – 13 4月29日 広島 0-3 - 野村（1-1） - 甲子園 8-5 14 4月30日 広島 0-12 - 伊藤（1-2） - 甲子園 8-6
5月(10勝15敗0分 .400)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 15 5月1日 広島 6-5 池内（1-0） - - 佐野（2） 甲子園 9-6 16 5月3日 巨人 3-9 - 小林（3-2） - 岡田（5） 後楽園 9-7 17 5月4日 巨人 5-6 - 野村（2-1） - 岡田（6） 後楽園 9-8 18 5月5日 巨人 3-4 - 山本（1-2-3） - 後楽園 9-9 5月6日 ヤクルト 中止 神宮 – 19 5月7日 ヤクルト 9-6 山本（2-2-3） - - 佐野（3）バース（1） 神宮 10-9 20 5月8日 ヤクルト 5-0 小林（4-2） - - 神宮 11-9 21 5月10日 中日 4-8 - 野村（2-2） - 掛布（3）真弓（3） 甲子園 11-10 22 5月11日 中日 7-10 - 鈴木（0-1） - バース（2・3）掛布（4） 甲子園 11-11 23 5月12日 中日 5-3 工藤（3-1） - 山本（2-2-4） 岡田（7）笠間（4） 甲子園 12-11 24 5月13日 大洋 5-2 小林（5-2） - - バース（4）岡田（8） 甲子園 13-11 25 5月14日 大洋 16-6 福間（1-0） - - ストローター（1）吉竹（1） 甲子園 14-11 26 5月15日 大洋 4-3 野村（3-2） - 山本（2-2-5） 笠間（5）バース（5） 甲子園 15-11 27 5月17日 ヤクルト 0-3 - 工藤（3-2） - 神宮 15-12 28 5月18日 ヤクルト 2-5 - 小林（5-3） - 掛布（5） 神宮 15-13 29 5月19日 ヤクルト 1-2 - 伊藤（1-3） - 神宮 15-14 30 5月21日 広島 3-5 - 野村（3-3） - 広島市民 15-15 31 5月22日 広島 0-7 - 工藤（3-3） - 広島市民 15-16 32 5月23日 広島 3-4 - 小林（5-4） - ストローター（2）田中（1） 岡山 15-17 33 5月24日 中日 2-0 伊藤（2-3） - 山本（2-2-6） 甲子園 16-17 34 5月25日 中日 0-6 - 大町（0-1） - 甲子園 16-18 35 5月26日 中日 6-2 野村（4-3） - - ストローター（3） 掛布（6）岡田（9） 甲子園 17-18 36 5月27日 巨人 2-0 工藤（4-3） - - バース（6） 甲子園 18-18 37 5月28日 巨人 3-5 - 山本（2-3-6） - 平田（1） 甲子園 18-19 38 5月29日 巨人 4-5 - 伊藤（2-4） - 渡辺（1）北村（2） 甲子園 18-20 39 5月31日 広島 0-5 - 野村（4-4） - 甲子園 18-21
6月(8勝14敗1分 .364)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 40 6月1日 広島 2-5 - 工藤（4-4） - 甲子園 18-22 41 6月2日 広島 5-7 - 小林（5-5） - 岡田（10）佐野（4） 掛布（7） 甲子園 18-23 42 6月3日 大洋 5-2 伊藤（3-4） - - 岡田（11） 横浜 19-23 43 6月4日 大洋 5-6 - 工藤（4-5） - ストローター（4） 横浜 19-24 44 6月5日 大洋 2-3 - 山本（2-4-6） - 岡田（12） 横浜 19-25 45 6月7日 ヤクルト 4-0 小林（6-5） - - ストローター（5）真弓（4） 岡山 20-25 46 6月8日 ヤクルト 5-5 - - - 佐野（5）掛布（8） 甲子園 20-25-1 47 6月9日 ヤクルト 7-8 - 山本（2-5-6） - 甲子園 20-26-1 48 6月11日 中日 6-7 - 池内（1-1） - 掛布（9・10）岡田（13） ナゴヤ 20-27-1 49 6月12日 中日 4-7 - 浜田（0-1） - 真弓（5） ナゴヤ 20-28-1 50 6月14日 巨人 6-18 - 小林（6-6） - 真弓（6）掛布（11） 後楽園 20-29-1 51 6月15日 巨人 0-2 - 伊藤（3-5） - 後楽園 20-30-1 6月16日 巨人 中止 後楽園 – 52 6月17日 ヤクルト 3-7 - 工藤（4-6） - 佐野（6） 神宮 20-31-1 53 6月18日 ヤクルト 11-4 野村（5-4） - - 神宮 21-31-1 54 6月19日 ヤクルト 0-3 - 小林（6-7） - 神宮 21-32-1 55 6月21日 大洋 8-7 山本（3-5-6） - - バース（7） 甲子園 22-32-1 56 6月22日 大洋 3-4 - 池内（1-2） - 甲子園 22-33-1 57 6月23日 大洋 11-3 野村（6-4） - - バース（8）岡田（14） 甲子園 23-33-1 6月24日 中日 中止 甲子園 – 58 6月25日 中日 5-4 小林（7-7） - - 北村（3）岡田（15） 笠間（6） 甲子園 24-33-1 59 6月26日 中日 4-5 - 山本（3-6-6） - 川藤（1） 甲子園 24-34-1 60 6月28日 巨人 7-3 工藤（5-6） - 福間（1-0-1） バース（9）岡田（16） 後楽園 25-34-1 61 6月29日 巨人 0-11 - 野村（6-5） - 後楽園 25-35-1 62 6月30日 巨人 8-3 小林（8-7） - - 掛布（12・13）笠間（7） 後楽園 26-35-1
