第28回ブルーリボン賞(だい28かいブルーリボンしょう)は、1985年に鉄道友の会が選定したブルーリボン賞である。本項では、第25回ローレル賞(だい25かいローレルしょう)についても併せて記す。
概要
日本国内で使用する鉄道・軌道車両のうち、1984年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転に就いた新形式車両またはそれとみなせる車両[注釈 1]で、候補車両決定の時点で現に営業をしていることを概ねの要件とする選定候補車両25車種のなかから、ブルーリボン賞1形式、ローレル賞2形式が選定された。
選定車両
ブルーリボン賞
- 名古屋鉄道 8800系電車
- 全投票数3,962票(一人2票投票可能なため、総票数は7,924票[1])中、2,658票を得票[2]。日本初のハイデッカー形前面展望室、2・4・6人用コンパートメントを配した構成。旅客誘致のための新たな設備・スタイル・デザインが評価された[3]。
ローレル賞
- 帝都高速度交通営団 01系電車
- 得票数は名鉄8800系に次ぎ2位。斬新なデザインにより銀座線のイメージを明るくしたとされたことと、乗りやすくなったアコモデーション(接客設備)で授賞対象に選定された[2]。
- 樽見鉄道 ハイモ180形気動車
- 1984年に各地で多数開業した第三セクター鉄道向け車両の一つであるが、経済性の高いレールバスであることと、冷房装置を装備していることなどが評価された[2]。
候補車両
鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会が候補車両とした25車種。
脚注
注釈
- ^ 従来からある形式であっても設計変更を行い新規に製造された車両は、選考委員会の判断によって選定候補車両となるか否かが決定される。また、改造車両についても、選考委員会が選定候補とするか否かを決定する。
出典
参考文献
外部リンク