静岡県立榛原高等学校
静岡県立榛原高等学校(しずおかけんりつ はいばらこうとうがっこう)は、静岡県牧之原市静波に所在する県立高等学校。 設置学科概要1900年に吉田村立堰南学校として開校した公立高校である。志太榛原地区(旧第7学区)で唯一の理数科設置校である。通称は榛高(はいこう)。 本校の起源である堰南(えんなん)学校は1900年に現在の吉田町に創立された。堰南の由来は、大堰川といわれた大井川の南側に位置していた為である。開校100周年事業としてその地には記念碑が立てられている。創立者は吉田村出身で浜松中学校教員であった浅井熊太郎。当初は中等教育に対してなかなか理解を得られなかったが、浅井の熱意により賛同者が広がり開校にこぎつけた。これにより志太榛原地区では初、県内5番目の旧制中学校となった。 かつては、志太榛原地区において有数の進学校であったが、近年では少子化により定員割れが続いている。 〈校訓〉至誠真剣 うそ、偽りのない心で、全力を尽くす。自分に、周りに、誠実な気持ちを持ち、やるべきことと真剣に向き合い、自分の役割を成し遂げる。 〈生活信条〉進取の精神 時を守り、礼を正し、場を浄める。 〈理念〉地域を、世界を、変える人になる。 ウォーターボーイズ、 唯野高校のプールのロケ地として使用された。 校歌作詞:丸山薫 作曲:平井康三郎 秀麗富士に理想を仰ぎ 悠久大井の語るを聴かん 山河明媚を誇れる国に 花さく園はわれらがつどい 六棟窓にはげみあり まなびは高く真理を拓く
英気うたいて夢わく郷に あこがれつよく放たん友よ 静波ここにきそいあり 進取を求め鍛えを越ゆる
大義あらたに踏みゆく道に 至純をむすぶ団欒はたのし 栄光とわに讃えあり こぞれよ今を榛原高校 沿革・出来事
榛原高校の特色HAFプロジェクト HAFプロジェクトとは、HAIBARA ACHIEVING FUTURES PROJECTのことで、榛原高校が地域などと協働したグローカルな教育課程編成や探究活動の実践を総称したもの。 地域創造探究(普通科) 地城創造探究 Ⅰ:地域(牧之原市)の課題などについて、グループでテーマを決めて探究活動を行う。一人一台端末を活用して、グループで協力しながら活動する。外部機関と連携し、専門からの丁寧な支援を受けながら、生徒たちが主体的に探究活動を進める。 地域創造探究 Ⅱ:自分の志望分野や1年次の課題別テーマ、地域や社会に関する諸課題などの中から、自分が興味・関心のある内容について、各個人が設定したテーマで探究活動を行う。 地域創造探究 Ⅲ:Ⅰ・Ⅱ での学びを活かし、地域や社会の将来を担う人材として、自己の在り方生き方について考える。論文作成や自己アピールなどのプレゼンテーションなどにも取り組む。 課題研究(理数科) 1年次にチームの協働や科学的な研究方法などの基礎を学び、2年次に理科・数学の分野からグループで課題を設定して探究(研究)活動を行う。 発展地域創造探究(普通科)希望制 地域と世界に目を向け、グローカルな視点で探究活動を行う。海外との交流や英語によるまとめ、発表等によって、グローバルな視点や英語コミュニケーション力を伸ばす。 学校行事4月 - 入学式・始業式・対面式・オリエンテーション 5月 - 生徒総会・中間試験 6月 - 榛の木祭 文化の部・体育の部 7月 - 期末試験・終業式・夏休み 8月 - 中学生一日体験入学・English Camp・始業式 9月 - 第1回オープンスクール・生徒総会 10月 - 中間試験・球技大会 11月 - 期末試験・芸術鑑賞会・第2回オープンスクール 12月 - 防災訓練・終業式・冬休み・進学説明会 1月 - 始業式・百人一首大会 2月 - 長距離走記録会 3月 - 卒業式・終業式・春休み・離任式 榛の木祭文化の部と体育の部によって構成され、毎年6月初旬ごろに開催される。文化の部は例年2日間に渡って行われ、1日目が文化部や有志の発表会を含む学内のみでの発表、2日目が一般公開日となる。体育の部は文化の部一般公開日から2日後に行われる。色別対抗リレーや台風の目、騎馬戦など様々な種目が行われる。また、伝統のフォークダンスも行われる。 球技大会毎年10月中旬に開催される。男子はサッカーかバスケットボール。女子はバレーボールかバスケットボールに分かれ、それぞれクラスごとに構成したチームで競う。 芸術鑑賞会毎年11月中旬に1年生が、静岡芸術劇場(グランシップ)に行き、SPACの舞台を鑑賞する。 修学旅行毎年12月初旬に2年生が、普通科は沖縄に3泊4日程度、理数科はアメリカ(ロサンゼルス)に5泊6日程度滞在する。 研修旅行(希望制)毎年12月下旬、冬休み初めに1・2年生から参加希望者を募り、4泊5日程度、国内または海外に滞在する。令和5年度までは新型コロナウイルスの影響で、研修先が南九州であったが、令和6年度は研修先がベトナムに変更になった。 百人一首大会 毎年1月初旬に1年生が参加する。 マラソン大会毎年1月下旬に大井川のリバティーロードで行われ、1・2年生が参加する。男子10km、女子7kmとなっている。男子で70分以内、女子で50分以内に完走できないと、後日学校敷地内で、当日見学した者とともに追マラソンなるものが行われる。当日の1か月ほど前から本番に向けて体育の時間に30分間走というトレーニングが行われる。新型コロナウイルスの影響で、令和2年度から開催が中止される。後に、長距離走記録会となる。 長距離走記録会毎年2月中旬に学校の敷地内で行われ、1・2年生が参加する。距離は男子が5.4km、女子が3.5kmとなっている。当日、記録会に参加しなかった者は後日学校敷地内で、追マラソンなるものが行われる。当日の1か月ほど前から本番に向けて体育の時間に時間走というトレーニングが行われる。 大学訪問毎年2月下旬、学年末テスト終了後に1年生が各大学を訪問し、大学の説明を受ける。普通科は、東海大学や神奈川大学など隣県の私立大学、理数科は東京大学などの国公立大学に訪問することが多い。 理数科行事理数科のみが行う各種研修・見学や実習などの行事。 ライブラリーコンサート図書委員会が毎年2回開催する任意参加の小イベント。文化部や有志の発表者が演奏や芸の披露を行う。 進学実績令和5年度は2人に1人(普通科40%、理数科80%)の割合で国公立大学に進学している。東京大学(既卒生)、京都大学などの上位国公立大学、慶應義塾大学、明治大学などの上位私立大学の合格者を毎年十数名ほど輩出している。また、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜にも力を入れている。 過去の主な進学・就職先(最近5か年)〈国立大学〉
〈公立大学〉
〈私立大学〉(一部抜粋)
部活動運動部文化部アクセスしずてつジャストライン 藤枝相良線・島田静波線「榛原高校入口」バス停から約100m。徒歩1分 しずてつジャストライン(特急)静岡相良線「静波海岸入口」バス停から約900m。徒歩10分 著名な学校関係者出身者
教職員経験者
出身中学校
近隣の中学校出身者がほとんどだが、遠方からの通学者もいる。 脚注関連項目外部リンク |
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