1994年の阪神タイガース

1994年の阪神タイガース
成績
セントラルリーグ4位
62勝68敗0分 勝率.477
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	阪神甲子園球場
球団組織
オーナー	久万俊二郎
経営母体	阪神電気鉄道
監督	中村勝広
選手会長	和田豊
スローガン
3F（フレッシュ、ファイト、フォア・ザ・チーム）
« 1993 1995 »

1994年の阪神タイガース（1994ねんのはんしんタイガース）では、1994年の阪神タイガースにおける動向をまとめる。

1994年の阪神タイガースは、中村勝広監督の5年目のシーズンである。

概要

投手陣は藪恵市がチームトップの9勝を挙げ新人王を獲得し、トレードでオリックスから来た古溝克之が7勝18セーブと活躍した。打線は3割打者のトーマス・オマリーに加え和田豊が首位打者に肉薄する活躍を見せるが、メジャーで8年連続20本塁打で通算220本塁打の鳴り物入りで入団した新外国人のロブ・ディアーは日本野球にフィットせずで8月に帰国、オリックスからFA移籍した石嶺和彦も前年より成績を落とし、チームは4月を6勝12敗と出遅れたものの5月以降に立て直し、7月から8月にかけ8カード連続勝ち越しなどして、首位を走っていた巨人が急降下したこともあり、9月14日終了時で3.5ゲーム差の3位にいたが、その後残り12試合で7連敗を含む2勝10敗で順位を下げ、優勝はおろかAクラスも逃し2年連続の4位（ヤクルトと同率タイ）で終わった。オフに4年連続で打率3割を達成したオマリーが長打力不足などを理由に放出、ヤクルトへ移籍した。

チーム成績

レギュラーシーズン

オーダー変遷

	開幕：4/9		5/1		6/1		7/1		8/2		9/2
1	中	新庄剛志	二	和田豊	二	和田豊	中	亀山努	右	亀山努	二	和田豊
2	二	和田豊	遊	久慈照嘉	遊	久慈照嘉	遊	久慈照嘉	遊	久慈照嘉	遊	久慈照嘉
3	右	亀山努	三	八木裕	中	新庄剛志	二	和田豊	二	和田豊	右	長嶋清幸
4	三	オマリー	一	オマリー	一	オマリー	左	石嶺和彦	一	オマリー	一	オマリー
5	左	石嶺和彦	左	石嶺和彦	左	石嶺和彦	右	長嶋清幸	左	石嶺和彦	左	石嶺和彦
6	一	ディアー	右	ディアー	右	亀山努	一	ディアー	中	新庄剛志	中	新庄剛志
7	遊	久慈照嘉	中	新庄剛志	三	八木裕	三	八木裕	三	鮎川義文	三	鮎川義文
8	捕	吉田康夫	捕	関川浩一	捕	山田勝彦	捕	山田勝彦	捕	木戸克彦	捕	関川浩一
9	投	湯舟敏郎	投	古溝克之	投	仲田幸司	投	仲田幸司	投	湯舟敏郎	投	藪恵市

[1]

1994年セントラル・リーグ順位変動

順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		9月終了時		最終成績
1位	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--
2位	中日	1.5	中日	3.5	中日	9.5	中日	8.0	広島	4.0	中日		中日	1.0
3位	ヤクルト	3.5	横浜	4.5	ヤクルト		阪神	9.0	中日	6.5	広島	2.5	広島	4.0
4位	横浜	4.0	ヤクルト	5.5	横浜	11.5	ヤクルト	10.0	阪神	8.0	横浜	5.5	阪神	8.0
5位	広島	5.5	阪神	7.0	阪神	14.0	広島	11.0	ヤクルト	9.0	阪神	6.0	ヤクルト
6位	阪神	6.5	広島	9.5	広島	15.5	横浜	13.0	横浜	11.5	ヤクルト	7.0	横浜	9.0
期間 成績	6勝12敗 勝率.333		13勝11敗 勝率.542		9勝13敗 勝率.409		15勝8敗 勝率.652		11勝13敗 勝率.458		8勝11敗 勝率.421		勝敗 勝率–

