西和田駅(にしわだえき)は、北海道根室市西和田にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅である。電報略号はニシ。事務管理コードは▲110452[1]。
歴史
駅名の由来
開設当時の所在自治体名(和田村)に「西」を冠したもの[2]。現在は所在地の字名となっている。
「和田」の名称は、同地が1886年(明治19年)に福井県、石川県、新潟県、山形県、鳥取県の士族220戸1,083人からなる屯田兵第2大隊第1中隊によって開拓された際、当時の大隊長・和田正苗の姓にちなんで命名されたものである[9][10]。
その後、第2大隊第1中隊は増員により第4大隊へ格上げ・改組され、和田地区東部に第1中隊、西部に第2中隊を置おいた。これにより前者が「東和田」、後者が「西和田」と称されるようになり、地名となった。当駅はその「西和田」に所在する[10]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては交換設備を備えた。車掌車改造の待合所が設置されている。根室駅管理の無人駅。
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待合室(2018年9月)
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ホーム(2018年9月)
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度
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乗車人員(人)
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出典
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備考
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年間
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1日平均
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JR調査
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1978年(昭和53年)
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30
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[11]
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1979年(昭和54年)
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11,586
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(31.7)
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[12]
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1980年(昭和55年)
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11,592
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(31.8)
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1981年(昭和56年)
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9,282
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(25.4)
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1982年(昭和57年)
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7,708
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(21.1)
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1992年(平成04年)
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(5.0)
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[7]
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1日平均乗降客数10人
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2015年(平成27年)
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「10名以下」
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[JR北 1]
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2016年(平成28年)
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2.0
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[JR北 2]
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2017年(平成29年)
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2.6
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[JR北 3]
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2018年(平成30年)
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3.2
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[JR北 4]
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2019年(令和元年)
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3.6
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[JR北 5]
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2020年(令和02年)
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3.8
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[JR北 6]
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2021年(令和03年)
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5.0
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[JR北 7]
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2022年(令和04年)
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4.4
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[JR北 8]
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駅周辺
3kmほど離れたところにラジオNIKKEI根室送信所がある。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 根室本線(花咲線)
- □快速「ノサップ」
- 通過
- □快速「はなさき」
- 昆布盛駅 - 西和田駅 - 東根室駅
- ■普通(下りの一部は当駅通過)
- 落石駅 - *昆布盛駅 - 西和田駅 - **
花咲駅 - 東根室駅
- *:上り列車の一部は昆布盛駅を通過する。
- **:
打消線は廃駅。
脚注
出典
JR北海道
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
西和田駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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貨物支線(天寧〔初代〕 1940年廃止) | |
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貨物支線(天寧〔2代〕 1984年廃止) | |
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貨物支線(浜厚岸 1982年廃止) | |
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貨物支線(根室港 1965年廃止) | |
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*打消線は現役路線上の廃駅 |