1976年の阪神タイガース

1976年の阪神タイガース
成績
セントラル・リーグ2位
72勝45敗13分 勝率.615[1]
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	阪神甲子園球場
球団組織
オーナー	野田忠二郎
経営母体	阪神電気鉄道
監督	吉田義男
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1976年の阪神タイガース（1976ねんのはんしんタイガース）では、1976年の阪神タイガースの動向をまとめる。

この年の阪神タイガースは、吉田義男監督の2年目のシーズンである。

概要

吉田義男監督は2年目を迎えるにあたり投手コーチを小山正明から皆川睦雄に、守備コーチを安藤統男から一枝修平に交代させた。前年3位のチームはキャンプイン前に不動のエース・江夏豊を南海へ放出し、代わって江本孟紀を獲得。また打撃陣はハル・ブリーデンとマイク・ラインバックが加入し、日本ハムから東田正義をトレードで獲得するなど前年度より1/3の選手を入れ替え、既存戦力と新戦力の融合を図るチームは開幕から好調で7月まで巨人と首位争いを展開。7月終盤から9連敗を喫し、優勝戦線から脱落しかけたところに首位・巨人も7連敗、不調の上位2チームを喰って代わって2位に上がった広島は9月に11連敗を喫し脱落し、事実上巨人との一騎打ちになり10月初めまで熾烈に追い上げたが最終的には巨人に逃げ切られ2位に終わった。投手陣は江本がこの年15勝をあげて江夏の穴を埋め、それ以外の投手もまずまずの成績を残し、山本和行・安仁屋宗八のダブルストッパーも健闘。打撃陣では新外国人のブリーデン・ラインバックが1年目から打ちまくり、特にブリーデンは1試合2本塁打を5月に5度記録するなどの活躍を見せ、チーム本塁打193本とリーグ1位（2位・広島が169本）の本塁打数を記録したが、チーム安打数がリーグ最下位で、優勝してリーグ1位の安打数を記録した巨人と100安打以上差をつけられ得点数も50点以上差をつけられ優勝を逃す遠因となった。シーズン終了後、田淵幸一の処遇を巡って吉田義男監督と対立した辻佳紀ヘッドコーチが退任した[2]。この年からホーム用ユニフォームを一新。ホーム用はビジター用で先行採用された黒と黄色のギザギザラインが採用されて左袖に猛虎マークがつき、ビジター用の左袖が「Tigers」ロゴに変更された。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー

1	二	中村勝広
2	中	池辺巌
3	遊	藤田平
4	捕	田淵幸一
5	一	ブリーデン
6	左	東田正義
7	三	掛布雅之
8	右	池田純一
9	投	古沢憲司

1976年セントラル・リーグ順位変動

順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		9月終了時		最終成績
1位	阪神	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--
2位	巨人	3.5	阪神	2.0	阪神	4.0	阪神	3.0	広島	8.5	阪神	3.5	阪神	2.0
3位	中日	6.0	広島	9.0	広島	9.0	広島	9.5	阪神	8.5	広島	15.5	広島	14.0
4位	ヤクルト	7.0	中日	11.5	中日	12.5	中日	14.5	中日	17.0	中日	19.0	中日	21.5
5位	広島	7.0	ヤクルト	14.0	ヤクルト	19.5	ヤクルト	19.0	ヤクルト	22.5	ヤクルト	23.0	ヤクルト	23.5
6位	大洋	9.5	大洋	19.5	大洋	23.0	大洋	28.0	大洋	32.5	大洋	34.0	大洋	37.0

1976年セントラル・リーグ最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	読売ジャイアンツ	76	45	9	.628	優勝
2位	阪神タイガース	72	45	13	.615	2.0
3位	広島東洋カープ	61	58	11	.513	14.0
4位	中日ドラゴンズ	54	66	10	.450	21.5
5位	ヤクルトスワローズ	52	68	10	.433	23.5
6位	大洋ホエールズ	45	78	7	.366	32.0

[1]