1994年セントラル・リーグ最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	読売ジャイアンツ	70	60	0	.538	優勝
2位	中日ドラゴンズ	69	61	0	.531	1.0
3位	広島東洋カープ	66	64	0	.508	4.0
4位	ヤクルトスワローズ	62	68	0	.477	8.0
4位	阪神タイガース	62	68	0	.477	8.0
6位	横浜ベイスターズ	61	69	0	.469	9.0

1994 サンヨー オールスターゲーム

→詳細は「1994年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

選出選手及びスタッフ

ポジション	名前	選出 回数
投手	藪恵市	初
一塁手	オマリー	2
二塁手	和田豊	4
三塁手	八木裕	2
外野手	新庄剛志	初
	亀山努	2

• 太字はファン投票で選ばれた選手。取り消し線の選手は出場辞退した選手。

入団・退団

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手 藪恵市 18 朝日生命 ドラフト1位 大門和彦 42 横浜 自由契約 古溝克之 50 オリックス 交換トレード 井上貴朗 46 佐倉高 ドラフト5位 内野手 平尾博司 2 大宮東高 ドラフト2位 米崎薫臣 37 近鉄 交換トレード 中里鉄也 67 葛生高 ドラフト4位 外野手 石嶺和彦 29 オリックス FA移籍 南牟礼豊蔵 35 オリックス 自由契約 ディアー 57 ボストン・レッドソックス 新外国人 高波文一 65 熊本工業高 ドラフト3位 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 投手 渡辺伸彦 41 交換トレード オリックス 工藤慎明 61 引退 捕手 岡島厚 96 引退 ブルペン捕手 内野手 松永浩美 2 FA移籍 ダイエー 岡田彰布 16 自由契約 オリックス 外野手 中野佐資 0 引退 嶋田章弘 60 交換トレード 近鉄