7月(5勝4敗3分 .556)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 7月2日 ヤクルト 中止 甲子園 – 63 7月3日 ヤクルト 3-5 - 工藤（5-7） - 掛布（14） 甲子園 26-36-1 64 7月4日 ヤクルト 4-10 - 野村（6-6） - 田中（2） 甲子園 26-37-1 7月5日 大洋 中止 横浜 – 7月6日 大洋 中止 横浜 – 65 7月7日 大洋 7-6 山本（4-6-6） - - 真弓（7・8）岡田（17） 横浜 27-37-1 66 7月9日 広島 3-2 福間（2-0-1） - - 甲子園 28-37-1 67 7月10日 広島 1-5 - 工藤（5-8） - 掛布（15） 甲子園 28-38-1 68 7月12日 巨人 3-3 - - - 甲子園 28-38-2 69 7月13日 巨人 5-5 - - - 真弓（9）北村（4） 笠間（8） 甲子園 28-38-3 70 7月14日 巨人 6-5 山本（5-6-6） - - 笠間（9） 甲子園 29-38-3 7月16日 広島 中止 広島市民 – 7月17日 広島 中止 広島市民 – 7月18日 広島 中止 広島市民 – 71 7月19日 中日 2-2 - - - 浜松 29-38-4 7月20日 中日 中止 ナゴヤ – 7月21日 中日 中止 ナゴヤ – 72 7月29日 中日 7-3 小林（9-7） - - 掛布（16）真弓（10） 甲子園 30-38-4 73 7月30日 中日 4-7 - 野村（6-7） - バース（10・11） 甲子園 30-39-4 74 7月31日 中日 7-5 池内（2-2） - 山本（5-6-7） 掛布（17）アレン（2） 真弓（11） 甲子園 31-39-4
8月(11勝11敗1分 .500)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 75 8月2日 巨人 6-2 工藤（6-8） - 山本（5-6-8） 掛布（18）山本（1） 甲子園 32-39-4 76 8月3日 巨人 0-5 - 小林（9-8） - 甲子園 32-40-4 77 8月4日 巨人 3-2 野村（7-7） - 福間（2-0-2） バース（12） 甲子園 33-40-4 78 8月5日 大洋 3-4 - 山本（5-7-8） - 佐野（7）バース（13） 横浜 33-41-4 79 8月6日 大洋 3-10 - 池内（2-3） - 横浜 33-42-4 80 8月7日 大洋 3-3 - - - 横浜 33-42-5 81 8月9日 広島 1-13 - 小林（9-9） - 広島市民 33-43-5 82 8月10日 広島 11-4 野村（8-7） - - バース（14）北村（5） 広島市民 34-43-5 83 8月11日 広島 8-4 伊藤（4-5） - - バース（15）佐野（8） 広島市民 35-43-5 84 8月13日 ヤクルト 1-2 - 工藤（6-9） - 掛布（19） 平和台 35-44-5 85 8月14日 ヤクルト 9-6 オルセン（1-0） - 池内（2-3-1） バース（16）北村（6） 掛布（20）藤田（1） 永尾（1）真弓（12） 平和台 36-44-5 8月16日 巨人 中止 後楽園 – 8月17日 巨人 中止 後楽園 – 86 8月18日 巨人 2-3 - 福間（2-1-2） - 北村（7） 後楽園 36-45-5 87 8月19日 中日 3-9 - 小林（9-10） - バース（17・18） ナゴヤ 36-46-5 88 8月20日 中日 2-6 - 野村（8-8） - 掛布（21） ナゴヤ 36-47-5 89 8月21日 中日 3-10 - 伊藤（4-6） - バース（19） ナゴヤ 36-48-5 90 8月23日 ヤクルト 9-2 工藤（7-9） - - 真弓（13）工藤（1） 掛布（22・23） 神宮 37-48-5 91 8月24日 ヤクルト 3-0 小林（10-10） - - バース（20）佐野（9） 神宮 38-48-5 92 8月25日 ヤクルト 8-9 - 山本（5-8-8） - 藤田（2）バース（21） 佐野（10・11）掛布（24） 神宮 38-49-5 93 8月26日 大洋 8-4 伊藤（5-6） - - 甲子園 39-49-5 94 8月27日 大洋 6-5 福間（3-1-2） - 伊藤（5-6-1） 掛布（25）永尾（2） 甲子園 40-49-5 95 8月28日 大洋 3-8 - 工藤（7-10） - 甲子園 40-50-5 96 8月30日 広島 7-2 小林（11-10） - 福間（3-1-3） 甲子園 41-50-5 97 8月31日 広島 3-1 オルセン（2-0） - 福間（3-1-4） 甲子園 42-50-5