オールスターゲーム1976

→詳細は「1976年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

コーチ	ファン投票	監督推薦
吉田義男	田淵幸一 藤田平	江本孟紀 山本和行 掛布雅之

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手 上田卓三 3 南海 金銭トレード 清俊彦 12 近鉄 金銭トレード 江本孟紀 24 南海 交換トレード 宮田典計 27 鐘淵化学 ドラフト3位 長谷川勉 28 南海 交換トレード 池内豊 33 南海 交換トレード 宮本尊義 43 大分・別府大付属高 ドラフト外 遠藤伸久 45 千葉・銚子高 ドラフト外 崎山嗣盛 65 島根・江の川 ドラフト外 捕手 片岡新之介 13 太平洋クラブ 交換トレード 高木昇 55 大分・別府大付属高 ドラフト外 内野手 豊平晋一 38 岐阜・中京商 ドラフト6位 ブリーデン 44 ボルチモア・エクスポズ 新外国人 玉城正富 50 大東文化大 ドラフト外 外野手 東田正義 2 日本ハム 交換トレード 島野育夫 8 南海 交換トレード 切通猛 26 阪急 金銭トレード 加藤博一 32 太平洋クラブ 交換トレード ラインバック 40 新外国人 中沢泰司 57 高知・高知商 ドラフト4位 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 投手 村上雅則 12 交換トレード 日本ハム 五月女豊 21 交換トレード 太平洋クラブ 江夏豊 28 交換トレード 南海 井上圭一 43 引退 尾藤竜哉 55 引退 捕手 大和田正海 33 引退 内野手 野田征稔 2 引退 球団マネージャー 後藤和昭 3 交換トレード 日本ハム 鈴木照雄 45 交換トレード 太平洋クラブ 外野手 佐藤正治 8 引退 相羽欣厚 26 引退 2軍打撃コーチ 望月充 29 交換トレード 南海 今西和男 32 引退 球団職員 テーラー 40 自由契約 中日 アルトマン 44 自由契約 ロッテ 坂口慶三郎 57 引退