選手・スタッフ

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止

1994年 レギュラーシーズン
4月(6勝12敗 .333)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 1 4月9日 ヤクルト 4-6 - 湯舟（0-1） - 亀山（1） 神宮 0-1 2 4月10日 ヤクルト 3-9 - 郭李（0-1） - 神宮 0-2 4月12日 中日 中止 甲子園 – 3 4月13日 中日 6-7 - 藪（0-1） - 甲子園 0-3 4 4月14日 中日 7-3 郭李（1-1） - 田村（0-0-1） 甲子園 1-3 5 4月15日 横浜 5-0 猪俣（1-0） - - ディアー（1）石嶺（1） 甲子園 2-3 6 4月16日 横浜 2-1 田村（1-0-1） - - 甲子園 3-3 7 4月17日 横浜 8-10 - 中西（0-1） - 石嶺（2） 甲子園 3-4 8 4月19日 広島 9-1 藪（1-1） - - 石嶺（3）ディアー（2） 八木（1） 岡山 4-4 9 4月20日 広島 4-5 - 田村（1-1-1） - 甲子園 4-5 10 4月21日 広島 0-1 - 仲田（0-1） - 甲子園 4-6 11 4月22日 巨人 0-4 - 猪俣（1-1） - 東京ドーム 4-7 12 4月23日 巨人 1-0 湯舟（1-1） - 田村（1-1-2） 石嶺（4） 東京ドーム 5-7 13 4月24日 巨人 4-5 - 中西（0-2） - 東京ドーム 5-8 14 4月26日 ヤクルト 4-5 - 田村（1-2-2） - 新庄（1） 甲子園 5-9 15 4月27日 ヤクルト 8-3 久保（1-0） - - 八木（2・3）新庄（2） 甲子園 6-9 16 4月28日 ヤクルト 1-3 - 御子柴（0-1） - 甲子園 6-10 17 4月29日 巨人 4-7 - 仲田（0-2） - 八木（4） 甲子園 6-11 18 4月30日 巨人 0-4 - 湯舟（1-2） - 甲子園 6-12
5月(13勝11敗 .542)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 19 5月1日 巨人 3-4 御子柴（0-2） - 甲子園 6-13 20 5月3日 広島 6-5 藪（2-1） - 田村（1-2-3） 広島市民 7-13 21 5月4日 広島 3-4 - 郭李（1-2） - 広島市民 7-14 22 5月5日 広島 8-9 - 田村（1-3-3） - 新庄（3）石嶺（5） 広島市民 7-15 23 5月6日 横浜 4-3 御子柴（0-2） - 中西（0-2-1） オマリー（1） 横浜 8-15 24 5月7日 横浜 4-0 弓長（1-0） - - 横浜 9-15 25 5月8日 横浜 6-5 田村（2-3-3） - 山﨑（0-0-1） ディアー（3） 横浜 10-15 26 5月10日 中日 8-1 藪（3-1） - - オマリー（2）ディアー（4） ナゴヤ 11-15 5月11日 中日 中止 ナゴヤ – 27 5月12日 中日 7-4 仲田（1-2） - 田村（2-3-4） オマリー（3）石嶺（6） ナゴヤ 12-15 28 5月13日 ヤクルト 9-5 郭李（2-2） - - 新庄（4） 甲子園 13-15 29 5月14日 ヤクルト 2-4 - 弓長（1-1） - オマリー（4） 甲子園 13-16 30 5月15日 ヤクルト 10-4 山﨑（1-0-1） - 古溝（0-0-1） 石嶺（7）ディアー（5） 甲子園 14-16 31 5月17日 横浜 4-1 藪（4-1） - - 甲子園 15-16 32 5月18日 横浜 2-0 仲田（2-2） - 古溝（0-0-2） 甲子園 16-16 33 5月19日 横浜 3-8 - 郭李（2-3） - 八木（5） 甲子園 16-17 34 5月20日 中日 3-4 - 久保（1-1） - ナゴヤ 16-18 35 5月21日 中日 2-4 - 山﨑（1-1-1） - ナゴヤ 16-19 36 5月22日 中日 1-5 - 大門（0-1） - 新庄（5） ナゴヤ 16-20 37 5月24日 巨人 3-0 藪（5-1） - - 甲子園 17-20 38 5月25日 巨人 5-8 - 中西（0-3-1） - 和田（1）新庄（6） オマリー（5） 甲子園 17-21 5月26日 巨人 中止 甲子園 – 39 5月27日 ヤクルト 7-2 竹内（1-0） - 古溝（0-0-3） 千葉マリン 18-21 40 5月28日 ヤクルト 0-3 - 湯舟（1-3） - 千葉マリン 18-22 41 5月29日 ヤクルト 4-5 - 中西（0-4-1） - 亀山（2） 千葉マリン 18-23 42 5月31日 広島 5-4 藪（6-1） - 弓長（1-1-1） オマリー（6） 西京極 19-23
