青葉台駅(あおばだいえき)は、神奈川県横浜市青葉区青葉台一丁目にある、東急電鉄田園都市線の駅である。駅番号はDT20。全ての種別の鉄道が停車する。
駅に隣接して、青葉台東急スクエアがある。
歴史
駅名の由来
1960年に免許された際の仮称駅名は「成合駅()」であった。これは当時の地名を取ったものである。
但し、実際の駅新設予定地の地名は恩田町であった。成合町は駅より北に離れた箇所にあったが、実は「成合」を名乗る地区は2ヶ所あり、駅設置予定地の北隣も恩田町字成合であった。特に駅設置予定地周辺を古来「恩田成合」と呼び、大山街道上には同名のバス停も設けられている。恩田町は2000年(平成12年)のこどもの国線通勤線化の際、恩田駅としてその名を冠した駅が実現している。
1965年(昭和40年)9月の常務会で「青葉台」に正式決定したが、これは「開発後も緑の豊富な街作りを」との想いから地名によらず命名されたものである。なお、地名も当駅開業翌年の1967年(昭和42年)に駅名を採って青葉台となっている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。
傾斜地に建設されているため、東側は掘割式、西側は高架式になっている。東側は人工地盤で覆われており、上部は青葉台東急スクエアの駐車場及びフィットネス館(アトリオドゥーエ青葉台)となっている。
改札口は、ホーム下1Fにある「中央口」と、下りホームに直結する「スクエア口(10:00 - 22:00)」の2か所である。
トイレは改札内コンコースに1ヶ所あり、多機能トイレも併設されている。
当駅はあざみ野管内(あざみ野駅 - 当駅間)にあり、急行停車駅でありながら駅長が配置されていない駅である。以前は、青葉台管区が存在していたため駅長が配置されていた。
のりば
設備
- 階段・エスカレーター・エレベーター
- バリアフリー対応
- ワイド改札口(各改札口に1か所ずつ)
- スロープ(改札外)
- タクシー乗り場:神奈川都市交通管轄である。
- 一部停車区域(一般車): タクシー乗り場の横にあり、送迎に利用可能。
- その他
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は96,457人である[東急 1]。
田園都市線の駅では長津田駅に次いで第6位。他路線と接続しない東急電鉄の単独駅では最も乗降人員が多く、同線駅長不在駅の中でも最多である。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度
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1日平均 乗降人員[* 2]
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1日平均 乗車人員[* 3]
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出典
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1980年(昭和55年)
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20,726
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1981年(昭和56年)
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22,468
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1982年(昭和57年)
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25,337
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1983年(昭和58年)
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30,050
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1984年(昭和59年)
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33,419
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1985年(昭和60年)
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35,981
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1986年(昭和61年)
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38,973
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1987年(昭和62年)
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40,423
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1988年(昭和63年)
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42,600
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1989年(平成元年)
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44,340
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1990年(平成02年)
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45,841
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1991年(平成03年)
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48,085
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1992年(平成04年)
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49,884
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1993年(平成05年)
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51,385
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1994年(平成06年)
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51,137
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1995年(平成07年)
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51,489
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[神奈川県統計 1]
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1996年(平成08年)
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51,498
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1997年(平成09年)
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50,959
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1998年(平成10年)
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50,652
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[神奈川県統計 2]
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1999年(平成11年)
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50,487
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[神奈川県統計 3]
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2000年(平成12年)
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50,721
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[神奈川県統計 3]
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2001年(平成13年)
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49,509
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[神奈川県統計 4]
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2002年(平成14年)
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102,257
|
52,034
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[神奈川県統計 5]
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2003年(平成15年)
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104,511
|
52,802
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[神奈川県統計 6]
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2004年(平成16年)
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106,373
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53,056