選手・スタッフ

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止

1976年 レギュラーシーズン
4月(13勝2敗1分 .867)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 4月3日 広島 中止 広島市民 – 1 4月4日 広島 4-4 - - - 池田（1） 広島市民 0-0-1 4月6日 中日 中止 ナゴヤ – 2 4月7日 中日 2-2 - - - ナゴヤ 0-0-1 3 4月8日 中日 2-4 - 江本（0-1） - 中村（1） 静岡 0-1-1 4 4月10日 ヤクルト 5-4 安仁屋（1-0-1） - - 池辺（1） 甲子園 1-1-1 5 4月11日a ヤクルト 4-3 上田卓（1-0） - 安仁屋（1-0-1） 甲子園 2-1-1 6 4月11日b ヤクルト 2-1 米田（1-0） - 山本和（0-0-1） ブリーデン（1） 甲子園 3-1-1 7 4月13日 巨人 7-5 山本和（1-0-1） - - 掛布（1）田淵（1） ラインバック（1）東田（1） 甲子園 4-1-1 4月14日 巨人 中止 甲子園 – 8 4月15日 巨人 15-4 上田二（1-0） - 山本和（1-0-2） 中村（2）田淵（2） ラインバック（2） 甲子園 5-1-1 9 4月17日 大洋 9-3 江本（1-1） - - 金沢 6-1-1 10 4月18日 大洋 19-4 谷村（1-0） - - ラインバック（3） 掛布（2）藤田（1） 金沢 7-1-1 4月20日 中日 中止 甲子園 – 4月21日 中日 中止 甲子園 – 11 4月22日 中日 2-1 上田二（2-0） - 山本和（1-0-3） 甲子園 8-1-1 12 4月24日 大洋 2-1 安仁屋（2-0-1） - 山本和（1-0-4） 甲子園 9-1-1 13 4月25日a 大洋 4-1 谷村（2-0 - 安仁屋（2-0-2） 遠井（1） 甲子園 10-1-1 14 4月25日b 大洋 3-1 山本和（2-0-4） - - 甲子園 11-1-1 15 4月27日 ヤクルト 1-4 - 米田（1-1） - 神宮 11-2-1 16 4月28日 ヤクルト 6-5 上田二（3-0） - 山本和（2-0-5） 神宮 12-2-1 17 4月29日 ヤクルト 11-1 江本（2-1） - - ブリーデン（2）藤田（2・3） 神宮 13-2-1
5月(10勝8敗2分 .556)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 5月1日 巨人 中止 後楽園 – 18 5月2日 巨人 9-4 安仁屋（3-0-2） - - ブリーデン（3・4）藤田（4） 後楽園 14-2-1 5月3日 巨人 中止 後楽園 – 19 5月5日a 広島 9-9 - - - ブリーデン（5・6） 甲子園 14-2-2 20 5月5日b 広島 4-6 - 谷村（2-1） - 江本（1・2）池辺（2） 甲子園 14-3-2 21 5月7日 中日 4-9 - 上田二（3-1） - 東田（2）ラインバック（4） ナゴヤ 14-4-2 22 5月8日 中日 3-8 - 米田（1-2） - 東田（3・4） ナゴヤ 14-5-2 23 5月9日 中日 8-1 江本（3-1） - - 田淵（3・4）ブリーデン（7・8） 東田（5） ナゴヤ 15-5-2 24 5月11日 巨人 1-4 - 安仁屋（3-1-2） - 田淵（5） 甲子園 15-6-2 5月12日 巨人 中止 甲子園 – 25 5月13日 巨人 3-9 - 山本和（2-1-5） - 田淵（6） 甲子園 15-7-2 26 5月15日 大洋 4-5 - 江本（3-2） - 掛布（3）ブリーデン（9・10） 甲子園 15-8-2 5月16日 大洋 中止 甲子園 – 27 5月18日 広島 5-4 池内（1-0） - 山本和（2-1-6） 掛布（4）ブリーデン（11） 広島市民 16-8-2 28 5月19日 広島 4-3 古沢（1-0） - 山本和（3-2-7） 広島市民 17-8-2 29 5月20日 広島 0-2 - 江本（3-3） - 岡山 17-9-2 30 5月22日 ヤクルト 6-4 上田卓（2-0） - 山本和（2-1-8） ブリーデン（12・13） 神宮 18-9-2 31 5月23日 ヤクルト 10-8 谷村（3-1） - 山本和（2-1-9） 藤田（5・6）東田（6） 田淵（7・8）佐野（1） 神宮 19-9-2 32 5月24日 ヤクルト 1-3 - 古沢（1-1） - 神宮 19-10-2 33 5月26日 中日 4-0 江本（4-3） - - 甲子園 20-10-2 34 5月27日 中日 6-1 上田二（4-1） - - ラインバック（5） 甲子園 21-10-2 35 5月29日 広島 6-0 古沢（2-1） - - 掛布（5） 甲子園 22-10-2 36 5月30日a 広島 3-2 江本（5-3） - - 甲子園 23-10-2 37 5月30日b 広島 2-2 - - - 中村（3） 甲子園 23-10-3
6月(9勝9敗3分 .500)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 38 6月1日 大洋 3-6 上田二（4-2） - - 藤田平（7） 川崎 23-11-3 39 6月2日 大洋 5-4 山本和（3-1-9） - 安仁屋（3-1-3） 田淵（9）ラインバック（6） 川崎 24-11-3 40 6月3日 大洋 3-4 江本（5-4） - - ブリーデン（14） 川崎 24-12-3 6月5日 ヤクルト 中止 甲子園 – 41 6月6日a ヤクルト 9-2 古沢（3-1） - - 掛布（6） 甲子園 25-12-3 42 6月6日b ヤクルト 5-8 谷村（3-2） - - ブリーデン（15・16） 甲子園 25-13-3 43 6月8日 巨人 2-4 山本和（3-2-9） - - 後楽園 25-14-3 44 6月9日 