6月(9勝13敗 .409)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 43 6月1日 広島 8-6 久保（2-1） - 弓長（1-1-2） 石嶺（8）真弓（1） 甲子園 20-23 44 6月2日 広島 2-3 - 竹内（1-1） - 甲子園 20-24 45 6月3日 中日 0-6 - 御子柴（1-3） - 甲子園 20-25 46 6月4日 中日 6-2 湯舟（2-3） - - 甲子園 21-25 47 6月5日 中日 2-1 仲田（3-2） - 弓長（1-1-3） 甲子園 22-25 48 6月7日 広島 1-2 - 藪（6-2） - ディアー（6） 広島市民 22-26 6月8日 広島 中止 広島市民 – 49 6月9日 広島 4-5 - 古溝（0-1-3） - 石嶺（9） 岡山 22-27 50 6月11日 横浜 5-2 古溝（1-1-3） - - 札幌 23-27 51 6月12日 横浜 5-2 御子柴（2-3） - 中西（0-4-2） 札幌 24-27 52 6月14日 巨人 4-7 - 藪（6-3） - 新庄（7）長嶋（1） 東京ドーム 24-28 53 6月15日 巨人 2-0 山﨑（2-1-1） - - 石嶺（10） 東京ドーム 25-28 54 6月16日 巨人 1-2 - 中西（0-5-2） - 東京ドーム 25-29 55 6月17日 横浜 3-5 - 竹内（1-2） - 甲子園 25-30 6月18日 横浜 中止 甲子園 – 56 6月19日 横浜 6-5 古溝（2-1-3） - - 甲子園 26-30 57 6月21日 ヤクルト 2-3 - 藪（6-4） - 甲子園 26-31 58 6月22日 ヤクルト 3-5 - 山﨑（2-2-1） - 甲子園 26-32 59 6月23日 ヤクルト 4-6 - 葛西（0-1） - ディアー（7） 甲子園 26-33 60 6月24日 中日 2-0 仲田（4-2） - - ナゴヤ 27-33 61 6月25日 中日 2-5 - 御子柴（2-4） - 新庄（8） ナゴヤ 27-34 62 6月26日 中日 2-3 - 竹内（1-3） - 石嶺（11） ナゴヤ 27-35 63 6月28日 巨人 3-4 - 中西（0-6-2） - 亀山（3）石嶺（12） 東京ドーム 27-36 64 6月29日 巨人 12-4 山﨑（3-2-1） - - 石嶺（13）長嶋（2） ディアー（8）南牟礼（1） 東京ドーム 28-36
7月(15勝8敗 .652)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 65 7月1日 広島 2-3 - 仲田（4-3） - 南牟礼（2） 金沢 28-37 66 7月2日 広島 2-8 - 猪俣（1-2） - オマリー（7） 富山 28-38 67 7月3日 広島 8-1 湯舟（3-3） - - 八木（6） 富山 29-38 68 7月5日 巨人 5-6 - 古溝（2-2-3） - 甲子園 29-39 69 7月6日 巨人 1-6 - 山﨑（3-3-1） - 亀山（4） 甲子園 29-40 70 7月7日 巨人 3-2 中西（1-6-2） - 久保（2-1-1） 甲子園 30-40 71 7月8日 中日 7-2 仲田（5-3） - 古溝（2-2-4） 甲子園 31-40 72 7月9日 中日 7-6 古溝（3-2-4） - - 甲子園 32-40 73 7月10日 中日 2-4 - 湯舟（3-4） - 関川（1） 甲子園 32-41 7月12日 横浜 中止 横浜 – 74 7月13日 横浜 10-4 御子柴（3-4） - - 新庄（9） 横浜 33-41 75 7月14日 横浜 5-2 仲田（6-3） - 古溝（3-2-5） 亀山（5） 横浜 34-41 76 7月15日 広島 3-2 古溝（4-2-5） - - 甲子園 35-41 77 7月16日 広島 2-3 - 湯舟（3-5） - 甲子園 35-42 78 7月17日 広島 4-2 山﨑（4-3-1） - 古溝（4-2-6） 新庄（10）亀山（6） 甲子園 36-42 79 7月23日 ヤクルト 1-5 - 仲田（6-4） - 神宮 36-43 80 7月24日 ヤクルト 6-4 古溝（5-2-6） - - 鮎川（1） 神宮 37-43 81 7月25日 ヤクルト 3-1 藪（7-4） - - 神宮 38-43 82 7月26日 巨人 8-3 湯舟（4-5） - - 甲子園 39-43 83 7月27日 巨人 2-1 古溝（6-2-6） - - 新庄（11） 甲子園 40-43 84 7月28日 巨人 5-4 葛西（1-1） - 古溝（6-2-7） 鮎川（2） 甲子園 41-43 85 7月29日 横浜 9-6 郭李（3-3） - - 新庄（12）桧山（1） 甲子園 42-43 86 7月30日 横浜 0-3 - 御子柴（3-5） - 甲子園 42-44 87 7月31日 横浜 8-7 郭李（4-3） - 古溝（6-2-8） 甲子園 43-44
