西川口駅
西川口駅(にしかわぐちえき)は、埼玉県川口市並木二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。駅番号はJK 40。
概要
乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線であるが、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。駅西側(西川口)は歓楽街となっており、全盛期から規模が縮小したものの風俗店やガールズバーなどが集まる[2]。2000年代から埼玉県警の取り締まりが強化され、風俗店は数を減らしたが、その跡地に中国人が中華料理店を開業し、現在は「西川口チャイナタウン」を形成している[2][3]。
歴史
駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅管理を受託する川口駅管理の業務委託駅[10]。島式ホーム1面2線を有する[1]地上駅。橋上駅舎を備え、1階がホーム、2階がコンコースと自由通路になっている。指定席券売機と自動改札機が設置されている。東口側駅舎に5階建ての駅ビル「beans にしかわぐち」が併設されている。
近隣の川口駅や蕨駅よりも後から設置された駅であり、ホームの幅は狭い。そのため、バリアフリー工事では階段の幅を削ってエスカレーターを設置することができず、階段から離れた場所にエスカレーターを設置した。現在はエレベーターが設置されている。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
南側方面、川口駅との間に存在するオーバークロスは東北貨物線からかつて存在した川口駅貨物ホーム及びサッポロビール埼玉工場への連絡線の跡である。
1986年11月に川口駅貨物ホームは廃止され、南側は「キュポ・ラ」、北側は駐車場と保守基地となっている。現在もオーバークロスは保守基地と東北貨物線との連絡線として利用されている。
サッポロビールは2003年に閉鎖、跡地は2006年に「リボンシティ」として再開発され、マンションやアリオ川口が建設された。
発車メロディ
1
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Mellow time
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2
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春
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2013年11月10日から2014年1月10日まで「川口市民歌」を使用していた[11]。2018年11月1日から11月30日までは、同年4月に川口市が中核市へ移行したPRのために1番線は「川口市民歌」、2番線は「元気川口・御成道サンバ」を使用していた。
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改札口(2023年2月)
-
ホーム(2023年2月)
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は52,921人である[JR 1]。JR東日本全体では南浦和駅に次いで第80位である。
1980年度(昭和55年度)以降の推移は下表のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。
年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度
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1日平均乗車人員
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出典
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定期外 |
定期 |
合計
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1980年(昭和55年)
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18,789 |
38,685 |
57,474
|
|
1981年(昭和56年)
|
18,610 |
39,653 |
58,623
|
|
1982年(昭和57年)
|
18,424 |
39,064 |
57,488
|
|
1983年(昭和58年)
|
18,659 |
39,075 |
57,734
|
|
1984年(昭和59年)
|
18,668 |
37,436 |
56,104
|
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[備考 1]1985年(昭和60年)
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18,247 |
39,698 |
57,945
|
|
1986年(昭和61年)
|
17,376 |
37,308 |
54,684
|
|
1987年(昭和62年)
|
17,144 |
38,001 |
55,145
|
|
1988年(昭和63年)
|
18,145 |
40,314 |
58,459
|
|
1989年(平成元年)
|
18,747 |
41,499 |
60,246
|
|
1990年(平成02年)
|
19,413 |
43,064 |
62,477
|
|
1991年(平成03年)
|
19,940 |
43,609 |
63,549
|
|
1992年(平成04年)
|
20,049 |
43,931 |
63,980
|
|
1993年(平成05年)
|
19,884 |
42,978 |
62,862
|
|
1994年(平成06年)
|
19,259 |
41,920 |
61,179
|
|
1995年(平成07年)
|
18,905 |
41,134 |
60,039
|
|
1996年(平成08年)
|
18,902 |
41,294 |
60,196
|
|
1997年(平成09年)
|
18,659 |
40,393 |
59,051
|
|
1998年(平成10年)
|
18,800 |
39,181 |
57,980
|
|
1999年(平成11年)
|
18,943 |
38,385
|
[JR 2]57,328
|
[* 1]
|
[備考 2]2000年(平成12年)
|
18,988 |
38,195
|
[JR 3]57,183
|
[* 2]
|
2001年(平成13年)
|
18,451 |
35,460
|
[JR 4]53,910
|
[* 3]
|
2002年(平成14年)
|
18,531 |
34,628
|
[JR 5]53,159
|
[* 4]
|
2003年(平成15年)
|
18,784 |
34,122
|
[JR 6]52,905
|
[* 5]
|
2004年(平成16年)
|
18,765 |
34,117
|
[JR 7]52,882
|
[* 6]
|
2005年(平成17年)
|
17,831 |
33,412
|
[JR 8]51,243
|
[* 7]
|
2006年(平成18年)
|
16,972 |
33,220
|
[JR 9]50,192
|
[* 8]
|
2007年(平成19年)
|
16,976 |
33,470
|
[JR 10]50,447
|
[* 9]
|
2008年(平成20年)
|
17,000 |
33,917
|
[JR 11]50,917
|
[* 10]
|
2009年(平成21年)
|
16,827 |
34,157
|
[JR 12]50,985
|
[* 11]
|
2010年(平成22年)
|
16,576 |
34,658
|
[JR 13]51,234
|
[* 12]
|
2011年(平成23年)
|
16,429 |
34,092
|
[JR 14]50,522
|
[* 13]
|
2012年(平成24年)
|
[JR 15]16,885 |
[JR 15]34,611
|
[JR 15]51,497
|
[* 14]
|
2013年(平成25年)
|
[JR 16]17,256 |
[JR 16]35,813
|
[JR 16]53,069
|
[* 15]
|
2014年(平成26年)
|
[JR 17]17,610 |
[JR 17]35,715
|
[JR 17]53,326
|
[* 16]
|
2015年(平成27年)
|
[JR 18]18,212 |
[JR 18]36,819
|
[JR 18]55,051
|
[* 17]
|
2016年(平成28年)
|
[JR 19]18,514 |
[JR 19]37,404
|
[JR 19]55,919
|
[* 18]
|
2017年(平成29年)
|
[JR 20]19,084 |
[JR 20]38,359
|
[JR 20]57,444
|
[* 19]
|
2018年(平成30年)
|
[JR 21]19,342 |
[JR 21]39,229
|
[JR 21]58,571
|
[* 20]
|
2019年(令和元年)
|
[JR 22]18,934 |
[JR 22]40,127
|
[JR 22]59,062
|
[* 21]
|
2020年(令和02年)
|
[JR 23]14,395 |
[JR 23]31,192
|
[JR 23]45,588
|
[* 22]
|
2021年(令和03年)
|
[JR 24]16,336 |
[JR 24]30,801
|
[JR 24]47,138
|
|
2022年(令和04年)
|
[JR 25]18,362 |
[JR 25]32,084
|
[JR 25]50,446
|
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2023年(令和05年)
|
[JR 1]19,391 |
[JR 1]33,529
|
[JR 1]52,921
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- 備考
駅周辺
東口
東口駅前並木地区には西川口東口合格通り商店会がある。並木商店会の商店を中心に2009年5月より「アトム通貨」の運用をスタートした。
官公庁
学校
郵便局
金融機関
商業
病院
- 今井病院
- 齋藤記念病院
- 益子病院
- 岡崎病院
- 寿康会病院
- 西川口病院
- 埼玉厚生病院
- 鳩ヶ谷中央病院
- はとがや病院
公園・運動場
西口
中華料理店をはじめとする西川口チャイナタウンや性風俗店が広がる。また蕨市・戸田市の一部地域も徒歩圏内にある。
官公庁
- 西川口税務署
- 川口市役所西川口連絡室
- 川口市パスポートセンター
- 川口警察署西川口駅前交番
- 川口市南消防署横曽根分署
学校
郵便局
銀行
商業
病院
美術館
バス路線
すべて国際興業バスによって運行されている。
東口発着
1・2番のりばは東口駅前ロータリー内に、3 - 5番のりばは駅東口から徒歩2分程の並北通りにある[注釈 1]。これは東口ロータリーが狭いために本数の少ない系統及び当駅始発の深夜バスが1・2番のりばを利用し、比較的本数の多い系統は3 - 5番のりばを利用しているためである。
「西川100」系統川口オートレース場無料送迎バスは、新オートレース通り沿い、武蔵野銀行西川口支店前の専用乗車所から乗車する。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 西川05:朝日5丁目循環
- 西川05-2:朝日5丁目
- 3番のりば
- 4番のりば
- 5番のりば
- その他
- 西川100:川口オートレース場 ※レース開催日のみ
埼玉高速鉄道線が開業するまでは旧鳩ヶ谷市や川口市北部の住民の最寄り駅であり、当駅まではバスにてアクセスをしていたため、国際興業バス屈指のドル箱路線であった。特に平日の朝の時間帯は西川01鳩ヶ谷公団住宅~天神橋~西川口駅東口線や西川04もしくは西川04-2だけでは供給が足りず、西川02鳩ヶ谷ターミナル~西川口駅、西川03変電所~西川口駅線を運行し補充した。埼玉高速鉄道線の駅ができてからは、ややそちらに利用を変更した傾向がある。
西川口駅入口発着
西川口駅入口バス停は駅東口から徒歩7分程、新オートレース通りを進み「西川口駅入口」交差点を左折した場所、産業道路沿いの青木信用金庫並木町支店付近にある。みんななかまバス(川口市コミュニティバス)[注釈 3]の路線が発着する。
西口発着
西口の全乗り場は西口ロータリー内にある。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 京浜東北線
- ■快速・■各駅停車
- 蕨駅 (JK 41) - 西川口駅 (JK 40) - 川口駅 (JK 39)
脚注
記事本文
注釈
- ^ 駅東口より新オートレース通りを進み「西川口駅東口」交差点を右折するとのりばがある。
- ^ a b 降車専用のため乗車不可。
- ^ 運行は国際興業バス。
- ^ 2021年5月15日までは西川64(蕨駅西口行き)が発着。
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- 埼玉県統計年鑑
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 西川口駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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(大宮 - 東京間 : 東北本線、東京 - 横浜間 : 東海道本線、横浜 - 大船間 : 根岸線) | |
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