巨人 6-13 上田二（4-3） - - ラインバック（7）田淵（10） 後楽園 25-15-3 45 6月10日 巨人 5-7 古沢（3-2） - - ブリーデン（17） 後楽園 25-16-3 46 6月11日 中日 2-4 谷村（3-3） - - 藤田（8） ナゴヤ 25-17-3 47 6月12日 中日 5-5 - - - ブリーデン（18）片岡（1） ラインバック（8）池辺（3） ナゴヤ 25-17-4 48 6月13日 中日 6-1 上田二（5-3） - - 池辺（4）ラインバック（9） 佐野（2）ブリーデン（19） ナゴヤ 26-17-4 49 6月15日 ヤクルト 5-4 山本和（4-2-9） - - 中村（4） 甲子園 27-17-4 50 6月16日 ヤクルト 4-2 谷村（4-3） - 山本和（4-2-10） ブリーデン（20） 甲子園 28-17-4 51 6月18日 巨人 6-5 江本（6-4） - 山本和（4-2-11） ブリーデン（21） 甲子園 29-17-4 52 6月19日 巨人 2-7 上田二（5-4） - - 甲子園 29-18-4 53 6月20日 巨人 5-5 - - - 藤田（9）田淵（11） ラインバック（10） 甲子園 29-18-5 6月22日 広島 中止 甲子園 – 54 6月23日 広島 6-7 安仁屋（3-2-3） - - 田淵（12）佐野（3） 掛布（7） 甲子園 29-19-5 6月24日 広島 中止 甲子園 – 6月26日 大洋 中止 仙台 – 55 6月27日a 大洋 1-1 - - - 仙台 29-19-6 56 6月27日b 大洋 5-2 江本（7-4） - 山本和（4-2-12） 藤田（10）中村（5） 掛布（8） 仙台 30-19-6 57 6月29日 中日 10-2 上田二（6-4） - - ラインバック（11） 田淵（13）掛布（9） 甲子園 31-19-6 58 6月30日 中日 6-1 谷村（5-3） - - 中村勝（6）ブリーデン（22） 甲子園 32-19-6
7月(9勝5敗1分 .643)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 59 7月1日 中日 5-1 江本（8-4） - - 中村（7）池辺（5） 甲子園 33-19-6 60 7月3日 広島 9-6 安仁屋（4-2-3） - 山本和（4-2-13） ラインバック（12）遠井（2） 広島市民 34-19-6 7月4日 広島 中止 広島市民 – 61 7月6日 ヤクルト 5-5 - - - 田淵（14・15） ラインバック（13）池辺（6） 神宮 34-19-7 62 7月7日 ヤクルト 3-0 谷村（6-3） - - ブリーデン（23） 神宮 35-19-7 63 7月8日 ヤクルト 1-4 - 上田二（6-5） - 神宮 35-20-7 7月10日 巨人 中止 後楽園 – 7月11日 巨人 中止 後楽園 – 7月12日 巨人 中止 後楽園 – 64 7月13日 大洋 5-4 安仁屋（5-2-3） - 山本和（4-2-14） 東田（7） 甲子園 36-20-7 65 7月14日 大洋 5-2 谷村（7-3） - - 田淵（16）池田（2） 甲子園 37-20-7 66 7月15日 大洋 11-6 安仁屋（6-2-3） - - 田淵（17）東田（8） 甲子園 38-20-7 67 7月23日 中日 2-6 - 谷村（7-4） - 東田（9）池辺（7） ナゴヤ 38-21-7 68 7月24日 中日 6-3 上田二（7-5） - - 掛布（10） ナゴヤ 39-21-7 69 7月25日 中日 8-2 江本（9-4） - - 掛布（11）藤田（11） ナゴヤ 40-21-7 70 7月27日 ヤクルト 3-2 古沢（4-2） - 安仁屋（6-2-4） 甲子園 41-21-7 7月28日 ヤクルト 中止 甲子園 – 71 7月29日 ヤクルト 1-8 - 上田二（7-6） - 中村（8） 甲子園 41-22-7 72 7月30日 巨人 3-4 - 江本（9-5） - ブリーデン（24） 甲子園 41-23-7 73 7月31日 巨人 1-9 - 谷村（7-5） - 甲子園 41-24-7
8月(8勝14敗2分 .364)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 74 8月1日 巨人 3-4 - 山本和（4-3-4） - 田淵（18）ブリーデン（25） 中村（9） 甲子園 41-25-7 75 8月3日 広島 1-3 - 上田二（7-7） - 掛布（12） 広島市民 41-26-7 76 8月4日 広島 1-3 - 江本（9-6） - ラインバック（14） 広島市民 41-27-7 77 8月5日 広島 3-8 - 谷村（7-6） - 東田（10） 広島市民 41-28-7 78 8月6日 中日 5-6 - 古沢（4-3） - ブリーデン（26）掛布（13） 岡山 41-29-7 79 8月7日 中日 4-7 - 長谷川（0-1） - 田淵（19）掛布（14） 岡山 41-30-7 80 8月8日 中日 6-3 上田二（8-7） - 山本和-15） 岡山 42-30-7 81 8月10日 巨人 9-2 古沢（5-3） - - ブリーデン（27） 後楽園 43-30-7 82 8月11日 巨人 2-2 - - - 掛布（15） 後楽園 43-30-8 83 8月12日 巨人 7-6 江本（10-6） - 山本和（4-3-16） 田淵（20） 後楽園 44-30-8 84 8月13日 大洋 1-2 - 上田二（8-8） - ブリーデン（28） 西京極 44-31-8 85 8月14日 大洋 2-1 長谷川（1-1） - 安仁屋（6-2-5） 西京極 45-31-8 86 8月15日 大洋 5-2 谷村（8-6） - - 田淵（21）掛布（16） 西京極 46-31-8 87 8月17日 ヤクルト 2-4 - 古沢（5-4） - 札幌円山 46-32-8 88 8月18日 ヤクルト 2-1 