8月(11勝13敗 .458)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 88 8月2日 中日 3-2 久保（3-1-1） - 古溝（6-2-9） 甲子園 44-44 89 8月3日 中日 2-6 - 久保（3-2-1） - 甲子園 44-45 90 8月4日 中日 8-2 仲田（7-4） - 古溝（6-2-10） 石嶺（14） 神戸 45-45 91 8月5日 ヤクルト 0-5 - 御子柴（3-6） - 神宮 45-46 92 8月6日 ヤクルト 6-2 藪（8-4） - 古溝（6-2-11） 和田（2） 神宮 46-46 93 8月7日 ヤクルト 10-2 葛西（2-1） - 郭李（4-3-1） オマリー（8）石嶺（15） 亀山（7） 神宮 47-46 94 8月9日 広島 5-12 - 湯舟（4-6） - オマリー（9）石嶺（16） 関川（2）亀山（8） 広島市民 47-47 95 8月10日 広島 7-4 郭李（5-3-1） - 古溝（6-2-12） 長嶋（3・4） 広島市民 48-47 96 8月11日 広島 2-4 - 猪俣（1-3） - 山田（1）新庄（13） 広島市民 48-48 97 8月12日 巨人 2-9 - 御子柴（3-7） - 東京ドーム 48-49 98 8月13日 巨人 0-4 - 藪（8-5） - 東京ドーム 48-50 99 8月14日 巨人 0-1 - 仲田（7-5） - 東京ドーム 48-51 100 8月16日 ヤクルト 3-2 郭李（6-3-1） - - 石嶺（17） 西宮 49-51 101 8月17日 ヤクルト 1-0 山﨑（5-3-1） - - 木戸（1） 西宮 50-51 102 8月19日 中日 4-3 御子柴（4-7） - 古溝（6-2-13） 山田（2） ナゴヤ 51-51 8月20日 中日 中止 ナゴヤ – 103 8月21日 中日 6-5 古溝（7-2-13） - 郭李（6-3-2） ナゴヤ 52-51 104 8月23日 横浜 3-4 - 郭李（6-4-2） - 横浜 52-52 105 8月24日 横浜 7-2 山﨑（6-3-1） - - 亀山（9） 横浜 53-52 106 8月25日 横浜 8-6 久保（4-2-1） - 古溝（7-2-14） 山田（3） 横浜 54-52 107 8月26日 広島 2-3 - 藪（8-6） - 甲子園 54-53 108 8月27日 広島 2-6 - 仲田（7-6） - 甲子園 54-54 109 8月28日 広島 0-2 - 猪俣（1-4） - 甲子園 54-55 110 8月30日 ヤクルト 4-7 - 郭李（6-5-2） - オマリー（10）新庄（14） 神宮 54-56 111 8月31日 ヤクルト 0-8 - 山﨑（6-4-1） - 神宮 54-57
9月(7勝9敗 .438)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 112 9月2日 巨人 3-2 藪（9-6） - 中西（1-6-3） 甲子園 55-57 113 9月3日 巨人 4-0 猪俣（2-4） - - オマリー（11） 甲子園 56-57 114 9月6日 広島 6-3 中西（2-6-3） - - 真弓（2） 広島市民 57-57 115 9月7日 広島 7-1 山﨑（7-4-1） - - 新庄（15） 広島市民 58-57 116 9月9日 中日 1-3 - 藪（9-7） - オマリー（12） 甲子園 58-58 117 9月10日 中日 2-0 猪俣（3-4） - 古溝（7-2-15） オマリー（13） 甲子園 59-58 118 9月14日 横浜 4-3 湯舟（5-6） - 古溝（7-2-16） 新庄（16）桧山（2） 甲子園 60-58 119 9月15日 横浜 2-7 - 中西（2-7-3） - 甲子園 60-59 120 9月17日 巨人 4-6 - 中西（2-8-3） - 東京ドーム 60-60 121 9月18日 巨人 1-5 - 猪俣（3-5） - 東京ドーム 60-61 122 9月20日 中日 0-2 - 湯舟（5-7） - ナゴヤ 60-62 123 9月21日 中日 0-4 - 山﨑（7-5-1） - ナゴヤ 60-63 9月22日 中日 中止 ナゴヤ – 124 9月23日 ヤクルト 0-1 - 藪（9-8） - 甲子園 60-64 125 9月24日 ヤクルト 3-6 - 猪俣（3-6） - 甲子園 60-65 126 9月27日 横浜 3-2 郭李（7-5-2） - 古溝（7-2-17） 横浜 60-66 9月28日 横浜 中止 横浜 – 127 9月29日 横浜 7-8 - 中西（2-9-3） - 新庄（17）オマリー（14） 横浜 61-66
10月(1勝2敗 .333)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 128 10月1日 広島 3-5 - 山﨑（7-6-1） - 甲子園 61-67 129 10月4日 横浜 5-2 中西（3-9-3） - 古溝（7-2-18） 横浜 61-68 130 10月6日 中日 2-10 - 藪（9-9） - オマリー（15） ナゴヤ 62-68

