野上結貴

野上 結貴
名前
愛称 ガミ
カタカナ ノガミ ユウキ
ラテン文字 NOGAMI Yuki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1991-04-20) 1991年4月20日(33歳)
出身地 東京都杉並区
身長 180cm
体重 72kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 名古屋グランパス
ポジション DF
背番号 2
利き足 右足
ユース
1998-2003 若杉SC(杉並区立若杉小学校)
2004-2006 FORZA’02(杉並区立天沼中学校)
2007-2009 保善高等学校
2010-2013 桐蔭横浜大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012-2016 横浜FC 130 (6)
2016-2022 サンフレッチェ広島 183 (3)
2023- 名古屋グランパス 57 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月31日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

野上 結貴(のがみ ゆうき、1991年4月20日 - )は、東京都杉並区出身のプロサッカー選手Jリーグ名古屋グランパス所属。ポジションはディフェンダー(DF)

プロ入り前

通っていた若杉小学校のサッカースクールが校庭で練習する様子を見てサッカーに興味を持、1年生か2年生の頃にサッカーを始める[1]。サッカーと同時に野球もしており、サッカーでは当時はFWなどでプレーしていた[1][2]

天沼中学校に進学時には、スクールのコーチの勧めでFC東京の下部組織のテストを受けるが最終選考で落ち、自宅から通える距離にあったワセダクラブForza'02に所属した[1]

高校進学時にはForza'02のコーチの勧めもあり、自宅からも近かった保善高等学校に進学[1]。この当時は中盤の選手であった[2]。卒業後は桐蔭横浜大学に進学。

クラブ経歴

横浜FC

大学在籍中の2012年に横浜FC特別指定選手として加入[3]。4月27日のFC岐阜戦でJリーグデビューし、最終的にリーグ戦3試合に出場。12月10日に大学卒業後の加入内定が発表された[4]

正式に加入した2013年から3年連続で年間約40試合に出場を続けるが、2016年はチームの守備戦術の修正に伴って7月までの出場は8試合のみと大きく出場機会を減らしていた[3]

サンフレッチェ広島

2016年7月11日、サンフレッチェ広島への完全移籍が発表された。この年の広島は佐々木翔の長期離脱や、塩谷司リオデジャネイロオリンピック出場(オーバーエイジ枠)などで駒不足となった守備陣にコンバートが行われ、そのために負荷がかかった選手に怪我人が生じるなど人材不足が顕著な状態となっていた[3]。野上は緊急補強として加入した形だが、初年は広島特有の可変システム(ミシャ式)に適応できずにわずか数試合の出場に留まった[3]

2018年に城福浩が監督に就任すると、導入された4-4-2のセンターバックとして定着し、3バックに戻った2019年には佐々木翔・荒木隼人とともに鉄板のDF陣の一角に名を連ねた[5][6][7]ミヒャエル・スキッベが監督就任した2022年には塩谷司に右センターバックのスタメンを譲るも、8月頃からは右ウィングバックに移って定位置を確保した[5]

なお、2020年8月19日のJ1第11節・FC東京戦にてJ1通算22,500ゴールとなる得点を記録した[8]

名古屋グランパス

2022年12月2日、名古屋グランパスへの完全移籍が発表された[9]。当初は3バックの右センターバックでの起用が多かったが、2023年8月2日の天皇杯4回戦以降は右ウィングバックでの起用も増えている[10]

選手としての特徴

3バックの右センターバックを主戦場としながら、右サイドバック・右ウィングバック・守備的ミッドフィールダーなどでもプレー可能な守備のマルチロール[1][10]。体格的に決して恵まれてはいないが高さと速さには定評があり、空中戦と対人守備に強さがある[3]。守備的なポジションながらも、攻撃の起点となったりチャンスメイクにも関わる場面もある攻撃的DFともされ、吉田安孝は野上を「高い守備のスキルを持ちながら、攻撃の能力と貢献度も高い、非常に器用な選手」と評価している[10][3][2][6]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2012 横浜FC 30 J2 3 0 - - 3 0
2013 2 41 1 - 0 0 41 1
2014 41 5 - 1 0 42 5
2015 37 0 - 2 0 39 0
2016 8 0 - - 8 0
広島 J1 4 0 2 1 2 0 8 1
2017 24 0 6 0 2 0 32 0
2018 30 0 4 0 1 0 35 0
2019 33 1 2 0 1 0 36 1
2020 30 1 2 0 - 32 1
2021 37 0 1 0 0 0 38 0
2022 25 1 13 1 4 0 42 2
2023 名古屋 31 1 6 0 4 1 41 2
2024 26 1 9 1 0 0 35 2
通算 日本 J1 240 5 45 3 14 1 299 9
日本 J2 130 6 - 3 0 133 6
総通算 370 11 45 3 17 1 432 15
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2019 広島 2 4 0
通算 AFC 4 0

その他の国際公式戦

タイトル

クラブ

サンフレッチェ広島
名古屋グランパス

選抜歴

  • 2011年 関東大学選抜

脚注

  1. ^ a b c d e 月刊グラン6月号のご紹介[野上結貴選手インタビュー]”. 名古屋グランパス (2023年5月12日). 2024年12月29日閲覧。
  2. ^ a b c 【野上結貴インタビュー#1】攻撃の要は守備にあり。攻撃的なスキッベサッカーで存在感を増す鉄板DF”. ATHLETE WEB (2022年5月7日). 2024年12月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e f サンフレッチェ広島へ加入したDF野上結貴~塩谷に続けるか?J2屈指のDFの現在地”. shooty (2016年7月26日). 2024年12月29日閲覧。
  4. ^ 野上結貴選手 加入内定のお知らせ』(プレスリリース)横浜FC、2012年12月10日http://www.yokohamafc.com/news/2012/12/10/12086/ 
  5. ^ a b 野上結貴はどんな選手なのか?”. グラぼ (2022年12月11日). 2024年12月31日閲覧。
  6. ^ a b 【野上結貴インタビュー#2】佐々木、荒木と共に広島の守備を支えるキーマンが語る自身の強みとは。”. ATHLETE WEB (2022年5月8日). 2024年12月29日閲覧。
  7. ^ 【野上結貴インタビュー#3】守備の要が感じるDF陣の高い競争意識「常に上手くなりたい、成長したい」”. ATHLETE WEB (2022年5月8日). 2024年12月31日閲覧。
  8. ^ J1リーグ戦 通算22,500ゴール!』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月19日https://www.jleague.jp/release/post-64188/2020年8月20日閲覧 
  9. ^ 野上 結貴選手、移籍加入のお知らせ”. 名古屋グランパスエイト (2022年12月2日). 2023年2月16日閲覧。
  10. ^ a b c 「圧倒的に多くなった」 名古屋DF野上が語る“変化”と“不変”…CB→ウイングバックの役割変更「確かになくなった」”. FOOTBALL ZONE (2023年8月6日). 2024年12月29日閲覧。

関連項目

外部リンク

 

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