魯甸地震
魯甸地震(ろでんじしん)とは、2014年8月3日16時30分頃 (UTC+8:00)、中華人民共和国雲南省昭通市魯甸県竜頭山鎮で発生した地震である。「雲南省地震」[9]「中国雲南省地震」「中国雲南地震」「雲南魯甸地震」とも呼ばれる。中国現地では「昭通地震」の呼称も用いられている。昭通市区から約49km離れた昆明、重慶、成都、西安などでも地震観測された。[10] 被害
8月8日15時(UTC+8:00)の雲南省民政庁の発表によると、死者617人、行方不明者112人、負傷者は少なくとも3,143人に上っている[4][5][6]。同じく8月5日14時30分時点の発表では死者410人、行方不明者12人などとなっていて、増加傾向にある[7][8]。 土砂崩れにより会沢県紙廠郷江辺村の牛欄江などで川の流れがせき止められ、複数の天然ダムが形成されているのが確認された[11]。 背景昭通-魯甸断層帯で起こった地震で200キロ圏内でM5級の地震が44回記録されている。 2013年では100キロの範囲内ではM3~M5級が発生していた。 余震余震は8月6日21:00(UTC+9:00)までに763回以上(M3.0以上は9回以上)起きている(中国地震局より)。最大の余震はM4.2の地震だった[12]。 救援習近平総書記と李克強総理は直ちに支援や援助を指示した。 国家減災事務総長、民政部副部長の姜力や国務院関係者を率いて中国共産党中央委員会、国務院の哀悼の意を代表して被災地へ赴いた。 8月4日午前に中国共産党中央政治局常務委員と李克強総理などの関係者が被災地の状況救援活動視察のために被災地に赴いた。 午後2時に被災地に到着したが、道路が深刻な被害を受けていることから5km歩くこととなった。 分析中国地震局の分析によると、耐震性がない家が多く、高い人口密度、震源が浅かったことM6.5の地震でこれほどの多くの死傷者の数が出た。 2000年以来では、最大級の地震の発生で被害は広範囲に及び、昭通市魯甸県、巧家県、昭陽区、曲靖市、会沢県で死者が出た。 特に被害が酷かった魯甸県では人口密度が265人/平方キロメートルと全省の平均値の2倍の人口密集地区であった。 中国の中では、経済水準が低く貧困が多い県で農村ではレンガを合わせた土木構造をした住宅が一般的で耐震性がなかったことが原因。 12kmの浅い震源であったことから地盤に強い揺れを生じた。 被災地は、険しい地形で複雑な構造をしており、雨季、落石、地滑り、土砂崩れ、堰止湖など二次災害が起こりやすいところであった。 各界の対応
国際
義捐2014年8月15日17時までに集まった地震への義援金は5.361878億元であった。 政府自治体
企業
個人出典
外部リンク
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