個人成績

投手成績

• 色付きは規定投球回数（130イニング）以上の選手
• 太字はリーグ最高。

選手	登 板	完 投	完 封	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	勝 率	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	失 点	自 責 点	防 御 率
ゆふ/ 湯舟敏郎	23	2	0	5	7	0	.417	130.0	114	15	65	1	109	50	44	3.05
やふ/ 藪恵市	26	8	1	9	9	0	.500	181.1	174	12	42	2	110	67	64	3.18
やま/ 山﨑一玄	24	4	2	7	6	1	.538	135.0	140	11	52	3	58	54	48	3.20
いの/ 猪俣隆	14	1	1	3	6	0	.333	47.0	52	6	16	1	29	24	23	4.40
おお/ 太田貴	3	0	0	0	0	0	.000	3.0	3	1	2	0	3	1	1	3.00
かく/ 郭李建夫	49	0	0	7	5	2	.583	86.0	75	3	38	3	70	32	30	3.14
かさ/ 葛西稔	11	0	0	2	1	0	.667	22.1	20	2	12	2	16	12	9	3.63
くほ/ 久保康生	50	0	0	4	2	1	.667	69.2	63	7	26	5	56	26	24	3.10
たい/ 大門和彦	5	0	0	0	1	0	.000	13.2	14	2	4	1	11	8	8	5.27
たけ/ 竹内昌也	12	0	0	1	3	0	.250	37.0	49	3	13	1	26	19	14	3.41
たむ/ 田村勤	11	0	0	2	3	4	.400	14.1	11	0	8	2	16	7	6	3.77
なかたこ/ 仲田幸司	23	1	1	7	6	0	.538	108.1	110	13	62	1	78	58	50	4.15
なかたよ/ 中田良弘	2	0	0	0	0	0	.000	3.0	4	0	0	1	2	2	1	3.00
なかに/ 中西清起	46	0	0	3	9	3	.250	79.0	79	3	22	3	57	32	29	3.30
ふる/ 古溝克之	61	0	0	7	2	18	.778	94.0	76	5	29	2	81	25	23	2.20
みこ/ 御子柴進	23	0	0	4	7	0	.364	93.1	102	9	15	0	50	47	44	4.24
ゆみ/ 弓長起浩	54	0	0	1	1	3	.500	69.2	64	2	32	4	45	36	34	4.39
合計		16	5	62	68	32	.477	1186.2	1150	94	438	32	817	500	452	3.43

