第14回20か国・地域首脳会合
第14回20か国・地域首脳会合(だい14かい20かこく・ちいきしゅのうかいごう、別名: G20首脳会合、G20金融サミット、2019年G20サミット首脳会議[1][2]、G20大阪サミット、英語: 2019 G20 Osaka summit)は、2019年6月28日から6月29日[3]に大阪府大阪市で開催された「G20」(主要20か国・地域)の首脳会合[4]。正式名称は「金融世界経済に関する首脳会合」(英語: Summit on Financial Markets and the World Economy)。 日本で初めて開催されたG20首脳会合となった[4]。会場は大阪国際見本市会場(インテックス大阪)[1][2]。 開催地選考![]() 2017年7月8日のG20首脳会合閉幕時に日本での開催が発表された[5]。開催都市の選定においては、大阪府[6]と大阪市[7][注 1]、愛知県[8]、福岡市[9]の4つの自治体が誘致を目指していた。 日本政府は、立候補都市でのホテルの収容人数や警備面などの実地調査をしていた[4]。一方、「日本を訪れる各国の首脳が天皇陛下と会見することも予想される」として、東京での開催を提案する声もあったが、東京都は首脳会合と同年に開催されるラグビーワールドカップに対する影響を考慮したため、誘致には消極的な立場だった[4]。 2018年2月20日、日本政府は首脳会合の開催地を大阪、財務大臣・中央銀行総裁会議の開催地を福岡に決定し、21日に内閣官房長官の菅義偉が正式に発表した[4][10]。首脳会合の開催地として大阪が選ばれた理由として、ホテルの客室数や警備体制などで総合的に判断したとしている[10]。 2018年4月2日、日本政府は首脳会合の開催日程と開催する関連閣僚会合を発表した[11]。関連閣僚会合として以下の8会合が行われた。
参加国・機関参加国・機関の一覧。37の国と機関が参加した[23][1][2]。
また、スイスが財務トラックのみ招待され、ウエリ・マウラー大統領が参加した[25][26]。 文化行事・夕食会6月28日夜、大阪城天守閣を背景とする記念撮影の後、大阪城公園内の西の丸庭園と大阪迎賓館で各国首脳らが参加する文化行事と晩餐会は開催された[27]。文化行事では狂言師・野村萬斎による「三番叟」の演出、ピアニスト・辻井伸行による「花は咲く」「ラ・カンパネッラ」の演奏とオペラ歌手・中丸三千繪による演唱が披露された[28]。晩餐会のメニューには泉州水ナス、但馬牛や太閤ごぼうなど関西地方の食材を使った料理があり[29]、飲み物には大阪府・岩手県・福島県の地酒、琉球泡盛、宮城県の紅茶などが含まれる[30]。 G20開催結果
G20開催に伴う影響
出来事
その他日本政府の開催関連経費(予算)は合計約484億5000万円(外務省339.8億円、警視庁が124.2億円、消防庁が9.5億円、厚生労働省が11億円)[41]。 関連項目脚注注釈
出典
外部リンク |
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