9月(8勝7敗0分 .533)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 98 9月1日 広島 1-3 - 伊藤（5-7） - 甲子園 42-51-5 9月3日 ヤクルト 中止 札幌 – 99 9月4日 ヤクルト 3-6 - 福間（3-2-4） - 真弓（14） 札幌 42-52-5 100 9月6日 巨人 5-4 野村（9-8） - - 真弓（15） 甲子園 43-52-5 101 9月10日 大洋 4-3 小林（12-10） - - 掛布（26）笠間（10） 甲子園 44-52-5 102 9月11日 大洋 4-1 野村（10-8） - - バース（22）掛布（27） 甲子園 45-52-5 103 9月13日 巨人 9-10 - 福間（2-3-1） - バース（23）掛布（28） 北村（8） 後楽園 45-53-5 104 9月14日 巨人 2-3 - 山本（5-9-8） - 真弓（16） 後楽園 45-54-5 105 9月15日 巨人 4-10 - 小林（12-11） - 後楽園 45-55-5 106 9月17日 広島 7-2 野村（11-8） - - 掛布（29）真弓（17） 甲子園 46-55-5 107 9月18日 広島 6-4 工藤（8-10） - 池内（2-3-2） 甲子園 47-55-5 9月20日 中日 中止 甲子園 – 9月21日 中日 中止 甲子園 – 108 9月22日 中日 11-2 オルセン（3-0） - - 真弓（18） 甲子園 48-55-5 109 9月23日 広島 5-2 野村（12-8） - 池内（2-3-3） 掛布（30） 広島市民 49-55-5 110 9月24日 広島 2-5 - 小林（12-12） - バース（24） 広島市民 49-56-5 111 9月25日 広島 2-1 工藤（9-10） - - バース（25） 広島市民 50-56-5 9月27日 大洋 中止 横浜 – 9月28日 大洋 中止 横浜 – 112 9月29日 大洋 4-8 - 野村（12-9） - 掛布（31） 横浜 50-57-5 9月30日 中日 中止 ナゴヤ –
10月(12勝6敗0分 .667)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 113 10月1日 中日 8-7 福間（4-3-4） - 工藤（9-10-1） バース（26・27）平田（2） 真弓（19）田中（3） ナゴヤ 51-57-5 114 10月2日 中日 11-5 小林（13-12） - 福間（4-3-5） 真弓（20・21） ナゴヤ 52-57-5 115 10月4日 ヤクルト 6-7 - 福間（4-4-4） - 福間（1） 甲子園 52-58-5 116 10月5日 ヤクルト 5-3 オルセン（4-0） - - 甲子園 53-58-5 117 10月6日 ヤクルト 3-12 - 小林（13-13） - 岡田（18） 甲子園 53-59-5 118 10月8日 巨人 3-1 福間（5-4-5） - 小林（13-13-1） 後楽園 54-59-5 119 10月9日 中日 2-0 工藤（10-10-1） - - 吉竹（2・3） ナゴヤ 55-59-5 120 10月10日 中日 11-6 福間（6-4-5） - - バース（28）笠間（11） ナゴヤ 56-59-5 121 10月12日 大洋 4-6 - 小林（13-14-1） - 掛布（32）バース（29） 横浜 56-60-5 122 10月13日 大洋 1-2 - オルセン（4-1） - バース（30） 横浜 56-61-5 123 10月14日 ヤクルト 9-4 工藤（11-10-1） - - バース（31）真弓（22） 掛布（33）吉竹（4） 甲子園 57-61-5 124 10月15日 ヤクルト 8-1 野村（13-9） - - 佐野（12） 甲子園 58-61-5 125 10月16日 広島 3-0 伊藤（6-7-1） - 福間（6-4-6） 吉竹（5）笠間（12） 広島市民 59-61-5 126 10月17日 広島 7-0 工藤（12-10-1） - - バース（32・33）佐野（13） 広島市民 60-61-5 127 10月20日 大洋 2-5 - オルセン（4-2） - バース（34） 横浜 60-62-5 128 10月21日 中日 2-3 - 野村（13-10） - 真弓（23） ナゴヤ 60-63-5 129 10月22日 中日 8-3 工藤（13-10-1） - - 北村（9）バース（35） 甲子園 61-63-5 130 10月24日 ヤクルト 3-1 御子柴（1-0） - オルセン（4-2-1） 神宮 62-63-5