打撃成績

• 色付きは規定打席（403打席）以上の選手
• 太字はリーグ最高。

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
わた/ 和田豊	130	601	519	76	165	13	3	2	190	43	8	7	11	3	65	3	40	6	.318	.395
おま/ オマリー	124	524	430	61	135	18	2	15	202	74	2	1	0	4	89	1	74	15	.314	.429
しん/ 新庄剛志	122	506	466	54	117	23	7	17	205	68	7	5	2	2	30	6	93	9	.251	.304
くし/ 久慈照嘉	130	532	439	40	110	14	1	0	126	14	2	5	38	1	53	1	76	6	.250	.332
いし/ 石嶺和彦	130	502	467	39	115	17	1	17	185	77	1	1	0	9	22	4	82	14	.246	.281
あゆ/ 鮎川義文	55	162	140	17	36	9	0	2	51	10	0	2	4	2	12	4	32	2	.257	.329
いわ/ 岩田徹	1	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
おか/ 岡本圭治	74	85	72	14	13	3	0	0	16	2	3	0	2	0	10	1	13	2	.181	.289
かね/ 金子誠一	12	13	13	0	4	1	0	0	5	0	0	0	0	0	0	0	2	1	.308	.308
かめ/ 亀山努	105	377	327	49	93	11	4	9	139	28	5	5	3	1	45	1	64	10	.284	.372
きと/ 木戸克彦	34	73	67	5	19	5	0	1	27	1	0	0	1	0	5	0	8	0	.284	.333
せき/ 関川浩一	103	320	283	27	76	8	1	2	92	27	2	4	9	2	26	0	37	5	.269	.328
てい/ ディアー	70	226	192	21	29	4	0	8	57	21	0	0	0	0	32	2	76	4	.151	.279
なかし/ 長嶋清幸	70	132	113	13	35	5	1	4	54	16	0	2	2	1	15	1	25	5	.310	.392
はき/ 萩原誠斗	20	25	24	2	2	1	0	0	3	0	1	1	0	0	1	0	7	0	.083	.120
ひや/ 桧山進次郎	32	36	36	6	10	2	0	2	18	7	0	0	0	0	0	0	15	0	.278	.278
ひら/ 平田勝男	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	.000	.000
まゆ/ 真弓明信	65	76	63	5	17	3	0	2	26	30	0	0	0	5	8	0	13	3	.270	.329
みな/ 南牟礼豊蔵	96	96	89	20	22	3	1	2	33	12	2	3	0	0	7	0	19	0	.247	.302
やき/ 八木裕	71	280	247	27	64	9	4	6	99	28	1	1	7	4	21	1	47	11	.259	.315
やまし/ 山下和輝	2	2	2	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.500	.500
やまた/ 山田勝彦	58	114	103	8	21	2	0	3	32	8	2	0	4	1	6	0	17	1	.204	.245
よし/ 吉田康夫	6	5	5	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
よね/ 米崎薫臣	53	53	44	7	12	1	1	0	15	6	0	0	2	0	7	0	10	0	.273	.373
いの/ 猪俣隆	15	14	13	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	0	8	1	.077	.143
かく/ 郭李建夫	49	15	15	1	3	0	0	0	3	1	0	0	0	0	0	0	9	0	.200	.200
かさ/ 葛西稔	11	6	4	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	2	0	3	0	.000	.333
くほ/ 久保康生	50	5	4	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	0	0	0	.250	.400
たい/ 大門和彦	5	3	3	1	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.333	.333
たけ/ 竹内昌也	13	13	12	0	1	0	0	0	1	1	0	0	0	0	1	0	6	0	.083	.154
たむ/ 田村勤	11	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
なかたこ/ 仲田幸司	24	38	34	3	3	1	0	0	4	1	0	0	2	1	1	0	15	2	.088	.111
なかに/ 中西清起	46	10	8	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	1	0	6	0	.000	.111
ふる/ 古溝克之	61	15	14	1	1	0	0	0	1	0	0	1	0	0	1	0	6	0	.071	.133
みこ/ 御子柴進	24	31	22	1	2	0	0	0	2	0	0	0	7	0	2	0	13	0	.091	.167
やふ/ 藪恵市	26	67	56	1	10	2	0	0	12	2	0	0	7	1	3	0	18	2	.179	.217
やまさ/ 山﨑一玄	24	51	40	2	5	3	0	0	8	0	0	0	11	0	0	0	13	2	.125	.125
ゆふ/ 湯舟敏郎	24	45	36	1	3	0	0	0	3	1	0	0	7	1	1	0	20	0	.083	.105
ゆみ/ 弓長起浩	55	5	4	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	1	0	.000	.200
合計		5061	4408	503	1127	158	26	92	1613	478	36	38	121	38	469	25	870	101	.256	.328

表彰

• 藪恵市
  • 新人王
  • 月間MVP 〈投手5月〉（初受賞）
• オマリー
  • 最高出塁率　.429（3年連続3度目）
  • 月間MVP 〈野手5月〉（初受賞）
• 和田豊
  • ベストナイン　<二>（2年連続2度目）
  • ゴールデングラブ賞　<二>（3年連続3度目）
• 新庄剛志
  • ゴールデングラブ賞　<外>（2年連続2度目）
• 古溝克之
  • 月間MVP 〈投手7月〉（初受賞）