江本（11-6） - 安仁屋（6-2-6） 池辺（8） 札幌円山 47-32-8 89 8月19日 ヤクルト 1-4 - 上田二（8-9） - 札幌円山 47-33-8 90 8月21日 大洋 3-7 - 谷村（8-7） - 藤田（12） 川崎 47-34-8 91 8月22日 大洋 1-8 - 古沢（5-5） - 川崎 47-35-8 92 8月23日 大洋 5-5 - - - 掛布（17） 静岡 47-35-9 93 8月25日 広島 10-4 江本（12-6） - 安仁屋（6-2-7） 田淵（22・23・24）桑野（1） 甲子園 48-35-9 8月26日 広島 中止 甲子園 – 8月27日 広島 中止 甲子園 – 94 8月28日 中日 1-4 - 古沢（5-6） - 田淵（25） 甲子園 48-36-9 95 8月29日 中日 4-2 安仁屋（7-2-7） - - 田淵（26） 甲子園 49-36-9 96 8月30日 中日 3-7 - 江本（12-7） - ラインバック（15） 甲子園 49-37-9 97 8月31日 ヤクルト 0-2 - 古沢（5-7） - 甲子園 49-38-9
9月(14勝2敗1分 .875)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 98 9月1日 ヤクルト 7-2 米田（2-2） - - 田淵（27・28） 甲子園 50-38-9 99 9月2日 ヤクルト 4-3 谷村（9-7） - 安仁屋（7-2-8） ラインバック（16） 甲子園 51-38-9 100 9月4日 広島 1-0 江本（13-7） - - 広島市民 52-38-9 101 9月5日 広島 8-3 安仁屋（8-2-8） - - 東田（11）ブリーデン（29） 広島市民 53-38-9 102 9月6日 広島 7-3 上田二（9-9） - - 掛布（18）池辺（9） ブリーデン（30） 広島市民 54-38-9 103 9月7日 巨人 9-8 安仁屋（9-2-8） - - ラインバック（17）田淵（29） 甲子園 55-38-9 9月8日 巨人 中止 甲子園 – 9月9日 巨人 中止 甲子園 – 9月10日 大洋 中止 甲子園 – 9月11日 大洋 中止 甲子園 – 9月12日 大洋 中止 甲子園 – 104 9月14日 巨人 6-6 - - - 中村（11・12）田淵（30）佐野（4） 後楽園 55-38-10 105 9月15日 巨人 5-2 古沢（6-7） - - 田淵（31）池辺（10） 後楽園 56-38-10 106 9月16日 巨人 2-8 - 谷村（9-8） - 榊原（1） 後楽園 56-39-10 107 9月18日 広島 3-1 上田二（10-9） - 安仁屋（9-2-9） ブリーデン（31）掛布（19） 甲子園 57-39-10 108 9月19日a 広島 13-4 古沢（7-7） - - ブリーデン（32・33）池辺（11） 田淵（32・33）ラインバック（18・19） 中村（12）掛布（20） 甲子園 58-39-10 109 9月19日b 広島 5-4 谷村（10-8） - - 掛布（21）田淵（34） 榊原（2） 甲子園 59-39-10 110 9月22日 中日 6-3 上田二（11-9） - - ブリーデン（34） 東田（12）田淵（35） ナゴヤ 60-39-10 111 9月23日 中日 3-1 江本（14-7） - 安仁屋（9-2-10） 掛布（22）池辺（12） ナゴヤ 61-39-10 112 9月25日 ヤクルト 2-0 古沢（8-7） - - 田淵（36） 神宮 62-39-10 113 9月29日 大洋 4-8 - 江本（14-8） - 川崎 62-40-10 114 9月30日 大洋 7-3 古沢（9-7） - - 川崎 63-40-10
10月(9勝5敗2分 .643)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 115 10月1日 大洋 5-6 - 安仁屋（9-3-10） - ブリーデン（35） 川崎 63-41-10 116 10月2日 広島 7-3 谷村（11-8） - 山本和（4-3-17） ラインバック（20）ブリーデン（36） 甲子園 64-41-10 117 10月3日a 広島 6-4 安仁屋（10-3-10） - - 甲子園 65-41-10 118 10月3日b 広島 1-2 - 古沢（9-8） - ブリーデン（37）田淵（37） 甲子園 65-42-10 119 10月5日 広島 3-3 - - - 田淵（38）掛布（23） 広島市民 65-42-11 120 10月6日 広島 8-6 山本和（5-3-17） - 古沢（9-8-1） 池辺（13）掛布（24） ブリーデン（38） 広島市民 66-42-11 121 10月10日 巨人 4-4 - - - 後楽園 66-42-12 122 10月11日 巨人 3-9 - 江本（14-9） - 後楽園 66-43-12 123 10月12日 巨人 7-8 - 安仁屋（10-4） - 掛布（25・26） ラインバック（21）田淵（39） 後楽園 66-44-12 124 10月13日 巨人 7-2 山本和（6-3-17） - - 遠井（3） 甲子園 67-44-12 10月14日 巨人 中止 甲子園 – 125 10月15日 巨人 2-1 古沢（10-8-1） - - 甲子園 68-44-12 126 10月16日 中日 4-1 上田二（12-9） - 山本和（6-3-18） 掛布（27） 甲子園 69-44-12 127 10月17日a 大洋 5-1 谷村（12-8） - - ブリーデン（39・40） 甲子園 70-44-12 128 10月17日b 大洋 3-2 江本（15-9） - - ラインバック（22） 甲子園 71-44-12 129 10月18日 大洋 3-1 上田卓（3-0） - - 甲子園 72-44-12 130 10月19日 ヤクルト 2-3 - 池内（0-1） - 中村（13） 甲子園 72-45-12

