西田町(にしだまち)は福島県郡山市にある町。かつては福島県中通り東部、田村郡に属していた西田村だった。
概要
郡山市街の北東の山間部に位置する地域。農業が主産業だが、郷土玩具の三春駒や三春張子人形の製作も盛ん。また、和菓子メーカーのかんのやも本社工場を置いている。
郡山市との合併後の1995年に磐越自動車道郡山東インターチェンジが設置され、その後、国道288号郡山東バイパスも開通したことで利便性が向上し、橋梁メーカーの矢田工業が西田町へ事業所を移転する[1]など、農業以外の産業も生まれている。
歴史
年表
行政区域変遷
西田村村域の変遷(年表)
|
年
|
月日
|
旧西田村村域に関連する行政区域変遷
|
1889年(明治22年)
|
4月1日
|
町村制施行により、以下の村が発足。[2][3]
- 高野村 ← 丹伊田村・土棚村・高柴村・板橋村
- 逢隈村 ← 鬼生田村・木村・三町目村・大田村
- 巌江村 ← 白岩村・下白岩村・上舞木村・下舞木村・根木屋村・阿久津村・安原村・
横川村・山田村・芹沢村・南小泉村・北小泉村
|
1889年(明治27年)
|
7月23日
|
巌江村の一部(南小泉・北小泉と芹沢の一部)が分立し小泉村が発足。
|
1955年(昭和30年)
|
4月1日
|
高野村と逢隈村が合併し西田村が発足。
|
11月15日
|
巌江村の一部(芹沢・根木屋)は西田村に編入。
|
1965年(昭和40年)
|
8月1日
|
西田村は中田村とともに郡山市に編入され、消滅。
|
西田村村域の変遷表
|
1868年 以前
|
明治元年 - 明治22年
|
明治22年 4月1日
|
明治22年 - 昭和19年
|
昭和20年 - 昭和64年
|
平成元年 - 現在
|
現在
|
|
丹伊田村
|
高野村
|
高野村
|
昭和30年4月1日 西田村
|
昭和40年8月1日 郡山市に編入
|
郡山市
|
郡山市
|
|
土棚村
|
|
高柴村
|
|
板橋村
|
|
鬼生田村
|
逢隈村
|
逢隈村
|
|
木村
|
|
三町目村
|
|
|
|
大畑村
|
明治14年 大田村
|
|
李田村
|
|
根木屋村
|
巌江村 の一部
|
巌江村の一部
|
昭和30年11月15日 西田村に編入
|
|
芹沢村の一部
|
人口・世帯
人口
総数 [単位: 人]
世帯
総数 [単位: 世帯]
1955年(昭和30年) | 1,111 |
1965年(昭和40年) | 1,118 |
2010年(平成22年) | 1,308 |
2015年(平成27年) | 1,327 |
行政
市管轄の機関
産業
農業
工業
- かんのやの本社工場が立地
- 矢田工業(橋梁メーカー)の本社工場が立地
教育
- 義務教育学校
- 廃校となった学校
- 高野小学校
- 三町目小学校 - 旧西田村立三町目小学校1876年(明治9年)創立。
- 大田小学校 - 旧西田村立大田小学校1876年(明治9年)創立。
- 根木屋小学校 - 旧西田村立根木屋小学校1893年(明治26年)創立。
- 鬼生田小学校 - 旧西田村立鬼生田小学校1873年(明治6年)創立。
- 西田中学校 - 旧西田村立西田中学校、逢隈中学校と高野中学校の統合で1961年(昭和36年)開校。
交通
路線バス
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
祭事
- 4月 梅の里まつり(毎年4月上旬)
- 5月 高柴デコ祭り(毎年5月最後の日曜日)
- 5月~12月 西田町夕焼け市(第1・3金曜日夕方)[4]。
脚注
関連項目
外部リンク