雪村庵
雪村庵(せっそんあん)は、郡山市西田町大田字雪村(三春町に隣接)にある庵。室町時代の画僧雪村が晩年、当地を活動の処としたとされる。 歴史建築年不詳。現存する建物は、後世に再建されたもの。 1658年(明暦4年)、三春藩主秋田氏の菩提寺の僧侶一元紹碩が当時の古老から雪村が晩年に隠棲していた地であることを聞き、庵の扁額に書き残している。また、三春藩主秋田盛季に願い出て、雪村の死後に荒れ果てていた庵を再建し、桜梅山 雪村庵と名づけた。 なお、当地周辺は元々「李田」(すすもだ)という地名だったが、後に「雪村」と改称されている。 1968年(昭和43年)、本尊とされていた木造大日如来坐像(仏師乗円の作と考えられる)が県指定重要有形文化財に指定される。しかし、1980年(昭和55年)に盗難に遭う。 境内正面にはそれぞれ、「雪村桜」、「雪村梅」と名づけられたシダレザクラと梅の古木があり、桜の名所の一つに数えられている。また、庵の左手にある小道は裏の竹林の中にある、雪村の墓と伝えられる花崗岩の大きな石に通じている。 ギャラリー
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