※日付の後の（a）はダブルヘッダー第1試合（b）はダブルヘッダー第2試合

個人成績

投手成績

※色付きは規定投球回数（130イニング）以上の選手

• 太字はリーグ最高。

選手	登 板	完 投	完 封	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	勝 率	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	失 点	自 責 点	防 御 率
ふる/ 古沢憲司	41	6	2	10	8	1	.556	220.1	204	25	39	8	135	90	82	3.35
えも/ 江本孟紀	38	8	2	15	9	0	.625	239.2	239	27	66	9	115	107	100	3.75
たに/ 谷村智啓	40	5	1	12	8	0	.600	180.1	216	22	34	2	57	91	76	3.80
うえたし/ 上田二朗	31	5	0	12	9	0	.571	165.0	163	27	48	12	105	76	73	3.98
あに/ 安仁屋宗八	53	0	0	10	4	10	.714	91.2	71	12	31	3	63	30	23	2.25
いけ/ 池内豊	21	0	0	1	1	0	.500	41.1	52	6	8	5	23	22	22	4.83
うえたた/ 上田卓三	24	0	0	3	0	0	1.000	30.1	38	4	7	2	13	15	14	4.20
せい/ 清俊彦	5	0	0	0	0	0	.000	6.2	7	1	0	0	2	4	4	5.14
はせ/ 長谷川勉	11	0	0	1	1	0	.500	27.2	25	3	5	0	16	8	4	1.29
まつ/ 松下立美	2	0	0	0	0	0	.000	2.0	1	1	0	0	0	1	1	4.50
みや/ 宮田典計	1	0	0	0	0	0	.000	1.0	0	0	0	0	1	0	0	0.00
やまもとか/ 山本和行	67	0	0	6	3	18	.667	113.2	101	15	25	2	80	39	37	2.92
やまもとし/ 山本重政	2	0	0	0	0	0	.000	1.2	3	0	0	0	1	2	2	9.00
よね/ 米田哲也	13	0	0	2	2	0	.500	30.0	27	2	13	0	17	15	15	4.50
合計		24	5	72	45	29	.615	1151.1	1147	145	276	43	628	500	453	3.54