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[神奈川県統計 7]
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2005年(平成17年)
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107,258
|
53,612
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[神奈川県統計 8]
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2006年(平成18年)
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109,323
|
54,607
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[神奈川県統計 9]
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2007年(平成19年)
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110,524
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55,345
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[神奈川県統計 10]
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2008年(平成20年)
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110,410
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55,663
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[神奈川県統計 11]
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2009年(平成21年)
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110,038
|
54,947
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[神奈川県統計 12]
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2010年(平成22年)
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109,499
|
54,620
|
[神奈川県統計 13]
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2011年(平成23年)
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108,857
|
54,253
|
[神奈川県統計 14]
|
2012年(平成24年)
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110,439
|
55,046
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[神奈川県統計 15]
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2013年(平成25年)
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112,239
|
55,923
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[神奈川県統計 16]
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2014年(平成26年)
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110,427
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55,002
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[神奈川県統計 17]
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2015年(平成27年)
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112,144
|
55,883
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[神奈川県統計 18]
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2016年(平成28年)
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112,606
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56,092
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[神奈川県統計 19]
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2017年(平成29年)
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112,929
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56,254
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[神奈川県統計 20]
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2018年(平成30年)
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113,103
|
56,375
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[神奈川県統計 21]
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2019年(令和元年)
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[東急 2]110,999
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55,319
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2020年(令和02年)
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[東急 3]74,611
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2021年(令和03年)
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[東急 4]84,111
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2022年(令和04年)
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[東急 5]91,922
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2023年(令和05年)
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[東急 1]96,457
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駅周辺
渋谷方向(東)より見た駅ホーム。真上に青葉台東急スクエアフィットネス館が建設された(2008年4月8日オープン)。
駅前には、青葉台東急スクエアや飲食店等の店舗が立ち並んでいる。青葉台東急スクエア内にフィリアホール(青葉区民文化センター)がある。駅前を環状4号線が通り、近くには国道246号線も走っている。
公共施設
- フィリアホール(青葉区民文化センター)[1]
- 青葉台公園:きのこ公園(愛称)
- 桜台公園:横浜市広域避難場所に指定されている。
- 横浜市立青葉台中学校
- 青葉台コミュニティハウス・本の家
商業施設
- 青葉台東急スクエア[1];South-1本、別館・2・フィットネス館・North-1 - 4の8棟で構成される。
- 青葉台フォーラム - 東急コミュニティーが運営するホテル
- あすウェル青葉台
- ユーランド緑(駅前より送迎バスあり)
バス路線
駅から北へ向かうバス路線は、日本体育大学横浜健志台キャンパス、横浜美術大学、田奈高校、寺家ふるさと村、こどもの国、奈良北団地や鴨志田団地方面があり、東急バスが運行している。駅から南へ向かう路線は横浜市営バスと東急バスが中心で、十日市場駅、東洋英和女学院大学、横浜創英大学、霧が丘高等学校、大規模団地の横浜若葉台団地や霧が丘団地方面へ運行されている。
中山駅北口方面へは、横浜市営、東急、神奈中の三社が共同運行を行い頻繁に運行されている。但し共通定期券は未実施
また、神奈川中央交通が長津田駅北口、町田バスセンター(町田駅)行を運行している。
2016年(平成28年)3月以前は当駅を跨いで運行する路線(神奈中バス町71系統)が存在したが、当駅を境に町73系統(町田側)と90系統(中山側)に分割され廃止された。なお、町71系統は田園都市線開通以前より当駅を経由せずに運行され、開業後に当駅への乗入を行っていた。
2024年4月の青61(日体大)の連接バス導入に伴い、青56(緑山循環)は廃止された。そのため日体大を起点として緑山61.62系統が運行され、一部青61系統と接続運行がされている。
隣の駅
- 東急電鉄
- 田園都市線
- ■急行・■準急
- あざみ野駅 (DT16) - 青葉台駅 (DT20) - 長津田駅 (DT22)
- ■各駅停車
- 藤が丘駅 (DT19) - 青葉台駅 (DT20) - 田奈駅 (DT21)
脚注
注釈
出典
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- 東急電鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
青葉台駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク