神奈川県立横須賀高等学校
神奈川県立横須賀高等学校(かながわけんりつ よこすかこうとうがっこう)は、神奈川県横須賀市公郷町三丁目にある県立高等学校。 概観ナンバースクールとも呼ばれる神奈川県立第四中学校を源流とする。 戦前は海軍兵学校、陸軍士官学校を目指す生徒が入学する学校として知られていた。「自主自律」と「文武両道」を掲げる。制服は指定されていないが、高校生らしい服装として男子は詰襟の学生服、女子はブレザーが標準服とされている。 最盛期には30を数えた全日制の学級数は少子化により21まで減少した。1960年代までは、定員に占める男子比率が常に8割を超えていた。 都立日比谷高校と並び、ノーベル賞受賞者(小柴昌俊)、五輪金メダリスト(猪熊功)、内閣総理大臣(小泉純一郎)を揃って輩出した学校である。 地理三浦半島中央部、平作川流域の平野部に立地する。山が迫る北側を除いて周囲は市街地となっており、住宅が密集している。運動場は北側の山腹にあり、平地にある校舎などとは高低差がある。最寄駅は横須賀線(JR東日本)の衣笠駅から徒歩約12分、または京急久里浜線の北久里浜駅から徒歩約25分。 沿革1908年 県下4番目の県立中学校、神奈川県立第四中学校として開校。 現在の横須賀市域では、横須賀町豊島町組合立横須賀高等女学校(現県立横須賀大津高校)に次ぎ2番目の、男子校としては初の旧制中等教育学校であった。初代校長は吉田松陰の甥である吉田庫三。 設立当初は規律正しく厳格な校風であったという。その後1913年に神奈川県立横須賀中学校、1948年には学制改革により現在の名称となる。 年表
全日制教育課程学年制を採用しており、生徒は3年間同じ学級で過ごす。クラス分けは入学時に選択する芸術科目(音楽・美術・書道のうち一科目)に基づいて行われる。 2018年より学力向上進学重点校エントリー校に指定された。 SSH2016年からは文部科学省からSSHの指定を受け、学校設定科目のPrincipia(プリンキピア)を設定している。 横高アカデミア総合研究大学院大学や横浜国立大学との教育事業連携協定を結び、高大連携の一環で「横高アカデミア」というキャリア教育プログラムを実施している。横須賀高校独自の試みとして、2010年度より開始。理系講座においては横浜国立大学理工学部、法文系講座においては慶應義塾大学や立教大学など首都圏大学の教授を講師として招聘し行われる。本講座は、大学受験の先を見据えた知の探求を目的としている。 入学試験2004年度入試までは横須賀三浦学区に所属していたが、現在公立高校の学区は撤廃されている。 2016年度の入試からは特色検査が実施されている。 学校行事学園祭例年9月下旬に体育祭・文化祭がそれぞれ隔年で開催されている。
一般行事
部活動一覧
主な戦績
定時制4年制がベースであるが3年でも卒業可能である。定通併修システムにて3年で約半分の生徒が卒業して行く。 (定通併修システムとは県立横浜修悠館高校と連携し修悠館高校の20単位を横須賀高校にて修得できるシステムである。従来の対面式授業システムではない。 教室は全日と共用(職員室・学習室・保健室の定時制のみ使用の独立教室がある。) 全日制の放課後に45分×4時限の授業を行う。 定通併修授業は16:25-17:20の0校時に開講している。0校時の定通併修授業は通信制の授業システムで行われる 定通併修授業は通信制と定時制教育を融合させた優れた教育システムである。 学生食堂(共用)を使用して給食も提供される。部活動は文化部・運動部共に少人数であるが活発に活動している。 施設校舎
その他施設
同窓会同窓会の名称は全日制が「朋友会」、定時制・旧明徳中では「明友会」となっている。前身である横須賀中学校の卒業生を含め、朋友会は現在2万人を超える会員を擁する。 著名な出身者五十音順 政治・行政
経済・経営
学術・研究
文化・芸術・芸能
マスメディア
スポーツ
その他注釈
関連項目外部リンク |