達成記録・出来事

• 4月19日 - 広島1回戦（岡山）で球団通算7000試合、史上2球団目（3573勝3187敗240分）
• 4月27日 - 八木裕がヤクルト4回戦（甲子園）で6回に西村龍次から本塁打を放ち通算100本塁打 、史上176人目
• 5月1日 - 中村勝広監督が巨人6回戦（甲子園）で8回に槙原寛己の投じた球がバットを振りにいった久慈照嘉の体にあたり一度死球を宣告したが、すぐ撤回した審判に抗議の最中に暴言を吐き退場処分（翌日、厳重戒告と制裁金5万円）
• 5月10日 - ロブ・ディアーが中日3回戦（ナゴヤ）で8回に野中徹博から本塁打を放ち2リーグ分立以降の球団通算5000号、史上6球団目
• 5月13日 - 新庄剛志がヤクルト6回戦（甲子園）で5-5の12回二死満塁で高津臣吾から本塁打を放ちサヨナラ満塁本塁打を記録、史上47人目（49度目）
• 5月20日 - ロブ・ディアーが中日5回戦（ナゴヤ）で7回に郭源治から頭部に死球を受け、当てた郭源治は危険球退場で5月13日にセ・リーグのアグリーメントに危険球退場処分が追加されてから危険球退場の第1号となった
• 5月24日 - 薮恵市が巨人7回戦（甲子園）でプロ入り巨人戦初登板完封勝利を挙げる、巨人戦初登板勝利は球団史上4人目で完封勝利は球団史上初
• 5月25日 - 和田豊が巨人8回戦（甲子園）で3回に香田勲男から本塁打を放ち、1990年10月3日のヤクルト26回戦（神宮）で川村一明からランニング本塁打を放って以来1930打席ぶりの本塁打
• 6月5日 - トーマス・オマリーが中日10回戦（甲子園）で1回に佐藤秀樹がカウント2-2から投げた球を空振りと判定し三振と宣告した橘高淳球審に暴言を吐き退場処分（翌々日、厳重戒告と制裁金10万円）
• 6月9日 - 石嶺和彦が広島11回戦（岡山）で4回に佐々岡真司から本塁打を放ち通算250本塁打、史上34人目
• 6月9日 - 広島11回戦（岡山）が開催されたが、この試合が岡山県野球場での最後の日本プロ野球一軍公式戦となる（球団通算67試合29勝35敗3分）
• 6月11日 - 横浜10回戦（札幌）で勝利し、1976年8月18日のヤクルト20回戦で勝利を挙げて以来16連敗（2分け含む）していた札幌円山球場の連敗を止める
• 6月24日 - 故障で登板ができない麦倉洋一を任意引退選手として、大石昌義打撃投手を支配下選手登録したことを発表
• 7月28日 - 和田豊が巨人17回戦（甲子園）で6回に宮本和知から安打を放ち通算1000安打、史上178人目
• 7月31日 - 真弓明信が横浜18回戦（甲子園）で4回に代打で出場し通算2000試合、史上28人目
• 7月31日 - 横浜18回戦（甲子園）が開催され、阪神甲子園球場での通算3000試合となった（球団通算1608勝1300敗92分）
• 10月4日 - 和田豊が横浜26回戦（横浜）で先発出場し通算1000試合、史上323人目
• 10月1日 - 平田勝男が今シーズン限りの引退を表明
• 10月17日 - トーマス・オマリーとロブ・ディアーの解雇通告を発表
• 10月29日 - 薮恵市が登録名を「薮恵壹」に変えることを発表
• 10月30日 - 萩原誠斗が「萩原誠」に、安達智次郎が「安達克哉」に登録名を変えることを発表
• 11月11日 - 新外国人選手のグレン・デービスと契約の締結を発表
• 11月15日 - 新外国人選手のスコット・クールボーと契約の締結を発表
• 12月3日 - オリックスからFA宣言した山沖之彦の入団を発表[2]

ドラフト指名選手

→詳細は「1994年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照

• 網掛けの選手は逆指名による入団
• 退団年は阪神を選手として最初に退団した年、最終年はNPBに選手として所属した最終年を示す

順位	選手名	ポジション	所属	退団年	最終年	NPB通算成績
1位	山村宏樹	投手	甲府工業高	1999終	2012	225登板31勝44敗2S20H 防御率5.01
2位	北川博敏	捕手	日本大学	2000終	2012	1076安打102本536打点 打率.276
3位	田中秀太	内野手	熊本工業高	2009終	2009	200安打3本52打点 打率.233
4位	川尻哲郎	投手	日産自動車	2003終	2005	227登板60勝72敗3S 防御率3.65
5位	矢野正之	投手	霧が丘高	1998終	1998	3登板0勝0敗 防御率14.73

出典

1. 『1995 ベースボール・レコード・ブック』ベースボール・マガジン社、1994年。ISBN 4-583-03171-8。 
2. タイガースヒストリー1990-1994阪神球団公式サイト