青柳総本家
株式会社青柳総本家(あおやぎそうほんけ)は、愛知県名古屋市守山区瀬古一丁目に本社を置く製菓業者。ういろうなどの菓子類を、製造・販売している。 概要130年以上の歴史を持つ名古屋のういろうの老舗で、生産量・販売数は日本一である。 トレードマークは柳に飛びつくカエルをデザインしたもので、小野道風の故事(目標に向かって何度でも努力を繰り返す)から来ている。杉本健吉によりデザインされた。 主力製品のういろうと、英語で柳を意味する「willow」の発音が似通っているのは偶然の語呂合わせである。 1970年代から1980年代にかけては「フルール」のブランド名で洋菓子の製造・販売も行なっていた。 2018年(平成30年)9月、ららぽーと名古屋みなとアクルスの蔦屋書店内に「喫茶Willows」を開業した。 沿革
事業所愛知県名古屋市内
この他に、名古屋三越(栄・星ヶ丘)、松坂屋名古屋店、名鉄百貨店(名駅)、ジェイアール名古屋タカシマヤ、などに専門の売場を設置している。 関東圏主力商品ういろう「青柳ういろう」は登録商標である。東海道新幹線が開通した際に、名古屋名物として青柳のういろうだけ車内販売を許可されたことにより、ういろうは「名古屋名物」として有名になった[2]。 1969年(昭和44年)から流されているういろうCMの歌詞(くやしかったら言ってみな。白・黒・抹茶・あずき・コーヒー・ゆず・桜)が「上がり」なのか「あずき」なのかが話題になることがある。放送開始当初は「上がり」、1971年(昭和46年)頃 - 1977年(昭和52年)は「あずき」である。1977年(昭和52年)をもってCMが一時中止になっているが2002年(平成14年)に復活し、その後2007年(平成19年)10月をもって再び放送が中止された。復活した時の歌詞は「上がり」であった。「上がり」とは、こしあんの事である。 「ゆず」は1982年(昭和57年)休止、2002年(平成14年)再開、2008年(平成20年)再び休止、「珈琲」は1977年(昭和52年)休止、2002年(平成14年)再開、2007年(平成19年)再び休止したが、コーヒー業界の助言、洋菓子づくりの経験を持つスタッフなどの手によって復活し、2021年(令和3年)4月6日に販売を再開した[3][4][5]。 ういろうの商品名
その他の商品名
CM東海地方では上述のCMソングがよく知られている。上記CMの後継として、わらべ歌風に「あした天気になあれ、青柳ういろう」と歌うものもあった。CMは前述の東海道新幹線開業直後に関東や関西の放送局や他地区でも放送されていた時期があったが、現在は中京エリアのみの放送に留まっている。また、フルールのCMも有名だった。
スポンサー番組
汚染米事件米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米不正転売事件において、2007年(平成19年)12月〜2008年(平成20年)6月の製品に加工販売した事を明らかにした[6][7]が、工業用の農薬汚染米だと気がつかずに仕入れたと説明をし、後藤敬社長が謝罪をしている。 脚注
外部リンク
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