個人成績

投手成績

• 色付きは規定投球回数（130イニング）以上の選手
• 太字はリーグ最高
• 完封合計は継投も含む

選手	登 板	完 投	完 封	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	勝 率	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	失 点	自 責 点	防 御 率
ふくま/ 福間納	69	0	0	6	4	6	.600	130.2	125	10	36	2	89	42	38	2.62
のむ/ 野村収	32	5	0	12	11	0	.522	191.1	209	22	42	5	85	95	82	3.86
こは/ 小林繁	35	9	3	13	14	1	.481	209.0	202	31	60	11	109	116	94	4.05
くと/ 工藤一彦	32	5	3	13	10	1	.565	175.1	177	24	62	2	66	87	81	4.16
あか/ 赤松一朗	2	0	0	0	0	0	.000	1.0	1	0	1	0	1	2	2	18.00
いけ/ 池内豊	64	0	0	2	3	3	.400	87.2	84	9	25	6	48	43	34	3.49
いと/ 伊藤宏光	35	2	0	6	7	1	.462	116.0	141	21	32	4	61	69	67	5.20
おお/ 大町定生	21	0	0	0	1	0	.000	27.1	30	3	10	3	16	17	14	4.61
おる/ オルセン	13	1	0	4	2	1	.667	66.2	67	9	25	1	40	29	26	3.51
すす/ 鈴木弘規	1	0	0	0	1	0	.000	1.0	2	2	3	0	0	5	5	45.00
なか/ 中田良弘	18	0	0	0	0	0	.000	24.2	28	6	17	1	16	21	21	7.66
はまお/ 浜岡浩幸	2	0	0	0	0	0	.000	1.0	2	0	1	0	1	0	0	0.00
はまた/ 浜田知明	10	0	0	0	1	0	.000	12.1	21	2	10	0	3	16	14	10.22
ふくや/ 福家雅明	13	0	0	0	0	0	.000	20.0	33	5	18	2	8	23	22	9.90
みこ/ 御子柴進	2	0	0	1	0	0	1.000	7.0	6	0	1	0	3	1	1	1.29
やまた/ 山田和英	1	0	0	0	0	0	.000	1.0	5	1	1	0	1	4	4	36.00
やまも/ 山本和行	45	0	0	5	9	8	.357	72.0	78	14	12	0	46	34	32	4.00
合計		22	9	62	63	21	.496	1144.0	1211	159	356	37	593	604	537	4.22

打撃成績

• 色付きは規定打席（403打席）以上の選手
• 太字 はリーグ最高

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
まゆ/ 真弓明信	112	493	448	77	158	22	3	23	255	77	13	7	5	2	37	1	54	9	.353	.403
かけ/ 掛布雅之	130	560	483	72	143	25	2	33	271	93	6	3	0	3	72	2	81	5	.296	.390
はす/ バース	113	420	371	69	107	15	0	35	227	83	0	1	0	5	39	5	57	13	.288	.364
さの/ 佐野仙好	130	542	495	51	138	21	0	13	198	64	8	8	2	6	35	4	33	10	.279	.331
かさ/ 笠間雄二	127	439	380	46	103	13	0	12	152	41	0	1	4	3	45	7	65	12	.271	.359
きた/ 北村照文	116	425	354	58	92	12	2	9	135	29	26	10	31	1	38	1	45	3	.260	.333
あれ/ アレン	47	143	127	24	35	9	1	2	52	10	12	8	2	1	10	3	8	3	.276	.343
おか/ 岡田彰布	79	289	246	44	71	9	0	18	134	44	7	3	1	5	36	1	23	3	.289	.382
かく/ 加倉一馬	36	16	15	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	2	2	.000	.063
かわ/ 川藤幸三	34	32	29	2	7	1	0	1	11	5	0	0	0	0	3	0	7	2	.241	.313
きと/ 木戸克彦	8	9	6	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	0	3	0	.000	.333
すと/ ストローター	28	92	87	13	24	6	0	5	45	12	0	0	0	1	4	0	13	2	.276	.308
たな/ 田中昌宏	45	80	74	9	17	4	0	3	30	9	0	0	2	0	3	1	10	4	.230	.269
なかお/ 永尾泰憲	75	80	71	5	19	3	0	2	28	15	0	0	0	2	5	2	9	2	.268	.333
ひき/ 引間克幸	54	33	31	14	6	1	0	0	7	1	4	3	2	0	0	0	6	0	.194	.194
ひら/ 平田勝男	100	340	292	33	73	12	1	2	93	28	1	2	22	1	20	5	25	8	.250	.309
ふしく/ 藤倉一雅	55	40	32	13	2	1	0	0	3	0	3	0	3	0	5	0	4	0	.063	.189
ふした/ 藤田平	90	283	265	15	73	12	0	2	91	24	1	1	0	1	17	0	24	5	.275	.319
やまか/ 山川猛	13	8	8	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	5	1	.000	.000
やまわ/ 山脇光治	2	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
よし/ 吉竹春樹	106	226	212	31	70	13	0	5	98	19	5	4	3	0	10	1	31	3	.330	.363
わた/ 渡辺長助	30	32	31	1	5	0	0	1	8	2	0	0	1	0	0	0	6	1	.161	.161
いけ/ 池内豊	64	10	10	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	4	0	.000	.000
いと/ 伊藤宏光	35	32	29	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	2	0	20	0	.000	.065
おる/ オルセン	13	24	20	2	2	0	0	0	2	0	0	0	2	0	2	0	8	0	.100	.182
くと/ 工藤一彦	33	63	55	4	8	0	0	1	11	2	0	0	7	0	1	0	18	0	.145	.161
こは/ 小林繁	35	79	69	6	11	3	0	0	14	4	0	0	6	0	4	0	14	3	.159	.205
なかた/ 中田良弘	19	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
のむ/ 野村収	33	70	58	3	17	4	0	0	21	7	0	0	11	0	1	0	19	0	.293	.305
はま/ 浜田知明	10	1	1	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1.000	1.000
ふく/ 福家雅明	14	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
ふくま/ 福間納	69	28	24	3	4	0	0	1	7	1	0	0	2	0	2	0	2	1	.167	.231
みこ/ 御子柴進	2	2	1	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1	0	0	1	0	.000	.000
やまも/ 山本和行	45	16	13	1	2	0	0	1	5	2	0	0	3	0	0	0	3	0	.154	.154
合計		4913	4343	598	1188	186	9	169	1899	573	86	51	110	32	395	33	600	92	.274	.339