打撃成績

• 色付きは規定打席（403打席）以上の選手
• 太字 はリーグ最高

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
かけ/ 掛布雅之	122	469	406	69	132	20	7	27	247	83	5	7	2	3	54	4	52	7	.325	.409
らい/ ラインバック	118	496	450	76	135	23	1	22	226	81	11	3	3	2	39	2	67	19	.300	.358
ふし/ 藤田平	103	433	395	56	110	18	4	12	172	39	5	4	1	5	30	2	23	5	.278	.333
たふ/ 田淵幸一	130	515	440	82	122	14	0	39	253	89	1	0	0	2	65	8	56	12	.277	.380
なかむ/ 中村勝広	128	558	469	85	123	28	5	13	200	35	17	7	11	1	74	3	83	7	.262	.366
ふり/ ブリーデン	123	505	445	73	116	16	0	40	252	92	3	1	0	7	50	3	82	16	.261	.339
いけた/ 池田祥浩	40	37	30	6	6	2	0	2	14	7	1	1	1	0	6	0	7	1	.200	.333
いけへ/ 池辺巌	121	366	337	33	94	14	1	13	149	40	5	2	6	3	16	4	37	8	.279	.319
おお/ 大島忠一	7	9	9	1	3	1	0	0	4	1	0	0	0	0	0	0	4	0	.333	.333
かた/ 片岡新之介	61	64	63	3	18	3	2	1	28	8	1	1	0	0	1	0	9	0	.286	.297
かと/ 加藤博一	1	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
かわ/ 川藤幸三	20	16	15	5	2	0	0	0	2	0	0	1	0	0	1	0	3	1	.133	.188
きり/ 切通猛	20	24	21	2	3	0	0	0	3	1	0	0	0	1	2	0	3	0	.143	.217
くわ/ 桑野議	76	133	125	7	33	5	1	1	43	21	0	0	0	1	6	1	22	2	.264	.303
さか/ 榊原良行	64	122	104	12	22	4	0	2	32	6	4	1	5	1	11	1	24	1	.212	.293
ささ/ 笹本信二	14	15	13	2	1	0	0	0	1	0	1	0	0	0	2	0	4	0	.077	.200
さの/ 佐野仙好	71	126	112	12	27	4	0	4	43	11	1	0	0	2	11	1	20	2	.241	.315
しま/ 島野育夫	78	70	67	16	12	2	0	0	14	2	11	3	0	0	3	0	21	1	.179	.214
すえ/ 末永正昭	59	14	13	14	4	0	0	0	4	0	9	1	1	0	0	0	4	1	.308	.308
とお/ 遠井吾郎	42	50	43	4	9	0	0	3	18	12	0	0	0	2	5	0	10	1	.209	.292
ひが/ 東田正義	121	385	352	31	87	15	1	12	140	34	1	5	0	2	27	3	52	13	.247	.306
まち/ 町田公雄	39	59	54	3	10	2	0	0	12	1	1	1	0	1	4	0	9	2	.185	.241
あに/ 安仁屋宗八	53	17	16	0	2	0	0	0	2	1	0	0	1	0	0	0	9	0	.125	.125
いけう/ 池内豊	21	4	4	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	2	0	.000	.000
うえたし/ 上田二朗	31	58	48	2	2	1	0	0	3	2	0	0	5	0	5	0	19	0	.042	.132
うえたた/ 上田卓三	24	3	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
えも/ 江本孟紀	38	90	77	4	7	0	0	2	13	5	0	0	11	0	2	0	22	1	.091	.114
たに/ 谷村智啓	40	55	48	2	5	0	0	0	5	0	0	0	6	0	1	0	21	0	.104	.122
はせ/ 長谷川勉	11	6	5	1	1	1	0	0	2	0	0	0	1	0	0	0	2	0	.200	.200
ふる/ 古沢憲司	41	70	64	1	7	0	0	0	7	2	0	0	5	0	1	0	18	1	.109	.123
やま/ 山本和行	67	16	16	0	1	1	0	0	2	1	0	0	0	0	0	0	10	0	.063	.063
よね/ 米田哲也	13	7	6	0	1	0	0	0	1	1	0	0	1	0	0	0	2	0	.167	.167
合計		4793	4251	602	1095	174	22	193	1892	575	77	38	60	33	416	32	698	101	.258	.328