表彰

• 真弓明信
  • 首位打者　.353（初受賞）
  • ベストナイン〈二〉（初受賞、パで〈遊〉で1度受賞）
• 福間納
  • 最優秀防御率　2.62（初受賞）
• 掛布雅之
  • ダイヤモンドグラブ賞〈三〉（3年連続5度目）
• 北村照文
  • ダイヤモンドグラブ賞〈外〉（2年連続2度目）

達成記録・出来事

• 3月24日 - 前年の8月31日の大洋21回戦（横浜）で審判に対する暴行を働き無期限公式戦出場停止中の柴田猛、島野育夫の2名に対しセ・リーグの鈴木龍二会長が処分解除を発表
• 4月16日 - 掛布雅之が巨人2回戦（甲子園）で先発出場し通算1000試合、史上233人目
• 4月30日 - 広島4回戦（甲子園）で山本浩二にサイクル安打を喫する、相手チームの打者にサイクル安打を打たれるのは1978年5月20日の大洋10回戦（横浜）で長崎慶一に打たれて以来
• 5月3日 - 藤田平が巨人4回戦（後楽園）で9回に角三男から安打を放ち通算2000安打、史上15人目
• 5月15日 - 笠間雄二が大洋7回戦（甲子園）で2回に金沢次男から本塁打を放ち2リーグ分立以降の球団通算3500号、史上8球団目
• 5月15日 - 野村収が大洋7回戦（甲子園）で先発登板し勝利投手となったことで全12球団からの勝利を達成、史上初
• 7月13日 - 山本和行が巨人16回戦（甲子園)で9回に淡口憲治から三振を奪い通算1000奪三振、史上67人目
• 7月13日 - 巨人16回戦（甲子園）で引き分けて球団通算200試合目の引き分け、相手チームの巨人も同様の記録で史上8、9団目（2972勝2455敗200分）
• 8月9日 - 山本和行が広島14回戦（広島市民）で5回2死から救援登板し通算500登板、史上51人目
• 8月14日 - ヤクルト16回戦（平和台）で3回に井本隆から北村照文、掛布雅之、藤田平、永尾泰憲の4人が本塁打を放つ、1イニング4本塁打以上は史上13度目
• 9月6日 - 真弓明信が巨人22回戦（甲子園）で3回に江川卓から本塁打を放ち通算100本塁打、史上128人目
• 9月17日 - 佐野仙好が広島20回戦（甲子園）で先発出場し通算1000試合、史上239人目
• 9月15日 - 巨人25回戦（後楽園）で敗戦を喫し、2リーグ制移行での2000敗に到達（2321勝2000敗169分）史上11球団目
• 9月17日 - 掛布雅之が広島20回戦（甲子園）で3回に川口和久から本塁打を放ち、甲子園球場での通算100本塁打、史上2人目
• 9月23日 - 野村収が広島22回戦（広島市民）で山崎隆造から三振を奪い通算1000奪三振、史上68人目
• 10月10日 - 野村収が中日24回戦（ナゴヤ）で先発登板し通算500登板、史上53人目
• 10月10日 - 中日24回戦（ナゴヤ）で勝利し、球団通算3000勝、史上2球団目（3000勝2466敗202分）
• 10月14日 - ランディ・バースがヤクルト24回戦（甲子園）で1回に梶間健一から本塁打を放ち、1968年の藤井栄治が持っていた球団連続試合安打23を更新する24試合目を記録（その後25試合まで伸ばす）
• 10月20日 - ランディ・バースが大洋26回戦（横浜）で3回に遠藤一彦から本塁打を放ち球団通算4000本塁打、史上4球団目
• 10月23日 - 小林繁が今季限りの引退を表明

ドラフト指名選手

→詳細は「1983年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照

順位	選手名	ポジション	所属	結果
1位	中西清起	投手	リッカー	入団
2位	池田親興	投手	日産自動車	入団
3位	仲田幸司	投手	興南高	入団
4位	川原新治	投手	大阪商業大学	入団
5位	吉川弘幸	外野手	太成高	入団
6位	岩切英司	捕手	住友金属鹿島	入団

脚注

注釈

出典

1. “年度別成績 1983年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2016年11月22日閲覧。
2. 福間納　85年阪神優勝“陰のMVP”と称された中継ぎ左腕／プロ野球1980年代の名選手 | 野球コラム - 週刊ベースボールONLINE
3. 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7。