表彰

リーグ・リーダー
受賞者なし

ベストナイン
選手名	ポジション	回数
田淵幸一	捕手	5年連続5度目
掛布雅之	三塁手	初受賞
ダイヤモンドグラブ賞
選手名	ポジション	回数
池辺巌	外野手	4年ぶり2度目

達成記録・出来事

• 4月3日 - プロ野球開幕を迎え前年3位であったため、本来なら当時のルール[注 1]に基づき、前年最下位の巨人と甲子園球場で開幕を迎えるのだが、甲子園球場がこの年開催の「第48回選抜高等学校野球大会」のために使えないので、4位のヤクルトと入れ替え、首位の広島と広島市民球場で開幕を迎えた
• 4月20日 - 中日4回戦（甲子園）が開催予定だったが鉄道ストライキにより中止になった
• 5月23日 - 藤田平がヤクルト8回戦（神宮）で8回に渡辺孝博から本塁打を放ち通算150本塁打、史上42人目
• 5月26日 - 江本孟紀が中日7回戦（甲子園）で先発し6回2死目に通算1000投球回
• 8月25日 - 田淵幸一が広島15回戦（甲子園）で6回に池谷公二郎、7回に金城基泰、8回に瀬戸和則から本塁打を放つ、1試合3本塁打は球団史上10度目、3イニング連続本塁打は史上4人目で、8回の3本目の本塁打はNPB通算100本目の甲子園球場での本塁打、史上初
• 9月14日 - 田淵幸一が巨人9回戦（後楽園）で1回に加藤初から本塁打を放ち通算250本塁打、史上12人目での896試合での達成はNPB史上最速（当時）
• 9月19日 - 広島20回戦（甲子園）で、6回に永本裕章から中村勝広ー掛布雅之ーマイク・ラインバックー田淵幸一が4者連続の本塁打、4者連続以上は史上3度目（3者連続以上で球団史上4度目）で、その試合で都合9本の本塁打を記録し、1951年の松竹ロビンスの8月2日の大阪9回戦（上田市営）以来のNPBタイ記録、なお松竹ロビンスは地方球場である上田市営球場で達成したので、フランチャイズで達成したのは最多記録
• 10月11日 - 山本和行が巨人23回戦（後楽園）で8回に王貞治にベーブ・ルースを抜く715号ホームランを打たれる

ドラフト指名選手

→詳細は「1976年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照

順位	選手名	ポジション	所属	結果
1位	益山性旭	投手	帝京大学	入団
2位	続木敏之	捕手	新居浜商業高	入団
3位	川辺邦好	内野手	三菱重工神戸	拒否
4位	峯本達雄	外野手	新日本製鐵堺	入団
5位	渡辺純志	内野手	東洋紡岩国	入団
6位	山田和英	投手	大阪・柏原高	拒否・大阪商業大学進学

脚注

注釈

1. 当時のセ・リーグの開幕戦は、前年度の順位によって「1位×4位」・「2位×5位」・「3位×6位」のカードが決められ、そして前年度Aクラス（1位から3位まで）のチームが主催権を持っていた。

出典

1. ^ “年度別成績 1976年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月26日閲覧。
2. 【虎番疾風録（１６）】「絶対に辞めるはず」の中西監督“続投決定”…教訓「阪神は同じ歴史を繰り返す」（1/2ページ） - 産経ニュース